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看護大学の教員を辞めたい...看護教員から転職する際に大切なポイント

2021/12/14
看護大学の教員を辞めたい...看護教員から転職する際に大切なポイント

看護大学の教員になったものの、仕事が大変で辞めたいと考えている。看護教員から、民間企業への転職を考えている。今回はこのようなお悩みをお持ちの方に向けて、大学教員の離職率や看護教員が転職する際のポイントをご紹介します。

この記事を読んでいただければ、看護教員からの転職への一歩を踏み出せるでしょう。

大学教員の離職率は?

2012年の文部科学省による「日本の大学教員の女性比率に関する分析」で、大学教員の離職率が明らかになりました。

離職率は以下の通りです。

出典:文部科学省「日本の大学教員の女性比率に関する分析」

他業種の離職率も見てみましょう。厚生労働省の「令和2年上半期雇用動向調査結果」を見ると、令和2年上半期の常用労働者の平均離職率は8.6%でした。平均離職率に比べると、低いですが、外国人教員の離職率は高いことがわかります。

同調査によると、金融業・保険業の離職率は4.5%。建設業は、4.8%。製造業は、5.1%でした。離職率が高い業界は、宿泊業・飲食サービス業で15.3%。教育・学習支援業で12.2%でした。

離職率が低い業種に比べると倍近くの離職率になりますが、同業種の教育業と比べると低い割合になります。

出典:厚生労働省「令和2年上半期雇用動向調査結果」

看護教員のつらいこと

看護教員のつらいとことを考えてみると、転職への一歩を踏み出せるのではないでしょうか。データを見ながら考察すると、看護教員の仕事の大変さを改めてが理解できます。ここからは、看護教員のつらいことをご紹介します。

業績を積み上げなくてはいけないが、研究費が減少している


大学教員は、業績を積み上げることが大切です。しかし、研究費が減少しているため、思うように業績を積み上げることができないのが現状です。

日本の大学の研究費や研究時間が減少したことは、国立大学の法人化を契機として起こりました。

2017年の『科学技術白書』には、冒頭の特集第3章第1節で「我が国の基礎科学力の揺らぎ――三つの危機」と題し、その1つに「研究費・研究時間の劣化」と指摘されているほどです。

原因として考えられるのは、運営費交付金などの基盤的経費の削減と、競争的資金獲得の熾烈化です。

さらに、研究費の減少を具体的に見ていきましょう。国公立大学の研究開発費は、1990年代半ばからほとんど増加していません。2000年を基点とした、主要各国の大学部門研究開発費の増減と比較すると明らかです、中国は14倍、韓国は4倍、アメリカは2.3倍に研究費が増加しているのに対し、日本は1.1倍しか変化がないのです。

また、2017年に実施された「文部科学省の科学技術・学術政策研究所(NISTEP)の研究者へののアンケート調査」では、83%の研究者が研究費が足りないと回答しました。

このように研究費の減少が深刻化している中、大学教員として実績を積んでいくのはつらいのです。

出典:「大学の貧困」が「国難」につながる深い理由 「科学立国危機」に文科省が行うべき改革とは

研究時間が減少しているが、学生対応に時間を当てる時間が多い

文部科学省が2108年に発表した「大学等におけるフルタイム換算データに関する調査」では、大学教員の研究時間が減少していることが明らかになりました。

大学教員の職務活動時間の割合は以下になります。

出典:文部科学省「大学等におけるフルタイム換算データに関する調査」

このように、2002年度に比べると2018年度には10時間以上も研究時間が減少しているのです。

しかし、大学教員は日々学生対応に追われます。レポートの添削や進路指、質問対応など何百人と生徒を抱える大学教員にはさまざまな悩みを抱えた生徒が相談に来ます。

自分の研究時間を十分に確保できないまま、生徒対応に追われてしまうのはストレスにつながり、教員がつらいと感じる原因になるでしょう。

残業代が支払われない場合もある

日本では、公立学校の教員に残業代が支払われない制度になっているのをご存知でしょうか。残業代が支払われない制度の根拠になっているのが、1971年に制定された給特法(公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法)です。

全く支払われないわけではありませんが、給料月額の4%が「教職調整額」の名目で支払われる仕組みになっています。しかし、4%が「教員の残業代」で、それ以上の残業代は支払われないことになっているのです。

「給得法」によって、2017年に三重大学(三重県津市)が附属の小中学校、特別支援学校、幼稚園の管理職を除く教員約90人に残業代を支払っていなかった問題が起きました。

津労働基準監督署から是正勧告を受けていましたが、三重大学側は公立学校の教員と同じだから「残業代を支払う必要はない」と考えていたとのことです。

三重大学に限らず、大学教員の残業代未払いの問題は全国各地で起きています。多忙な職種にも関わらず、残業代が支払われないことは大きな問題です。

参考:Yahoo! Japanニュース教員の「定額働かせ放題」は目に余る、と労働基準監督署も判断したらしい

看護教員から転職する際の3つのコツ


ここからは、看護教員から転職する際の3つのコツをご紹介します。大学教員は転職が難しいと思われがちですが、コツを掴めば誰でも成功します。効率の良い転職活動をして、新しい職場で生き生きと働きましょう。

転職意思を明確にする

看護教員から転職する際に、転職意思を明確にすることは大切です。

転職で実現したいことが明確になく、企業探しの軸が定まっていないままでは、転職は上手くいかないからです。

転職意思が明確でない状態で転職活動を続けてしまうと、どこからも内定を取れず、その結果、「自分の市場価値は低い」と思い込んでしまう場合があります。必要以上に自分のプライドが傷ついてしまうのです。

転職活動の軸を定めるために「自身の棚卸し」が重要です。「転職して何をやりたいのか」「なぜ転職活動をしたいと思ったのか」自分の気持ちを明確にしましょう。同時に、自身のスキルについても「何ができて、何が足りないのか」を整理してみましょう。

看護教員の経験が生かされる業種を把握する

看護教員の経験が生かされる業種は多数あります。大学教員の強みを生かしたいなら、民間企業の研究職や研究所の研究員でしょう。

民間企業の研究職や研究員であれば、これまでの仕事内容とほぼ変わらず、利益に直結する仕事ができるのでやりがいを感じられます。

看護師の強みを生かしたいなら、飲食店スタッフや事務、営業、介護士、教師・講師です。マイナビ転職が、看護師から看護師以外の職種へ転職した経験がある全国20~39歳の男女100人を対象に2018年に行ったアンケート調査では、飲食店スタッフ、事務、営業、介護士、教師・講師が「看護の経験を生かせた転職先」で挙げられたからです。

看護師で得たスキルや経験では、「コミュニケーション力・接客対応力」が69%。「医療・看護に関わる知識・経験」が64%で挙げられました。この2つのスキル・経験を活かすには、人と関われる飲食店スタッフや介護士、教師・講師が良いと言えるでしょう。

「オンライン家庭教師のマナリンク」では、看護教員から講師に転職したい方に向けて、「オンライン家庭教師の働き方」をご紹介しています。看護の強みを生かしたコミュニケーション能力や今までの知識を、在宅で生かすことができるので、充実した働き方を実現できます。

また、オンライン家庭教師のマナリンクには、「准看護学校受験コース(数学、国語、作文、面接対策)」を設けています。准看護学校受験コースのように、これまでの経験を生かしたコース作成も可能です。

ご興味ある方は、ぜひご覧ください。


参考:看護師辞めたいけど不安…… 経験者が語る辞めて良かったこと・転職後の仕事 マイナビ転職 女性のおしごと

転職エージェントを利用する

看護教員からの転職を成功させるために、転職エージェントを利用することは大切です。転職エージェントはさまざまな業界の知識や転職ノウハウを豊富に揃えています。

登録するだけで、無料で求人の紹介、履歴書・職務履歴書の添削、スケジュール管理、面接対策などを行ってくれるので、利用しない手はありません。

現代では、教育者向けの転職エージェントも存在します。さまざまな業界や求人を見たい方は、いくつかエージェントに登録してみても良いでしょう。

転職する時期を見極める


看護教員の転職で、転職時期を見極めることは重要です。ただでさえ時間のない看護教員の生活の中で、やみくもに空いた時間で転職活動を行っていては、行きたい業界や求人を逃してしまう場合があるからです。

また、転職はタイミングに左右される要素もあるため、転職する時期を見極めることが重要と言えます。

 一般的には、3〜4月の年度末前後、9〜10月頃は、転退職者の補充で中途採用が多くなります。外資系やグローバル企業は、8月のお盆シーズン、12月のクリスマスシーズンを除いて通年転職市場が活発です。

希望の業種や求人がある場合は、転職エージェントに相談しながらベストなタイミングを見計らうのが良いでしょう。

参考:転職に成功する人の特徴とは?成功する人と失敗する人を分けて行動別に詳しく解説

まとめ

この記事では、大学教員の離職率や看護教員が転職する際のポイントをご紹介しました。大学教員の離職率は低いとは言えず、特に看護教員の仕事内容はつらいと思われることも多くあります。

看護教員の方で転職を考えている方は、まずは転職意思を明確にしましょう。そして「転職して何をやりたいのか」「なぜ転職活動をしたいと思ったのか」自分の気持ちを整理することが大切です。