- TOP
- オンライン授業ガイド
- オンライン授業のやり方
- Google Meetで画面共有できない時の問題と解決方法!ipadでの対処法も紹介
Google Meetで画面共有できない時の問題と解決方法!ipadでの対処法も紹介
2020年に行われた文部科学省の「遠隔教育システムの効果的な活用に関する実証 成果報告会」の発表では、初等教育における遠隔授業の実施状況が明らかになりました。
今回は、全ての初等教育機関で遠隔授業(オンライン授業)が活用できるように、実施状況を把握するための調査でした。調査結果は以下の通りです。
出典元:文部科学省「遠隔教育システムの効果的な活用に関する実証 成果報告会」
上記のグラフの割合だけを見ると、オンライン授業を実施をしていない学校が大半を占めていることがわかります。
しかし、学校数で見てみると、オンライン授業を実施している学校は、2,032校。意向はあるが、オンライン授業を実施できていない学校は3,493校。
オンライン授業へいずれ移行したい学校も合わせれば、5,000校以上の学校が、オンライン授業に積極的な考えを持っていることが明らかです。
そのため、この記事をお読みの方の中にも、オンライン授業を実施している、もしくは実施する予定がある講師の方がいらっしゃるでのはないでしょうか。
オンライン授業を実施するにあたり、Google Meetは使いやすさ、利便性の高さから、多くのオンライン授業実施者に好まれているツールです。
しかし、オンライン授業ではどんなツールを使おうと、アクセストラブルは付き物。画面が固まってしまったり、画面共有ができなかったりと、いくつかのトラブルを抱えている講師の方もいらっしゃるでしょう。
そこで、今回はGoogle Meetで画面共有できないとお悩みの方に向けて、問題と解決方法を解説します。
Google Meetで画面共有できない時の問題と解決方法
Google Meetを活用していると、ふと画面共有できない場面があるかもしれません。今までは問題なくできていたのに、ボタンが動かなくなってしまったり、他の講師が画面共有できなくなってしまったりといくつか問題が出てくる場合があります。
ここからは、Google Meetで画面共有できない時の問題と解決方法を紹介します。
- 問題①スマホで画面共有できない
- 問題②画面収録権限がないと出る
- 問題③画面共有ボタンがグレーのまま動かない
- 問題④ホスト以外が画面共有できない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
問題①スマホで画面共有できない
スマホで画面共有できない時は、以下の4つの解決方法があります。
- 電波が良い場所に移動する
- Wi-Fiに接続する
- Google Meetに入り直す
- スマホを再起動させる
まず、スマホで画面共有できない時は、「電波が良い場所に移動」しましょう。
スマホが回収している電波は、建物に当たって反射したり、建物が多い場所では電波は回りこんでいたり、さまざまな影響を受けています。
そのため、同じ回線を使用していて、同じ部屋にいても、場所が異なるだけで電波の良し悪しが変わってきます。
「電波が届きにくい」と感じる時は、部屋の窓際や屋外に移動することをおすすめします。
また、「Wi-Fiに接続する」ことも、スマホで画面共有できない時の対処法です。Wi-Fiの平均速度は、約70Mbps。Google meetで画面共有する際に必要な速度は、30〜60Mbpsと言われているのでWi-Fiに接続すれば、十分まかなえます。
ただし、Wi-Fiが届く距離は100mほど。Wi-Fiルーターからあまりにも離れた場所にいては、電波は悪いままなので、Wi-Fiルーターの近くに移動するようにしましょう。
次に、「Google Meetに入り直すこと」で、画面共有ができる場合があります。何らかのアクセストラブルで、画面共有が上手く作動していないかもしれません。
最後に、「スマホを再起動させてみる」ことも試してみましょう。
一般的に、端末を再起動させることによって、メモリがリフレッシュされ、動作が改善されることがあるからです。
スマホで画面共有できない時は、今紹介した4つの方法を試してみましょう。
問題②画面収録権限がないと出る
画面収録権限がないと表示される時は、以下の方法で対処できます。
【前提条件】macOS® Catalina® バージョン 10.15 以降が搭載されている Apple® Mac® パソコンの場合は、Firefox® または Chrome ブラウザで画面を録画できるように設定してください。
- [システム環境設定] [セキュリティとプライバシー] をクリックします。
- [プライバシー] をクリックします。
- 左側の [画面の録画] をクリックします。
- Mac の場合: 変更するには左下の鍵アイコンをクリックします。ウィンドウでパスワードを入力 [ロックを解除] をクリックします。
- 右側の [Google Chrome] または [Firefox] のチェックボックスをオンにします。
引用元:Google Meetヘルプ Google Meetで画面共有が出来なくなった原因と対処法
問題③画面共有ボタンがグレーのまま動かない
画面共有ボタンがグレーのまま動かない時は、Google Meet内の画面をクリックすれば直る場合があります。
スクリーンのどこをクリックしても構わないので、押してみると良いでしょう。
問題④ホスト以外が画面共有できない
Google Meetでホスト以外が画面共有できない時は、ホストの権限で他のユーザーが画面共有できない設定になっている可能性があります。
その場合は、ホストの方に尋ねて、Google Meet画面右下にある「主催者用ボタン」→「全員に許可」項目のボタンから「参加者の画面を共有」にチェックを入れてもらうように頼みましょう。
これでも解決しない場合は、アクセス許可が降りていない可能性があります。
アクセス許可は、デスクトップ画面の「設定」から「プライバシー」クリックし、「カメラ」の順に進みます。
「このデバイスのカメラへのアクセスを許可する」項目が無効化になっている場合は、「変更」ボタンをクリック。無効化が変更になれば、他のユーザーのアクセスが有効になります。
次に、「アプリがカメラにアクセスできるようにする」のボタンを「オン」を押しましょう。この工程を踏めば、他のユーザーへのアクセス許可が設定でき、ホスト以外の画面共有が可能になります。
【mac・windows別】Meetを介さず直接画面共有する方法
ここからは、Meetを介さずにできるmacとwindowsそれぞれの画面共有設定方法を紹介します。
この場合の画面共有とは、1台の親となるPCに、複数の子となるPCが接続し、特定のユーザーが同時接続してPC利用できる状態を指します。
親となるPCも子となるPCもそれぞれ画面共有の設定方法があるので、是非覚えておきましょう。
mac版画面共有の設定方法
mac版「親」となるPCの画面共有の設定方法
- 画面の左上隅にあるアップルのマーク「アップルメニュー」をクリックします。
- 「システム環境設定」→「共有」の順にクリックします。
- 【確認】「リモートマネージメント」にチェックが入っている場合は、チェックを外します。
- 「画面共有」をクリックします。
- 「アクセスを許可」をクリックします。
- 画面共有したいユーザーを選択します。
mac版「子」となるPCの画面共有の設定方法
- macにもともと搭載されているファイルマネージャー「Finder」をクリックします。
- 項目から共有したいPC(親のPC)を選びます。
- 「パスワード」を入力(親のPCの管理者パスワードを入力)します。
画面共有をオンにしたままだと、乗っ取られてしまう可能性があります。そのため、macで画面共有をオフにする設定方法も覚えておきましょう。
- 「アップルメニュー」→「システム環境設定」→「共有」
- 「画面共有」に付いているチェックを外せば、完了です。
windows版画面共有の設定方法
windows版の画面共有は、windows11とwindows10でそれぞれ異なるため、2つに分けて解説します。
windows11
- [開始] > [設定] > [システム] > [この PC へのプロジェクション ] を選択します。
- [この PC を投影するワイヤレス ディスプレイ オプション機能を追加する] から、[オプション機能] を選択します。
- [オプション機能の追加] の横にある [機能の表示] を選択し、“ワイヤレス ディスプレイ“ と入力します。
- 結果のリストから [ワイヤレス ディスプレイ] の横にあるチェックボックスを選択し、 [次へ] を選択してから、[インストール] を選択します。
- “ワイヤレス ディスプレイ“ をインストールしたら、[設定] の [この PC に投影] ページで [戻る] を選択して投影設定を管理します。
- 投影先の PC で、タスクバーの検索ボックスに “アプリの接続“ と入力して、結果のリストで [接続] を選択します。
- 投影元のデバイスで、画面のミラーリング設定 (キャスト設定とも呼ばれます) に移動し、接続する PC を選択します。 PC から投影している場合は、Windows ロゴ キー + K を選択して、接続する PC を選択することもできます。
引用元:画面のミラーリングと PC の投影 - Microsoft Support
windows10
- [開始] > [設定] > [システム] > [この PC へのプロジェクション ] を選択します。
- [この PC を投影するワイヤレス ディスプレイ オプション機能を追加する] から、[オプション機能] を選択します。
- [機能の追加] を選択し、「ワイヤレスディスプレイ」と入力します。
- 結果のリストから [ワイヤレス ディスプレイ] の横にあるチェック ボックスをオンにして、[インストール] を選択します。
- ワイヤレス ディスプレイがインストールされたら、[設定] にある [この PC へのプロジェクション] ページから設定を管理します。
- 投影先の PC で、タスクバーの検索ボックスに “アプリの接続“ と入力して、結果のリストで [接続] を選択します。
- 投影元のデバイスで、画面のミラーリング設定 (キャスト設定とも呼ばれます) に移動し、接続する PC を選択します。 PCから投影する場合は、Windows ロゴ キー + Kを選択し、接続する PC を選択することもできます。
引用元:画面のミラーリングと PC の投影 - Microsoft Support
画面共有中にエラーが発生しましたと出る...ipadでの対処法
ipadで「画面共有中にエラーが発生しました」と出る時は、スマホと同様4つの対処法を試すことをおすすめします。
- 電波が良い場所に移動する
- Wi-Fiに接続する
- Google Meetに入り直す
- ipadを再起動させる
何らかの障害により、アクセスが途切れて「画面共有中にエラーが発生しました」と出てしまうことがあります。まずは、通信環境の見直しとipadを再起動させて端末をリフレッシュさせましょう。
まとめ
今回は、Google Meetで画面共有できないとお悩みの方に向けて、問題と解決方法を解説しました。
画面共有できない時は、電波が良い場所に移動したり、Wi-Fiに接続したりするなどさまざまな対処法があります。
まずは、今回解説した対処法を試してみましょう。
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。