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学習塾でホームページ制作をする方法とは?ホームページ制作に必要なものを解説
少子高齢化や新型コロナウイルスが蔓延する世の中でも、伸び続ける学習塾市場。
文部科学省の学習指導要綱の改訂により、より一層子どもの教育に力を入れている保護者が増加しているのは事実です。
またこの記事をお読みの方の中にも、新しく事業を立ち上げるなら、「学習塾」と意気込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
学習塾を立ち上げるとなると、認知度を上げるために、ホームページ制作は必須です。ホームページ制作は、保護者からの信頼度を上げるだけでなく、学習塾の認知度アップにもつながるからです。
そこで今回は、個人塾でホームページを作成する際に参考となる情報をお届けします。
個人塾でホームページを作成する方法
ホームページを作成する方法は大きく分けて2つあります。
1つ目はホームページ作成ツールを使って自分で作る方法、2つ目は制作会社に依頼してホームページを作成してもらう方法です。
いずれの場合も予めホームページに盛り込みたいコンテンツや予算、納期、ホームページ公開後の運用方法などの条件を想定しておくことが大切です。
ホームページ作成ツールで作成する
ホームページ作成ツールで、個人塾のホームページを作成することができます。
最近は専門知識がなくても、自分で簡単にホームページを作成できるツールが増えています。ツールの選び方、作成する際に必要なものは本記事の後半で詳しく紹介します。
制作会社に依頼する
「自身でホームページを立ち上げるなんて大変すぎる……」とお考えの方には、制作会社への依頼がおすすめです。
制作会社へ依頼を行う際は、「依頼準備→ヒアリング・見積→発注」の流れとなります。
制作会社によって得意分野が異なるため、学習塾や予備校に実績がある制作会社を選ぶと良いでしょう。また予算や納期、運用の観点からも数社の制作会社を比較し、自身にあった業者を選定しましょう。
制作会社依頼と作成ツールどっちがいい?
では制作会社へ依頼する方法と、作成ツールを使う方法ではどちらが良いのでしょうか。ここからは両者の特徴を踏まえそれぞれの方法がどのような人に適しているかをご紹介します。
制作会社への依頼がおすすめの人
制作会社への依頼がおすすめの人は、「ホームページに関する知識がなく、勉強する時間もない」「プロの力を借りてクオリティの高いものを作りたい」といった方です。
一般的な費用や作成期間は表の通りです。
制作費用
10~50万円
運用費(月間)
〜1万円
作成期間
2週間〜3ヶ月
こちらに記載したものはあくまで目安です。作成するページ数によって料金は変動します。また作成する目的やホームページのイメージが固まっていないと、なかなかホームページの設計・構築段階に入ることができなかったり手戻りが発生してしまったりします。
デメリットは業者によってクオリティや料金が様々なので、業者選定が大変である点です。
参考元:Web幹事 10分で分かるホームページ制作の流れ・期間(元Webディレクターが丁寧に解説)
ホームページ作成ツールがおすすめの人
ホームページ作成ツールの活用がおすすめのひは、「とにかくお金をかけずに作成したい」「自身で作成する時間がある」といった方です。
一般的な費用や作成期間は表の通りです。
制作費用
〜1万円
運用費(月間)
〜1万円
作成期間
2週間〜2ヶ月
作成者の専門知識や技術によって制作期間は大きく変動します。ホームページ作成ツールの活用メリットは、制作会社との打ち合わせがない点や、作成したい時にスピーディーに対応できる点です。また、有料ソフトを使ったとしても制作会社に依頼するよりもはるかに費用を押させられる点もメリット。デメリットは、初心者の場合はツールを使いこなすまでに慣れが必要な点です。
ホームページ作成ツールを使うのは難しい?
では初心者がホームページ作成ツールを使うのは難しいのでしょうか。ここではツールの選び方をご紹介します。
ホームページ作成ツールの選び方
ツールを選ぶ上で基準となるのは、費用(初期+月額)、広告表示の有無、容量、独自ドメインです。
例えば、広告表示をさせない為には有料プランの利用が必要といったツールがあります。ソフトを選定する際は何を重要視するかを考えましょう。
また、塾向けサイトのフォーマットを用意している作成ツールもあります。特に初心者の場合は、ソフトを簡単に使えることができたり、サポートやマニュアルがあったりするものを選ぶ方が無難です。
参考元:FormLab 無料のホームページ作成ツール15選を一覧表で比較!おすすめのツールを解説
ホームページ作成のポイント
ホームページ作成のポイントは4つあります。
・SEO対策、MEO対策をする
・ホームページをスマホ対応にする
・保護者が必要とする情報を掲載する
・アクションさせる仕掛けをつくる
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
・SEO対策、MEO対策をする
ホームページ作成のポイントのひとつ目は、SEO対策・MEO対策です。
SEO対策とは、Googleなど検索結果で自身のホームページを上位表示させるための取り組み。最近はMEO対策といって、Googleマップで検索した際に上位に表示させる取り組みもあります。これらの対策をすることで情報を相手に届けることができます。
・ホームページをスマホ対応にする
次に、ホームページをスマホ対応化させることも大切。
総務省の情報通信白書によると、2019年におけるスマホの保有率は8割を超えているため、ほとんどの保護者がスマホから検索をかけると想定できるからです。
出典元:総務省「情報通信機器の保有状況」
スマホで見た際にPC表示のままだと、文字が見切れてしまったりクリックしにくかったりします。スマホ対応はSEO対策にもつながります。不本意な理由でユーザーがサイトを離れてしまうことを防ぎましょう。
・保護者が必要とする情報を掲載する
保護者が必要とする情報を多く掲載するのも、学習塾のホームページ制作で重要です。
「誰を対象にどのようなことを目的とした塾なのか」「その為にお金はいくらかかるのか」を気にされている保護者が多くいます。
そのため、まずは料金体系やカリキュラムの一例などを掲載しましょう。また、講師陣の紹介があることで安心してお子さまの指導を任せることができます。これら以外にも学習塾それぞれの特徴を生かして、掲載すべきコンテンツを検討しましょう。
・アクションさせる仕掛けを作る
ホームページを読んだ後に、問い合わせや資料請求、体験授業へ申し込みなどができるような仕掛けを作りましょう。これらのアクションへの導線を考えたレイアウトにすることもポイントです。
ホームページ制作に最低限必要なもの
作成する際、技術的に最低限必要なものは以下の3点です。
・ホームページを作成するソフトウェア
・サーバ
・ドメイン
まずはどのツールを使ってホームページを作成するか、ソフトウェアを決めましょう。使うツールによって後述する「サーバ」や「ドメイン」の契約方法も変わってきます。
サーバとは作成したホームページを置いておく場所です。サーバにホームページを置くことにより、世界中の人に公開することができます。
ドメインもホームページを公開する際に必要なもので、インターネット上にあるホームページの住所のようなものです。独自ドメインは「https」の後ろに塾名やキャッチコピーなど好きな文字列を入れることが可能です。
独自ドメインを使用している場合、レンタルしているサーバ会社がなくなってしまっても、ドメイン自体はなくなりません。そのため、別のサーバ会社で再度設定すれば、同じURLでホームページを表示させることができます。
生徒募集文言を決めるには
生徒募集文言を決める際に重要なポイントは、どんな文言であれば、読み手は興味を持つかを考えることです。
例えば「生徒募集中」と記載している塾と「◯◯対策講座開催中」と記載している塾。あなたはどちらの塾に通ってみようと思いますか?
恐らく多くの方は後者と答えるのではないでしょうか。なぜなら、その塾に通うことでどのような結果が得られるのか、このホームページを見たら人は次にどのような行動を取ったら良いのかが明記されているからです。
生徒募集文言を決めるためには、「誰に」「何に」来てほしいのかを訴求できるようなものにしましょう。
キャッチコピーを作るには
キャッチコピーの役割のひとつは、「読み手の目に留める」ことです。個人塾には大手学習塾にはない個性があるはずです。
他の塾とは違う点、自身の塾ならではの指導内容をキャッチコピーにすることがポイントです。まずは以下の例に示したように、塾の特徴を具体的に書き出してみましょう。棚卸しすることで特徴が明確化されます。
例:
・雰囲気
・カリキュラム(定期テスト対策/受験対策/学校の授業フォローなど)
・対象生徒
・費用
・施設や立地
キャッチコピーは当たり障りのない言葉ではなく、事実に基づいた具体的な言葉の方がインパクトがあります。また、幅広い人に刺さる言葉ではなく、狭い範囲に深く刺さる言葉にすることで集客につながります。お客様を惹きつけ、ホームページを読み進めてもらえるようなものを作りましょう。
個人塾開業なら「個人塾開業スタートアップガイド」の活用がおすすめ
個人塾開業に至るまでは、今回ご紹介したホームページ制作だけでなく、税金や保険、場所の確保などさまざまな問題が出てくるでしょう。
オンライン家庭教師のマナリンクでは、個人塾開業をお考えの方に向けて「個人塾開業のスタートアップガイド」をご用意しております。ひとつ一つ検索して調べるよりも、スタートアップガイドを持っておけば、学習塾開業に困ることはありません。
個人塾開業を不安に思われている方やご興味ある方は、ご活用ください。
まとめ
今回は、学習塾の開業を考えている方に向けて、学習塾のホームページ制作の方法を紹介しました。
情報社会と言われている現代では、個人塾にもホームページが必要です。初心者でも簡単に使えるホームページ作成ツールも多くあるので、ぜひ活用して集客アップにつなげましょう。
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。