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アダプティブラーニングとは?授業への導入方法とおすすめのプラットフォーム

2021/7/6
アダプティブラーニングとは?授業への導入方法とおすすめのプラットフォーム

はじめに

最近日本でも東京都の麹町中学校で実践され、注目を集めている新しい学習法がアダプティブラーニングです。アダプティブラーニングとは、AIを用いて個別最適化された学習法のことを言います。この学習法が注目を集める背景には、教育の質の向上や働き方改革、IT化があります。

今回はよりよい授業を届けたい指導者や教育の質を上げたい先生に向けて、アダプティブラーニングのメリットやその活用事例について紹介します。ぜひ生徒の深い学びにつながる授業の参考にしてください。

アダプティブラーニングとは


アダプティブラーニングでは個々の生徒の理解度や達成度などの進捗状況から、学習内容やスケジュールなどを調整した上で学習プログラムを決定します。さらに、その成果をAIシステムがフィードバックし、より効果的なプログラムへとブラッシュアップしていきます。

学習者それぞれの得意なこと苦手なこと、正解や間違えるところは違いますよね。そこで苦手を克服したり、得意を伸ばすような学習プログラムを設計するのが個別最適化された学習というわけです。

アクティブラーニングとの違い

2つの違いはプログラム内容かシステムかという点です。アクティブラーニングは学習者主体の学習プログラムのこと。アダプティブラーニングは学習能率を高める学習システムです。

どちらも学習者の学びを促進するという点では間違いありません。ですが、グループ学習やディスカッションといった学習方法を実践するのがアクティブラーニングなので、AIで学習内容を決定するシステムとは違いますね。

アダプティブラーニングのメリット・効果


アダプティブラーニングのメリットは学習者だけでなく、教える側にも大きなメリットがあります。

  • 過去の膨大な学習データを有効活用

統計データを用いてつまずきやすいところを重点的に学習できます。また蓄積したデータから個人個人に合わせて解くべき問題を選りすぐって学習をサポートします。

  • 知識のインプットを効率化

集積したデータから理解している内容はパスして、苦手な問題だけ集中的に学習できます。そうして効率的に知識のアウトプットをAIが分析して進めています。

  • 1人ひとりの学習効果を最大化

1人ひとりに合わせて苦手な分野では復習問題を用意し、得意な分野では難しい応用問題を設定できます。これまでの学習では個別でのレベル設定が難しく、全員で同じ問題を解くため進捗に差がありました。です個別に課題を提案するので、その差が解消できます。

  • 学習履歴が最適なフォローアップにつながる

生徒の検索履歴や学習した内容や経過時間から、教師は適切なフォローが可能です。問題なく進んでいる生徒には自主的に進めてもらい、そうでない生徒には声をかけてサポートすることができます。

  • 進捗状況の把握がしやすい

生徒個人個人の進捗状況をデータで確認できるのは大きなメリットです。全体の進行スピードを把握できていれば授業の計画がしやすくなります。

  • 指導品質の均一化

これまでの指導では教師の力量や学習者との相性などで左右される部分がありました。ですがアダプティブラーニングではデータを分析して学習プログラムを提供するため、教師のスキルに関係なく均一に指導できます。

  • 授業の質の向上

アダプティブラーニングでは学習管理システムを用いて、学習者の学習時間や進捗を把握できます。授業での声掛けやサポートをより充実させることによって樹下用の質を高められます。

  • 個々の習熟度に合わせた学習を提供できる

学習者に合わせて問題の難易度や量、進捗を管理できます。そのため個別での指導がしやすく、理解できていない範囲を徹底的に学習可能です。

  • 指導者の負担が軽減

AIによって学習管理ができるため、授業準備に充てる時間が減ります。減った時間を生徒指導や他の業務の時間に使えるので業務効率化をはかれます。

アダプティブラーニングのデメリット


アダプティブラーニングは魅力的なメリットが多いですが、少なからずデメリットもあります。

  • 導入コストがかかる

アダプティブラーニングの導入にはさまざまなコストがかかります。まずはPCやタブレットなどのハード面の準備が必要です。次にアプリなどの教材や教育ツールです。その他にも導入する上でWi-Fiやツールの使い方解説など金銭面以外にも時間や手間がかかります。

  • モチベーションの維持

アダプティブラーニングではPCやタブレットでの個人学習が増えるためモチベーションの維持が難しいと言われています。レベルに合った学習ができるとはいえ、集中力が続かない生徒や学習に関係がないことを検索してしまうといった問題があります。すべてをAIに任せるのではなく、個別で先生の目を光らせて指導することが大切です。

アダプティブラーニングの事例


アダプティブラーニングは学校はもちろん、企業でも取り入れられています。そこでいくつかの企業で導入されている実例を紹介していきます。

  • Cerego(セレゴ)

Ceregoはエビングハウスの忘却曲線に基づいた分散型学習を取り入れ、科学的に受講者に最適な学習を提供するアダプティブラーニングのプラットフォームです。Ceregoは世界中で天文学や看護学などの幅広い分野で利用されています。特に日本ではJR西日本が、運輸関係司令員の学習に導入し効果を得ています。

  • CoreLearn(コアラーン)

CoreLearnは2017年に凸版印刷がに開発した金融機関向けのeラーニングシステムです。間違えた問題に応じた苦手克服問題を1日後や1週間後など感覚を置いて解くシステムを導入しています。そうすることで効率的に記憶の定着を図ることができます。日本では三菱UFJ銀行の「法人企画部法人アカデミー」で、CoreLearnをカスタマイズしたオリジナルの自学自習システム「骨太ドリル」が導入されています。

  • ノウン

ノウンはアナログ学習とデジタル学習の利点を併せ持った高機能デジタルドリルアプリです。英検や簿記といった試験の参考書を利用して、デジタル上で書き込んで使いながら学習結果に応じたフィードバックを受けられます。企業向けに書籍をアプリでの操作を可能にするサービスなので対応書籍の数がますます増えています。

  • 資格スクエア

資格スクエアは、オンライン×リアルの資格試験予備校です。司法試験、予備試験、司法書士、行政書士などの各種難関資格試験について、最短合格のための勉強法を提供しています。また、AI(人工知能)が資格試験の問題を予測する日本初のシステム「未来問」の開発や「資格スクエアクラウド」と「脳科学ラーニング」いった革新的な学習システムを導入しています。

教育分野で活かせるアダプティブラーニングの導入例

アダプティブラーニングが教育分野で広がりを見せているのは大きく3つの目的や効果があるからです。
学習者全員に対して共通の問題や個々の学力に最適化された個別学習用コンテンツの配信
自動採点と分析(学習効果の確認)
同じところを弱点とする生徒同士をつなげ、相互学習やグループ学習に取り組ませることで、力を合わせて全員で弱点を克服する

【学校現場におけるアダプティブラーニングの導入事例】

学校現場でアダプティブラーニングが取り入れられるようになったのは、経済産業省により「未来の教室」実証事業という取り組みが始まったからです。この事業の対象には東京都立千代田区立麹町中学校が含まれています。麹町中学校では定期テストや宿題の廃止といった大きな改革を進めてきました。その改革の1つとして個別具体的な指導を可能にする、アダプティブラーニングの導入があります。麹町中学校では「Qubena(キュビナ)」という人工知能型教材を英語や数学の授業で活用し成果を出しました。

おすすめの学習ツール


多くの学校や塾で利用されている、アダプティブラーニングでおすすめの学習ツールを4つ紹介します。

  • 学習支援クラウドサービス「Classi

株式会社ベネッセホールディングスとソフトバンク株式会社の合弁会社Classi(クラッシー)株式会社が、日本国内の学校に導入されている学習支援クラウドサービス「Classi」へアダプティブラーニングの提供を開始しました。
Classiでは動画コンテンツによる学習の他に、先生と生徒とのコミュニケーションツールや探究学習での活用もなされています。全国3000以上の高校や中高一貫校で採用されています。

株式会社すららネットは、アダプティブな対話式ICT教材「すらら」を、国内では820の塾、170の学校に提供しています。
すららの大きな特徴は苦手分野は何年も遡って復習し、得意分野はどんどん進めていける「無学年方式」です。またゲーム感覚で学習できたり、キャラクターと対話しながら学習できたりと勉強が苦手な生徒にも続けやすい仕組みになっています。
その他、不登校児でも出席扱いが認められるオンライン学習教材や学習課題に取り組むプロセスを評価する入試に利用できるため注目を集めています。

株式会社COMPASSが提供する人工知能型教材Qubena。小学生から高校生を対象にしたコンテンツでは一人一人の操作ログや回答データ等をAIが分析し、一人一人に合った問題を提示してくれます。また公立中学校への導入では、中学校の数学の授業を従来の2倍の速度で学習が修了するという結果が出ており、全国の多数の自治体や学習塾に導入されています。2021年4月からは5教科で利用可能なためどの教科においても一括で対応可能です。

  • atama+(アタマプラス)

2020年度の日本e-Learning大賞を受賞し、注目を集めているのがatama+です。中学生から高校生を対象にしており全国2400以上の塾や予備校で採用されています。理解度を可視化するシステムと自分専用のカリキュラムで効率よく学習が進められます。

「マナリンク」はアダプティブラーニングを導入しやすい!


個々のカスタマイズ性を高めたものが「アダプティブラーニング」で、生徒に合わせた授業は学習効率を高めるといったメリットが多いことが証明されています。

オンライン家庭教師マナリンクでは教師ご自身で指導内容や指導方法を決められて1人ひとりのサポートができます。また、マナリンクでは独自開発のアプリでスムーズに保護者様や生徒様とチャットができることで適度な距離で信頼関係が築けるため指導がしやすいです。アプリでは生徒様の宿題を管理できる機能があり、先生側の負担を少なくし、より指導に集中していただけます。

その他にも運営側が定期的にチャット内を循環しているのでトラブルを未然に防いだり、第三者として仲介したりしてご家庭だけではなく、先生側も働きやすい環境を提供しています。さらにマナリンクには反転授業などを取り入れている先生が在籍しており、オンライン授業だからこそ使えるICT教育を最大限活用可能です。

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