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Googlemeet でオンライン授業をする方法とは?基本的な機能やシチュエーション別に活用方法をご紹介

2022/7/13
Googlemeet でオンライン授業をする方法とは?基本的な機能やシチュエーション別に活用方法をご紹介

文部科学省が発表した「​​令和3年度前期の大学等における授業の実施方針等について」では、大学の令和3年度前期における対面・遠隔授業の実施方針が明らかになりました。結果は、以下の通りです。


令和3年度前期の大学等における授業の実施方針等
出典元:文部科学省「​​令和3年度前期の大学等における授業の実施方針等について」

上記のグラフから分かる通り、対面授業は増えてきたものの、まだまだオンライン授業を併用しながら授業を進めている大学が多くあることがわかります。

大学数で見ると、ほとんど対面は307大学、7割が対面は188大学、半々は154大学、ほとんど遠隔は25大学であったため、700近くの大学がオンライン授業を取り入れていることが明らかです。

そのため、この記事をお読みの方の中にも、オンライン授業にシフトを考えている方もいれば、もともと行っていたオンライン授業を継続させる予定の方もいらっしゃるでしょう。

しかし、オンライン授業と言っても、講師も生徒も使いやすく機能性も優れているツールを使いたいご要望もあるはず。

今回ご紹介するGoogle Meetはパソコンさえあれば、誰でも参加できるオンラインツールです。オンライン授業でよく用いられているZoomは、機能性が優れていて便利ですが、インストールや初期設定など講師や生徒に負担となる工程があるでしょう。

その点、Google Meetはアクセスさえすれば、オンライン授業を受けられるため、多くの塾講師や生徒に好まれています。

そこで今回は、Google Meetを活用したオンライン授業の流れやオンライン授業で使用できる基本的な機能をご紹介します。

この記事を読んでいただければ、シチュエーション別にオンライン授業を行う方法まで理解できます。

Google Meetでのオンライン授業の流れ

Google Meetを使ってオンライン授業をする場合、「会議コード」を取得する必要があります。会議コードは10文字の文字列のパスワード。会議コードを生徒に共有しないと、生徒はオンライン授業の会議に入れません。

会議コードを作成するには、まずはブラウザでGoogle Meetにアクセスしましょう。次に「新しい会議を作成」→「次回以降の会議を作成」の順にクリックすれば、作成できます。

作成された会議コードは、チャットやメールで共有したり学校のウェブサイトで一覧で表示したりして生徒に共有しましょう。

また、Google MeetはGoogle Classroomを用いても、オンライン授業を行うことができます。

Google Calssroomの場合は、​​画面の左側にある「リンクを生成」をクリックすれば、準備が完了してしまうシンプルなシステム。

授業の際は講師も生徒も、教室を移動するように時間割に合わせて作成されたルームに移動することができます。

Google Classroomの場合も、講師側の登録や準備の手間がほとんどないのが大きなメリットです。

オンライン授業で活用できる基本的な機能

GoogleMeetを使用して、オンライン授業で活用できる基本的な機能は「画面共有」と「画面録画」です。それぞれの使い方を理解して、スムーズにオンライン授業で活用できるように備えましょう。

画面共有

Google Meetでは、オンライン授業で提示したい資料やパワーポイントを画面共有で生徒に見せることが可能です。画面共有方法は以下の通り。

  1. Meet のビデオ通話に参加します。
  2. 画面下部の画面を共有 をクリックします。
  3. [あなたの全画面]、[ウィンドウ]、[タブ] のいずれかを選択します。
    • Chrome のタブを共有すると、そのタブの音声もデフォルトで共有されます。
    • 別のタブを共有するには、共有するタブを選択し、[代わりにこのタブを共有] をクリックします。
  4. [共有] をクリックします。
  5. 省略可: 共有画面の固定を解除してタイル表示にするには、固定を解除 をクリックします。これで、画面共有中により多くの参加者を会議画面に表示できるようになります。


引用元:ビデオ通話中に画面を共有する - パソコン - Google Meet ヘルプ
画面共有 解説
実は、教室で用いるプロジェクターを通した資料提示は、どんなに解像度が高いプロジェクターでも、カメラを介すだけで解像度が落ちてしまいます。

そのため、細かく見せたい理科や社会の資料などでは、オンラインツールを用いた画面共有を活用する方が向いているのです。

ただし、共有する資料やアプリケーションに応じて、「ウィンドウ」「タブ」「全画面(デスクトップ)」のどれが好ましいか変わってくるので、使い分けていきましょう。

パワーポイントや電子教科書の資料など、特定のアプリケーションを共有したい時は「ウィンドウ」から共有しましょう。

Chromeのブラウザ内に限りGoogle スライドやWebサイトを提示したいときは「タブ」からの共有が向いています。

「全画面(デスクトップ)」の場合は、自分が見ている画面をそのまま共有できるため、操作性はスムーズです。しかし、PCへの負荷が大きかったり、流してはいけない情報まで写してしまったりする可能性があるため、オンライン授業ではなるべく使わない方が良いでしょう。

タブレットでは「画面のブロードキャスト」が「全画面(デスクトップ)」に該当します。

PCでもタブレットでも、オンライン授業を行う際は、成績処理中のシートや会議のPDFなどを全画面(デスクトップ)に出しておかないように注意しましょう。

画面録画

画面録画をしておけば、生徒が後でオンデマンド視聴できたり、他の講師とも簡単に共有できたりするため便利です。

画面録画を行いたい場合は、G Suiteの管理画面上で、Google Meetの録画機能を有効化しておく必要があります。有効化の方法は以下の通り。

  • G Suiteの管理画面にアクセス
  •  G Suite 管理者アカウントでログイン
  • 真ん中の列にある「アプリ」をクリック
  •  「 G Suite – G Suite コアサービス」の中にある「Google Meet」をクリック
  •  「 Meet の動画設定 」の「開く」をクリック
  • 「 ユーザーに会議の録画を許可します」にチェックを入れる


録画したビデオは、​​オンライン授業主催者の Google ドライブにSBV ファイルとして保存されます。

ただし、画面録画は生徒(相手側)の許可を取った上で行うようにしましょう。

【シチュエーション別】GoogleMeetでのオンライン授業方法

ここからは、シチュエーション別にGoogleMeetでのオンライン授業の方法を解説します。

  • マンツーマンの場合
  • 先生が一人で、生徒だけが複数の場合
  • 先生と生徒が複数の場合


それぞれ詳しく見ていきましょう。

マンツーマンの場合

マンツーマン授業をGoogle Meetで行う場合、以下の方法で、オンライン授業を開始させます。

  1. Google Meet にアクセスします。
  2. [新しい会議を作成] をクリックします。
  3. 次のいずれかを行います。
    • 次回以降の会議を作成:
      • 今後の会議の詳細を共有するには、会議のリンクをコピーして参加者と共有します。
      • このリンクを使用して会議を直接開始するには、リンクをブラウザに貼り付けるか、[会議コードまたはリンクを入力] 欄にリンクを入力 [参加] をクリックします。
    • 会議を今すぐ開始: 新しい会議を作成し、その会議に直接参加します。
    • Google カレンダーでスケジュールを設定: Google カレンダーに移動して会議のスケジュールを設定します。


引用元:​​Google Meet のビデオ会議を開始またはスケジュール設定する
新しい会議を作成 解説
Google Meetは、記載されている通り、Googleカレンダーと連携させてスケジュールの管理が可能です。

そのため、フリーランスで多くの生徒さんを請け負っていたり、全体の授業をスケジュールに落とし込むのが面倒と感じる方でも、スムーズに管理できます。

先生が一人で、生徒だけが複数の場合

先生が一人で、生徒が複数の場合、「ブレイクアウトルームの活用」や「Google Meetで授業参観の開催」がおすすめです。

ブレイクアウトルームとは、参加者を少人数グループに分けられる機能。ブレイクアウトルームを活用すれば、グループごとにディスカッションや発表が行えます。

ブレイクアウトルームは、事前準備の段階はGoogleカレンダーから、オンライン授業中は画面下のアイコンからすぐに作成できるため、とても便利な機能です。

また、Google Meetでは、授業をライブで配信し、保護者様にはGoogle Meetから拝見してもらう形でオンライン授業参観を行えます。

教室に50人以上の人が集まり、密になるのを防ぐため、多くの学校で取り入れられている新しい授業参観の方法です。

ただし、保護者様には、事前にGoogle Meetの使用方法や参加方法が示された資料を配布し、スムーズに接続できるよう十分な配慮が必要です。
ブレイクアウトルーム 解説

先生と生徒が複数の場合

先生と生徒が複数のオンライン授業の場合、「主催者権限の付与」を行うようにしましょう。

主催者権限の付与を行えば、オンライン授業主催者のユーザーから指定された人は、画面共有やメッセージの送信が可能になります。

複数の先生で授業を回したい時や、生徒が自ら画面共有を使用して発表をする時などに活用すると良いでしょう。
共同主催者を追加 解説

まとめ

今回は、Google Meetを活用したオンライン授業の流れやオンライン授業で使用できる基本的な機能を紹介しました。

Google  Meetはアクセスさえすれば、手間や工数をほとんどかけず、スムーズにオンライン授業を実施・受講できる便利なツールです。

しかし、対面授業のようにスムーズに授業が運ばず、接続トラブルや上手く資料を共有できないなどの問題が出てくる可能性もあります。

そのため、今回ご紹介した内容を参考に、シチュエーション別にGoogle Meetを使い分けたり、画面共有の仕方を復習したりしておくことが大切です。

また、zoomを用いた授業の違いは、「zoomとgoogle Meetの違いは?料金・参加人数・時間を徹底比較!」に記載しておりますので、ご興味ある方はご参考ください。

免責事項

こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。