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【研究職の転職は難しい】転職を成功させる戦術を身につけよう

2021年6月17日
【研究職の転職は難しい】転職を成功させる戦術を身につけよう

はじめに

企業や大学で研究職についている人の中には転職を考えている人がたくさんいます。
「研究職をしているが他の分野の研究をしてみたい。」
「職場の環境が自分に合わないため転職を考えている。」
「給料のいい会社で研究を続けたい。」
と転職を検討している方がいるのではないでしょうか。

ですが、研究職の転職は難しいと言われているので不安の方もいるでしょう。そこで今回は、転職を考えている研究職の人に向けて、

  • 研究職の転職が難しい理由
  • 研究職が転職を成功させる戦略
  • 【転職理由別】おすすめの転職先
  • 「研究職+◯◯」の新たな働き方

について解説します。ぜひ転職を考える上での参考にして、満足できる働き方を模索してください。

研究職の転職が難しい理由


研究職の転職が難しいのは採用数が少なく、そこから条件に合った職を探すのはより厳しいからです。求人で転職先を探す場合に仕事内容以外に、給料など待遇で考えると思います。研究職の採用では期間雇用での募集があり、長期的に安心して仕事を続けられる保証がありません。もちろん働き始めてから期間の更新や契約内容が変わることはあります。ですが必ずしも契約更新というわけではないです。そのため転職する際は自分の働き方から絞る必要があり、より転職が難しくなります。

また日本の場合は35歳以上になると転職が難しくなるとされています。転職が難しくなる理由として、35歳以上でのセカンドキャリアを歩む人が増えることが1つです。30代であれば即戦力として「どれだけ価値があるか」を見られ、よりハードルが上がります。まだ第2新卒と呼ばれる新卒入社して3年目であれば転職はしやすいでしょう。早めの転職を考えるか、実績を出してから転職を検討するのも1つの手です。

研究職の募集がそもそも少なくて難しいことや、年齢で厳しいという場合でももちろん採用されることはあります。ですが自分に合った待遇を考えるのであれば海外の企業なども視野に入れれば年齢の幅も広がるため、選択肢にいれてよいでしょう。

業界別の採用倍率

業界別の採用率では、新卒でも食品メーカーや製薬会社では30倍から50倍ほどの企業が多いです。また人気の企業や生物系などの分野では500倍や1000倍ということもあります。
転職の場合は募集がより少なくなるためより倍率が高くなると推測されます。

そもそも研究職の採用倍率がどうしてこれほど高いかと言うと、①採用数が少ない②求人数が少ないということがあげられます。
採用数が少ないとはどういうことか具体的に解説します。
食品メーカーである「カゴメ」では例年研究職の採用は5人から10人程を推移しています。その枠に1000人ほどがエントリーしていることを考えると採用されるのは至難の技です。また他の事務や総合職では30人から50人程を採用しているため、どれだけ倍率が高いかがわかります。
参照元:カゴメ株式会社

また求人数が少ないのは退職率が低いためです。新卒者の離職状況を見ていくと、宿泊や飲食サービス業は退職が多い産業で例年50%ほどを推移しています。一方で研究職が含まれる製造業では約20%ととても低いことが見て取れます。そのため募集の多いサービス業に比べてメーカー(製造業など)は新規採用を多くとる必要がなく、求人数が少なくなるのです。

それ以外にも専門性が高まるともちろん求人も減ります。研究分野が専門的な場合には注意が必要です。

出典元:厚生労働省「新規学卒者の離職状況に関する資料一覧」

研究職が転職を成功させる戦略

研究職のあなたが転職を成功させるために大きく2つの戦略があります。それは「自分を知ること」「相手を知ること」です。
まず転職における成功とは何でしょうか。転職先が決まることでしょうか、理想の職場に付くことでしょうか。

答えはさまざまあると思いますが、ここでは「自分の生き方、在り方に適した仕事と職場を選ぶ」ということとします。まず「自分を知ること」は自分がどうして転職したいのか、転職した先で何をしたいのか考えるところから始まります。その次にどんな企業があり、何ができるのかを調べ「相手を知ること」です。

それでは自分と相手を知ることについて詳しく解説します。
①転職理由を明確にする
あなたが転職を希望する理由はなんでしょうか。転職の理由を考える上でのヒントとして、「お金、将来、人間関係、健康」の4つの視点で考えてみましょう。これは「人間の悩みは大きく4つに分類される」という考えを元にしています。今の悩みが金銭的なものであればより給料が良い企業への転職をしたいでしょうし、自分の身体を大切にするために勤務時間や待遇面で融通がきく職場が希望する人もいるでしょう。あなたが「お金、将来、人間関係、健康」のそれぞれについて何を求めるのかを明確にすると転職に失敗しにくいです。

②今後のキャリアプランを明確にする
キャリアプランについてどう考えているでしょうか。30代でどんな仕事をしていたいか、どんな役職についていたいか、どんな家庭を持ちたいかなどさまざまあるでしょう。今後のキャリアプランを考えることは転職をする上で1つの指標になります。目標とするキャリアを歩むためには、逆算して今の自分の立ち位置を確認して目標までに必要なものは何かを考えることが重要です。

③アピールポイントを明確にする
転職では自分の強みどう役に立てるかを企業に伝えることが重要です。例えば、前職での実績の提示や社会貢献や売上などの貢献度を具体的に話しましょう。アピールポイントを伝えることは一般的な就活と同じです。ですが一度社会人として働いたからこそ身についたことや経験を希望先の企業に伝えることで、他の転職希望者との差別化ができます。
自分だからこその強みをどう活かすのかを伝えるためにもこれまで経験したことをしっかり振り返りましょう。

④転職先の会社の求める人材を調査する
相手を知ることで大切なことは転職先の会社の求める人材を調べることです。どれだけ自分の強みがわかっていたとしても、その強みが活かされないと判断されれば採用されません。だからこそ自分の強みを活かせるような転職先を探すことや、希望の会社にとっていかに役に立てるかを相手目線で考えることが大切です。
企業についての情報はHPや転職サイトから確認しておきましょう。

⑤研究職に強い転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用して効率的に転職活動を進めましょう。利用するメリットは転職サイには非公開の求人を提示している場合があることです。その他面接対策のサポートや転職先との交渉などもしてもらえたり、面接日程の調整を仲介してくれたりします。

⑥企業に紹介してもらう「リファラル採用」
リファラル採用とは自社の社員の友人知人の紹介から採用者を探すというものです。全く知らない人ではなく、自社のことを理解した人が人材を紹介します。そのため採用のミスマッチが起こりにくいというメリットがあります。
希望する会社の社員とのつながりがないと難しいですが、注目が集まっている採用方式なので転職の際には検討してみることをおすすめします。

【転職理由別】おすすめの転職先


転職理由として、金銭や待遇、人間関係について考えることが重要でしたね。ここではそれぞれの理由別におすすめの転職先とその選び方について解説します。

年収アップを目指す

転職を考えるのであればできるだけ今の年収よりも高い企業に移りたいですよね。年収を上げる場合はそこでまずは研究職の平均年収は約500万円です。年収の分布としても300万円以上から600万円ほどが高くなっています。次に日本人の平均年収は約430万円です。年収では研究職の平均と日本人の平均では、研究職が70万円ほど多くもらっているということがわかります。
参照元:若手研究者の任期制雇用の現状

では次は高年収の企業や団体の年収や研究内容について紹介します。
・JAXA(宇宙航空研究開発機構)
日本で宇宙開発といえばやはりJAXAですよね。JAXAでは宇宙の起源を探る宇宙探査機開発や人工衛星開発など、基礎研究から応用研究まで多くのチームがあります。給料では研究チームの部長は約1000万円、主任研究員で約750万、研究員で約500万円と言われています。
また任期付きで第一宇宙技術部門などの研究職の中途採用をしています。

・地方独立行政法人鳥取県産業技術センター
独立行政法人では公務員に近い形での研究職になります。そのため都道府県別で給与制度は決まっており、主に初任給は最終学歴によって決まります。地方独立行政法人鳥取県産業技術センターでは製造業で使用されるような工具の開発など工業系の研究をしています。給料は大学院博士課程卒で約24万円です。平均では33万円ほどです。また手当が手厚いのも特徴の一つになります。
出典:地方独立行政法人鳥取県産業技術センター

・NEC
パソコンなどの電機メーカーとして有名なNEC。技術開発では電子機器のハードからソフトウェアまで幅広く扱っています。
給与面では新卒であっても能力があれば年収1000万円を超えられる給与制度があります。その他大学博士課程卒では約29万円が初任給で他の企業よりも高いです。最近では5G関連のシステム領域の中途採用に力を入れています。

・SONY
スマホの「Xperia」やゲーム機器でも有名な電機メーカーであるSONY。半導体や人工知能カメラなどハードからソフトウェアまで精密な機器の開発をしています。給料は平均年収が1000万円と言われており、20代でも600~700万円の年収があります。新規領域の事業での研究職の中途採用は積極的に行っているのが特徴です。

定時で帰りたい

自分の自由な時間を作りたいから定時に帰れる職場がいい、という人もいるでしょう。まず研究職の月の平均は15時間ほどとされており、他の業種と同等の時間です。定時で帰れるかを求人サイトで見分けるためには、まずは勤務時間と月の残業時間を確認しましょう。企業によっては月10時間というようなところから、繁忙期は30時間としているところがあります。

人間関係の良い職場で働きたい

人間関係は働く上でもとても重要な要素ですよね。まず、良い職場の特徴と見分け方を解説します。良い職場は社員同士のコミュニケーションが取れており仲が良いのが特徴です。その他にも個性が認められている、互いを尊重できている、離職率が低いといったところもあります。
そして良い職場の見分け方は口コミサイトを活用しましょう。良い職場かどうかは実際に働いている人の声を聞くことが一番です。良い職場といっても自分に合うかどうかはまた別問題なので、自分にとって働きやすい職場とはなんなのか考えてみるのも1つの方法です。

「研究職+◯◯」の新たな働き方


ここまでで解説したように研究職は募集が少ないため、希望の企業に転職することはかなり難関だといえます。そこで提案するのが研究職に加えて副業としてオンライン家庭教師をするということです。現在の給料に不満なら今すぐに転職するのではなく、オンライン家庭教師で専門分野を生かしながら副業をしていく働き方がおすすめです。

また定時で帰りたいけれど、今までと比べると残業代などがなくなり給料が減ることを懸念している方にもオンライン家庭教師は適しています。特にオンライン家庭教師マナリンクでは、研究職の方やエンジニアの方など専門性の高い他業種で活躍されている先生方が多く在籍中です。加えて時給3,000円以上で効率よく稼げます。
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その他にも指導内容や教科、値段設定、授業時間などご自身で設定ができるため、本業との両立もしやすいです。副収入ができるので転職活動中や転職後といった不安定な時期でも安心です。ぜひ自分に合った新しい働き方を模索してみてください。

まとめ

研究職の転職が難しいのは採用数と求人数が少ないからです。それでも転職を成功させるために大切なこととして「自分を知ること」「相手を知ること」が重要です。自分が転職をする上で何を重視するのか、どんな企業がどんな研究をしているのか、調べて考えましょう。年収のいいところや人間関係が良好なところなど、あなたが満足できる転職先を見つけてください。
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