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パワーポイントに手書きする方法とは?手書きする際に必要なおすすめのペンタブも解説
総務省の「2017年版 情報通信白書」の概要」では、「情報通信端末の世帯保有率の推移」が明らかになりました。結果は以下の通りです。
出典元:総務省「2017年版 情報通信白書」の概要」
上記のグラフから分かる通り、パソコンの普及率は2013年に81.7%でピークを迎えた後も高い普及率になっています。
スマートフォンも、2012年から徐々に普及率が上昇し、2016年にはパソコンの普及率とほぼ変わらない71.8%になりました。
この調査から6年経った2022年では、さらに普及率が上昇し、パソコンやスマートフォンを活用して授業を展開している方も多くいらっしゃることが予想できます。
パソコンやスマートフォンを利用した授業では、「パワーポイント」は主流のツールです。誰でも簡単にスライド作成が可能で、写真や画像の挿入もスムーズに行えますね。
ただ、パワーポイントの作成に慣れていくと「もう少し工夫した授業を作りたい」と意気込まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「手書きでメモやポイントを追加できたら、もう少し授業の幅が広がるのに...」と思われている方もいるでしょう。
そこで今回は、「パワーポイントで手書きする方法」に焦点を当てて解説していきます。パワーポイントで手書きができるようになれば、授業のわかりやすさやオンラインミーティングでのスムーズさも変わります。
この記事では、パワーポイントに手書きする際のペンタブ使用のメリット・デメリットやおすすめのペンタブまでご紹介します。
パワーポイントに手書きをする方法とは?
ここからは、パワーポイントに手書きをする方法を解説します。パワーポイントに手書きすることができれば、授業での指導の幅が広がることは間違いありません。パワーポイントの手書き方法を理解して、オンライン授業にも活かしていきましょう。
パワーポイントに手書きをする具体的な方法
パワーポイントに手書きする具体的な方法は、以下の4ステップです。
- 手書きしたいスライドを表示
- 「スライドショータブ」の「現在のスライドから」のボタンをクリックして、スライドショーを開始
- 手書きしたい部分で右クリック→メニュー表示
- メニューにある「ポインターオプション」で「ペンP」を選択
また、ペンの色を変えたい時は「インクの色」をクリックすれば、変更可能です。
パワーポイントで枠線・直線を手書き風にする方法
パワーポイントで枠線・直線を完全に手書きすることはできませんが、「手書き風」にすることは可能です。
まずは、枠線を手書き風にする方法から解説します。
- 「ホーム」タブ →「図形描画」→「フレーム」の順に選択。
- 「フレーム」を描きます。線の色は黒。スケッチスタイルは、フリーハンド、線の結合点を丸」に設定しましょう。
- 最後に、調整ハンドルを左端までスライドして、一重線にすれば完成です。
次に直線を手書き風にする方法を解説します。
枠線のように図形の直線にスケッチの適用はできないため、直線を手描き風にする際は、「表」で作った直線で設定していきます。
- 「挿入」→「表」→「罫線を引く」の順にクリック
- スライドをドラッグして適当な罫線を引く
- セルにカーソルが挿入された状態で「Esc」キーを押し、罫線全体を選択
- 「貼り付ける形式」から「画像(SVG)」を選択し、「OK」をクリック
- 「Ctrl + Shift + G」キーでグループ化を2回解除
- 不要な罫線を削除し、「線」を「スケッチスタイル:フリーハンド」「線の先端:丸」に設定
引用元:PowerPointで図形・枠線・直線を手描き風にする方法
以上の6工程を踏まえれば、直線を手書き風に仕上げられます。
パワーポイントのスライドショー中に手書きはできる?
「オンライン授業でも対面授業のように、ポイントを描写しながら授業を進めたい」ここからは、このようなご要望にお応えして、パワーポイントのスライドショーの中に手書きは可能かどうかを解説します。
以下の内容を読んでいただければ、ペンの色の変更方法やインクの消去方法まで理解できます。
パワーポイントのスライドショー中でも手書きは可能
パワーポイントのスライドショー中でも手書きは可能です。具体的な方法は以下の2ステップです。
ステップ①ペンをオンにする
スライドショータブを開き、ペンをオンにすることでスライドショーに手書きができます。今回解説する方法はWindows向けですので、macOSやWEBをご使用の方は、「Microsoftのサポートページ」をご覧いただくと解説を閲覧できます。
- 「スライド ショー」タブ を開く
- 「発表者ツールを使う」をオンに設定する
- 「スライドショー」タブを開く
- 「最初から」または 「現在のスライドから」 をクリックする
- スライド ショーを始める
ステップ②ポップアップでペンを選択する
次にポップアップでペンを選択する方法を解説しますので、以下ご参考ください。
まずは、発表者ツールを開きましょう。発表者ツールには、「ヘルパーボタン」の一部がスライドの左下に表示されます。 グレーのペンのアイコンをタップ。マウスポインターを閲覧者に表示する方法に設定します。
ペンのアイコンをタップすると、ポップアップメニューから「ペン」が出てくるのでペンを選択しましょう。
マウスをクリックしてドラッグすれば、スライドに描画が可能です。
その他の設定
ペンをオフにしたい場合は、スライドを右クリックしましょう。
「ポインターオプション」 を選び、「矢印のオプション」をクリックです。必要なオプションを選択すれば、ペンをオフにできます。
また、ペンの色を変更したい場合は、「発表者ツールのスライド左下にあるペンアイコンをクリック」または「ポップアップメニューのインクの色をクリック」の2つの方法があります。
何も設定しないと基本的にインクの色は赤色ですので、変更したい場合は使ってみましょう。
最後に、スライドに描画したインクを消去する方法を解説します。
- 書き込んだり、描画したりした内容を一部またはすべて削除するには、スライドを右クリックして、「ポインター オプション]」をポイントして、次のいずれかの操作を行います。
- [消しゴム] をクリックし、マウスのボタンを押したまま、消す部分に消しゴムをドラッグ
- スライドに書き込んだ、または描画した内容をすべて消す場合は、[スライド上のインクをすべて消去] をクリック
引用元:Microsoft プレゼンテーション中にスライドに描画する
パワーポイントで手書きする時ペンタブは必要?
ここからは、パワーポイントで手書きをする際にペンタブは必要かどうかを解説します。ペンタブの使用にはメリットとデメリットがあります。自分の目的や用途に合わせて、購入が必要であれば、ペンタブを活用しましょう。
ペンタブを使うメリット・デメリット
パワーポイントで手書きをする際のメリットは「文字が書きやすい」「直線が描きやすい」の2点です。
パワーポイントで授業をする際、ちょっとした説明をメモで入れたい時がありますよね。そんな時に、「指のタッチだとどうしてもいびつになってしまう...」「大事な授業、もしくはミーティングだから、メモでも綺麗に仕上げたい」このように思われている方も多いはずです。
そこで、ペンタブを使用すれば、普段のノート書きと同じような感覚で、不自由なく文字が綺麗に書けるようになります。
また、ペンタブを使用すれば直線も描きやすいため、表を説明する時にポイントの部分や動きを線で表現することができます。
さらに、ペンタブはZoom(Zoomのホワイトボードを含む)でも使用もできるのがポイント。「マウス操作が可能なこと=ペンタブでできること」と認識してもらえると、ペンタブの活用範囲のイメージが付くでしょう。
マウス操作が可能な範囲のため、ペンタブはデスクトップ画面や、WordやExcel上でも操作ができます。
反対に、パワーポイントでペンタブを使うデメリットは「操作に慣れるまで時間がかかること」です。
ペンタブの独特の筆圧感や液晶の操作に慣れず、操作に慣れるまで時間がかかってしまう人もいるのです。
ただ、筆圧感や液晶とPCの接続は設定で変えられるため、誰でもすぐに操作に慣れるでしょう
パワーポイントで手書きペンタブなら「XP-PEN StarG640」がおすすめ
パワーポイントで手書きするペンタブなら「XP-PEN StarG640」がおすすめです。
XP-PEN StarG640は、厚さはわずか2mmの軽さとコンパクトさを兼ね備えた、持ち運びやすいデザインが特徴です。
また、従来のXP Penのペンタブに比べて、画面が広く描きやすいです。
さらに、正確にペン先のタッチを反映できるペンもおすすめ。右利きの方でも左利きの方でも、使いやすい使用になっています。
また、ワコムが提供している「ワコム Intuos Small」もペンタブで手書きするなら高いコストパフォーマンスを発揮してくれます。
ワコム Intuos Smallは、8,145円と低コストで購入できるのが魅力的です。筆圧レベルは4096レベルで、かなり高性能です。
XP-PEN StarG640に比べると、機能面は劣りますが、パワーポイントでのメモやポイント書き程度なら十分に活用できるでしょう。
そのため、ワコムIntuos Smallは「まずは、お試しでペンタブを使用してみたい方」におすすめです。
まとめ
今回は「パワーポイントで手書きする方法」に焦点を当てて解説しました。
一見難しそうに感じるパワーポイントの手書きですが、設定を覚えれば誰でも簡単に操作できます。また、ペンタブを使用すれば、パワーポイント単体で手書きするよりも、さらにスムーズに授業運びができるようになるでしょう。
パワーポイントで手書きができるようになると、指導の幅が広がりますね。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひオンライン授業やミーティングでパワーポイントに手書きしてみてください。
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。