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授業プリントの作り方とコツ【教師・講師向け】

2022/7/5
授業プリントの作り方とコツ【教師・講師向け】

文部科学省の「教育に関する意識調査」では、中学生を対象に「授業の態度、授業について思うこと」のアンケートが取られました。結果は、授業について楽しいと思う生徒は14.8%。授業の内容がむずかしすぎると思う生徒は、21.9%。ときどきむずかしいと思うと答えた生徒と合わせると63.4%でした。

また、授業の内容をもっと知りたいと思う・ときどき思うと答えた生徒は63.4%。授業の内容をもっと知りたいと思う・ときどき思う生徒は62.2%。授業の内容の進み方がはやすぎて、内容がわからないと思う・ときどき思う生徒は51.2%でした。

出典元:文部科学省「教育に関する意識調査」

この結果からわかるように、生徒の授業に対しての理解度は高いとは言えず、彼らは探究心を抱いていることがわかります。これらの問題を解決するためには、授業プリントを活用が重要です。

授業プリントは作成方法・活用の仕方次第で、授業をより興味深いものにしてくれます。そこでこの記事では、わかりやすい授業プリントの作成方法やポイントを紹介します。

わかりやすい授業プリントとは?

わかりやすい授業プリントは何でしょうか。見やすい・書き込みやすい・画像が入っているなどさまざまに挙げられますが、3つのポイントを押さえれば誰でもわかりやすい授業プリントを作成できます。ここからは、わかりやすい授業プリントを作成するための3つのポイントを紹介します。

  • イメージしやすい

わかりやすい授業プリントの特徴には「イメージのしやすさ」があります。イメージしやすくするために、図表やイラストを入れていきましょう。

しかし、詳しすぎるイメージ画像は内容を読み取る障害になります。そのため、写真はカラーよりも白黒、写真よりもイラストを選ぶとよいです。また、図表やイラストの効果を発揮するために、本文で図表やイラストの説明を入れましょう。

  • レイアウトが見やすい

レイアウトは読みやすさと第一印象を決めるため、生徒が積極的に授業プリントを読もうと思うかを促します。また、レイアウトは目の動きのガイドになるため、理解度にも影響します。

見やすいレイアウトのポイントは、用途にあった紙の大きさを選ぶことです。すっきりした見た目にするために、余白を多くとること。文字の種類を統一することも重要です。

  • 関連性・具体性がある

授業プリントの関連性・具体性を明確にすることで、生徒がプリントに取り組む積極性を高めることができます。このプリントがなぜ配られているのか説明を入れることで、生徒が訳も分からずやらされることを防止できます。

関連性を高めるために、授業プリント内に日常生活での具体例を入れてみましょう。生徒が具体的にイメージしやすくなり、やる気が出ます。

参考元:​​[解説]よいプリント教材はここが違う ~プリント教材作成のポイント~​​

授業プリントの作り方

ここからは授業プリントの作り方を紹介します。その前に、授業プリント作成に当たって決めておくべきことがあるのをご存知でしょうか。事前に決めておくべきことは「なぜ授業プリントを作るのか目的を考えること」です。

プリントを作る目的は、教科書の内容を整理する。ノートに写す時間を減らす、などが挙げられるでしょう。その目的に沿って、プリントの構成も考えていくことが授業プリント作成において重要だからです。

教科書の内容を整理するためであれば、表や穴埋めを多く用いて、整理した内容を心がけてみましょう。ノートに写す時間を減らすためであれば、板書の内容をプリントに写しておくと効果的です。

このようにプリントを作成する前には、目的を明確にして、その目的に沿った構成を考えましょう。その上でここからは、授業プリントの作り方を紹介します。

Wordで作成

授業プリントの主流の作成方法は、Wordです。特にWordで作成する授業プリントは、算数や数学に向いています。Wordでは関数の式をワンクリックで、ルート・累乗・分数の入力まで行えるからです。

授業プリントを初めて作る人には、Web上にある有料の「Wordの授業プリントのテンプレート」がおすすめです。作成する手間や時間を省けるからです。また、お金はかけずにテンプレートを使用したい人は、問題集の構成を参考にしながら作成してもよいでしょう。

Excelで作成

授業プリントはExcelでも作成可能です。Excelも教科によっては無料・有料問わず、Web上にテンプレートが掲載されています。

しかし、Wordに比べて使い慣れていない人も多く、使用に不安を覚える人もいるでしょう。その場合は、YouTubeなどの動画サイトに使い方や作成方法が載っているので、参考にするとよいでしょう。

スマホアプリで作成も可能

今の時代、授業プリントはスマホでも作成できます。スマホで作成できれば、通勤時間や隙間時間を使えるので、とても便利ですよね。以下にiphoneとAndroidごとに、おすすめのスマホでできる授業プリント作成アプリをまとめました。

iphoneにおすすめのアプリ

iphoneにおすすめのアプリは「Adobe Scan PDF スキャナー」です 。このアプリは、1から授業プリントを作成するわけではありません。カメラが画像を読み取り、画像を元に自動でプリントが作成されていきます。

アプリの使い方は簡単です。まず取り込みたい問題集のページや、参考書のページをスキャンします。その後、表示される青枠で切り取りたい部分を調整して完成です。

Adobe Scan PDF スキャナーでも十分満足したプリントを作成できますが、「pages」のアプリを併用するとさまざまな問題を組み合わせれます。

pagesを併用することで保存してある画像を組み合わせて、白紙の紙に貼るだけでオリジナル授業プリントが作成できます。iphoneで授業プリント作成する際は、Adobe Scan PDF スキャナーとpagesを併用して、質の高いプリントを目指していきましょう。

Androidにおすすめのアプリ

Adobe Scan PDF スキャナーは、iphoneもAndroidも使用することができますが、pagesはAndroidでは使用できません。

そのため、Androidで画像を組み合わせたい時は「LINEカメラ」を使うことをおすすめします。pagesと同じ使い方で作成できるので、Androidでも問題なくオリジナルプリントを作成できます。

問題プリントの作り方とコツ

授業の質を上げるには、問題プリントも重要です。市販の問題集を使用してもよいのですが、学習者のレベルに細かく合わせられるのはオリジナルの問題プリントです。問題プリントは授業の理解度を高め、復習に大いに役立ちます。そこでここからは、問題プリントの作り方とコツを紹介します。

問題プリントの作成方法

問題プリントの作成に当たる前に、問題プリント作成の基本を押さえておきましょう。問題プリント作成の基本は、用紙サイズ、文字サイズ、余白サイズ、書体、ふりがなの有無、名前記入欄の有無を決めておくことです。

基本のフォーマットを決めておくと、今後自身で問題プリントを作成が続いた場合に便利だからです。また、生徒も問題プリントを見返した時に見やすくなるメリットがあります。そのため、問題プリント作成前に以上の7点を決めておきましょう。

問題プリント作成方法は、Word、Excel、アプリと授業プリント同様さまざまにあります。効率よくスマートな授業プリントを作りたいのであれば手書きアプリの「Goodnote5」がおすすめです。

Goodnote5は、穴埋め問題の作成に最適です。使用方法は次の通りです。まず、教科書やワークをPDF化してアプリ内に取り込みます。その後、消しゴム機能を利用して消したい回答の部分を削ります。応用した活用方法としてはアップルペンシルを利用して、手書きでメモを取ったり、PDFに書き込むことができます。

アップルペンシルを利用することで大事な部分を追加で書き込めたり、問題をアレンジできます。そのため、オリジナルの問題プリントを簡単に作成できるのです。

また、Goodnote5は問題プリントの作成に優れているだけではありません。全てのノートを統一でき、ペーパーレスの書類管理を可能にしてくれます。さらに、通常授業のパワーポイントの代わりにもなるのです。Goodnote5は有料(¥980)ですが、購入する価値はあるでしょう。

参考元:Mac App Storeプレビュー

問題プリント作成のコツ

問題プリント作成のコツは3つあります。問題番号をつけること、問題形式は問題集と統一すること、未修語彙や文法を使わないことです。

問題番号をつけておくと、板書の際に生徒が混同せずにスムーズに答え合わせができます。また、問題形式を問題集と統一することで、解答の仕方に戸惑う生徒をなくすことができます。最後に、未修語彙や文法を使うと、質問する生徒が出てクラスがざわめく状態を防ぐことができるのです。そのため、未修漢字や未修語彙などにはあらかじめふりがなを振っておくことが大切です。

しかし、自身で問題プリントを作成するとなると、このコツを押さえてたとしてもミスが発生します。ミスを無くすためには、一度作成した問題プリントを一晩寝かせて遂行することが大切です。また、授業プリントも問題プリントも自分で一度解いてみると、学習者の視点に立てるので改善点を発見しやすくなります。

まとめ

今回の記事では、わかりやすい授業プリントの作成方法やポイントを紹介しました。授業プリントは授業の質を上げるために重要な役割を果たします。

授業プリントを作成する際に一番大切なのは、授業プリントを作成する目的を明確にすることです。授業プリントを作成する目的に合わせてレイアウトやイメージを考えないと、的外れなプリントになってしまうからです。

また、授業の質を上げるには、面白い授業方法を知っておくことも重要です。以下の記事では、生徒を惹きつける面白い授業方法を紹介しているのでぜひご参考ください。

生徒を惹きつける面白い授業方法とは?そのコツから注意点まで徹底解説します!

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