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高校教師だからこそ◯◯が大変!ストレス度数と向いている人とは?

2021年6月17日
高校教師だからこそ◯◯が大変!ストレス度数と向いている人とは?

はじめに

教員の過重な労働負担が叫ばれている昨今「高校教師に興味があるけど生徒と接したい・教える仕事をしたいけど、教員ってストレスが多そうで心配」という方も多いのではないでしょうか?この記事では、教員の仕事内容やストレスの原因、離職率等をご紹介します。高校教師仕事内容を照らし合わせながら、どのようなストレスがあるのか見ていきましょう。

高校教師のなり方


高校教師になるにはまず教員免許を取得し、学校に採用される必要があります。それぞれの過程についてご説明します。

教員免許を取得する

高校の教員免許は一種と専修免許に分かれており、一種は4年制大学卒業程度・専修は大学院修了程度で授与されます(※高校の教員免許に二種はありません)。また、科目ごとにも分かれているため、該当科目の教員免許を取得する必要があります。科目は国語や数学等の主要科目以外にも体育や美術・音楽等の実技科目、そして農業・工業・商業・水産をはじめとした専門科目も教員免許状の対象です。

高校の教員免許は4年制大学以上の学歴が必要ですが、学部は教育学部でなくてもかまいかません。教職課程がある学科であれば教員免許は取得できます。教職課程にて教科科目と教育の科目を定められた単位数以上修め、教育実習に行くことで教員免許状が授与されます。

試験を受ける

高校教師になりたい場合、公立高校と私立高校で採用のプロセスが違います。公立高校の場合は教員採用試験を受ける必要があり、高倍率の自治体や科目が多いため教員採用試験合格までの繋ぎとして私立高校の教員になるケースも多く見られます。

公立高校の場合

  • 各自治体で実施される教員採用試験を受ける


私立高校の場合

  • 私立中学高等学校協会が実施する私立学校適性検査を受け、私立学校から直接オファーを受ける
  • 私立中学高等学校協会に自分の履歴書を委託し、私立学校から連絡をもらう
  • 私立学校の募集に応募する
  • 日本私立学校教育研究所の募集に応募する   など

高校教師の仕事内容

高校に限ったことではありませんが、教師の仕事は授業や担任だけではありません。細分化する教師の仕事を細分化すると、さまざまな仕事をしていることがわかります。

  • 担当教科の指導
  • 授業準備
  • 進路指導
  • クラス運営
  • 部活動
  • 生活指導
  • 成績の処理
  • 保護者対応
  • 行事の準備
  • 事務
  • 保護者団体や同窓会の対応
  • その他

上記で挙げた項目をひとつひとつ見ていきましょう。

担当教科の指導

教員免許の該当科目の授業や補習等の指導です。赴任する学校によって授業内容が違うため、学校や生徒のレベルに合わせた説明が必要になります。科目も中学校よりも細分化され、より専門的な知識が求められ、学校の規模や先生の数によって受け持つ授業数も変動します。ただ科目に関する知識を詰め込むだけでなく、生徒の集中力を途切れさせないための工夫も大切です。

授業準備

授業計画を立てたり、授業で使用する資料のチェックやプリントの作成をします。大学進学に特化した学校等はクラスが細分化されて各クラスの授業や対策する内容が変わってくるため、クラスに合わせた準備をせねばならず、その分授業準備だけで膨大な時間を要します。
実技・実習形式の場合は場所を押さえたり、必要な道具の発注作業も必要です。

進路指導

高校卒業後の進路は生徒・学校ごとに大きく異なり、進学・就職のサポートを求められます。大学・専門学校・就職先の企業の情報を仕入れ、生徒や保護者と意見をすり合わせながら方向性を決定していきます。生徒の今後に関わる大きな決定になりやすく、責任重大な業務です。

クラス運営

担任・副担任を受け持つ場合はクラス運営も業務に入ってきます。生徒は高校生なので過剰なフォローは必要ありませんが、行事のまとめ役やホームルームを請け負ったり、問題を抱える生徒のケアや保護者とのやりとりを行います。

部活動

部活動の顧問・副顧問や指導者として、他の業務と並行しながら技術指導や部員のまとめをします。練習や大会等で休日参加するケースも多く、教員の過酷な労働問題の一因でもあります。全く知らないスポーツの部活を任された場合、ルールを覚えたり審判の講習に参加したりと負担になってしまいがちです。

生活指導

学校の校風や生徒によっても変わりますが、生活指導も教員の重要な業務のひとつです。学校ごとに定められた規則やルールに合わせた対応が求められます。生徒が補導された場合は現場まで赴いて対応することもあり、教員の対応力や人間力が試されます。

成績の処理

定期テストを作成したり、生徒ひとりひとりに成績をつけ、内申書・調査書の作成を行います。学校・生徒のレベルを加味したバランスの良いテスト作成が求められ、調査書の内容は生徒の進路にも関わるため慎重に進めなければなりません。

保護者対応

保護者との三者面談や生徒に関するやり取りをします。小・中学校と比べると保護者対応の機会は減りますが、高校生の場合は進路希望が保護者と対立する場合も多く、生徒と保護者の間に入って調整することも多いです。学校によっては家庭訪問をするところもあります。

行事の準備

式典や体育祭等の学校行事や、修学旅行の準備を行います。高校生なので式典の予行演習に手間取ることは少なく、行事も生徒の自主性に任せて監督するだけということが多いので小・中学校と比較すると負担は少ないです。しかし、高校は修学旅行が遠方・海外の場合も多く、旅行会社とのやり取りや引率の段取りで普段の業務が圧迫される可能性があります。

事務

学校に関するお知らせの文書作成や集金作業、転入・転出の手続き等意外と事務作業が多いです。学校によっては生徒の貴重品の管理を任せられます。広報作業をする場合もあり、学校ホームページや広報誌の編集するパターンも考えられます。

保護者団体や同窓会の対応

PTA等の保護者団体は高校にもあり、教員も連絡・調整役としてやり取りをします。また、強制ではありませんが卒業生の同窓会に出席したりするなど校外でのイベントに参加する機会も少なくありません。

その他

生徒からの相談事や、生徒・保護者同士のトラブルの解決をすることも多いです。その他にも身体測定や委員会活動、生徒会の顧問・指導等の業務が考えられます。

小・中学校教員とは違うところ

子どもの成長スピードは目まぐるしいものがあり、数年違うだけで身体・精神ともに大きな差異が出てきます。高校の教員免許を持っている方には「中学校の教員免許と同時に取得した」という方も多く、気になるのは高校と小・中学校の差でしょう。教員視点で高校と小・中学校はどのように違うのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

生徒との距離感

小・中学校と高校では生徒との距離感が大きく違います。高校生にもなると善悪の区別がついており、小学校のように普段の振る舞いを注意することは少ないです。クラス運営や委員会、イベント等も生徒の自主性に任せて教員は見守る場合が多く、教員主導で引っ張る機会は少ないです。校風にもよりますが、小・中学校と比べると生徒・教員とフレンドリーな距離感で接する傾向にあります。

進路指導が生徒の未来に大きく関わる

小学校・中学校の場合生徒の進路は限られますが、高校だと進路が生徒によって多種多様に変化します。就職したり専門性の高い学校に進学したりするため、高校での進路選択が生徒の将来に大きく関わることになり、進路指導はより慎重に・入念に行う必要があります。

義務教育ではない

ほとんどの中学生が高校に進学しているのが現状ですが、高校は義務教育ではありません。高校進学の目的は必ずしも学業が目的ではないため、生徒に合わせた対応が必要とされます。

学力の幅が狭い

学力の選抜を行う高校が多いため、生徒の学力に差がないのが大きな特徴です。そのため学習指導しやすくテスト作成も難易度を絞ることができ、教員にとってはメリットの方が大きいでしょう。

主体となる指導が異なる

中学校では思春期に伴い精神面・身体面・家庭面等さまざまな問題が露見しやすく、教員のフォローが大切です。また、中学校は規範を意識し社会への第一歩を踏むための教育的な指導を行うことも多くあります。高校の場合は「教育困難校」と呼ばれる生徒が抱える問題が多い学校を除けば、生徒指導よりも学業の指導に力を入れられるようになります。

教科内容の難易度

小・中学校と比較すると高校で学ぶ内容は専門性が高く、比例して難易度も上がります。特に大学進学校の場合は難関大と呼ばれる偏差値トップクラスの大学の入試レベルに合わせて細やかなフォローをしなければならず、教員も情報収集し入試対策を怠れません。

勤務時間数

勤務する学校にもよりますが、勤務時間は小・中学校よりも高校の方が短いです。しかし、勤務時間とは別に熱心な部活動の顧問・監督等に就任すると自由時間がないということも多々あります。

授業数

勤務時間が短いことからもわかる通り、授業数も中学校よりも高校の方がやや少ないです。高校の場合は教科・授業がコースごとに分かれて細分化されているケースも多く、それに伴って教員一人当たりの負担が少ないと考えられます。

問題行動を抑えるときは大変

やはり、問題行動に関しては小学校<中学校<高校の順で大事になりがちです。生徒同士で揉める、非行で補導される、家庭内でのトラブル等、生徒の年齢が大きくなるほど問題が根深くなる傾向にあり、問題行動に向き合う教員の負担も重くなっていきます。

高校教師のストレスデータ


学校教師は他の業種に従事している人と比べてストレスが高い傾向にあります。高校教師も例外ではなく、仕事由来のストレスで抑うつ感や集中力の低下を招いているというデータがあります。
参照:高校教員の職業性ストレスに関する考察

ストレスの原因

教員のストレス源として、

  • 長時間に及ぶ労働時間
  • 業務の多さ
  • 生徒・保護者によるストレス
  • 教員同士の人間関係

等が挙げられます。改善されない労働環境問題だけではなく、子どもや保護者等幅広い人間と関わる仕事であるだけに、ストレスが多いことが容易に想像がつきます。

離職率は?

文部科学省が調査した平成30年度のデータによると、公立学校の地方公務員数の総数はおよそ100万人おり、定年退職や早期退職を除いた普通退職者は6,622人でした。離職率は単純計算すると0.6%程度となり、他の業種と比較すると非常に低い水準になっています。
(厚生労働省発表の平成30年度の平均離職率14.6%を基準にしています)
参照:地方公務員の退職状況等調査(総務省)
    学校数・在学者数・教職員数(文部科学省)
    雇用動向調査(厚生労働省)

私立学校の離職率のデータはないですが、公立学校よりも離職率が高いと想定できます。以上のデータから考察すると、教員の離職率が低い要因として「公務員であること」「福利厚生がしっかりしていること」「採用試験が難関であること」等が考えられます。産休・育休の充実や病気・介護やストレス由来の休職がしやすく退職以外の選択肢が多いです。

他の教員と比べて給料は高い

公立小・中・高校教師の給与の比較(月額/全国平均)

(令和元年度)
出典元:学校教員統計調査/e-Stat

年齢別公立高校教師の平均年収

出典元:平成30年度地方公務員給与の実態(総務省)

年代別公立学校教員の退職金の目安

出典元:平成29年地方公務員給与の実態(総務省)

学校ごとの比較を見ると、高校教師の給与は小・中学校よりも高水準だと言えます。公務員なので勤続年数に応じて順当に給与が上がるため、安定した職業だと言えるでしょう。

高校教師に向いている人


小・中学校教員と比較すると、高校教師の場合は「生徒の進路をサポートする」「専門性の高い授業」の色合いが濃いです。そのため「高校卒業後の進路に関して常に情報をアップデートし適切にサポートできる」「担当教科のエキスパートとして生徒に合わせた指導ができる」ことにやりがいを感じられる人は、高校教師に向いていると言えるでしょう。公立高校の場合は教育困難校に赴任するケースもあり、どう生徒と向き合い指導していくかを前向きに考える力も重要です。

高校教師に向いていない人

教職全体に言えることですが「残業したくない人」「働いた分の給与がほしい人」「教科指導に集中したい人」はストレスに感じてしまう可能性があります。昨今、教員の過剰な業務や負担が問題視されており、実際に休職する教員も少なくありません。学校の教員は勉強・生活面で生徒に寄り添いサポートするだけでなく、膨大な業務や保護者の対応も並行して行うため、教員のキャパシティが試されます。

「先生」を諦める必要はない

先生に向いていないかも?と心配する必要はありません。生徒に勉強を教える職業は他にもたくさんあります。

小中学校教員を検討する

小・中・高校それぞれカラーが違うため、他の自分に合いそうな学校を検討するのも選択肢のひとつです。対応する教員免許が必要なので、新たに取得する必要があります。

高校の非常勤講師になる

教員採用試験を受けなくても非常勤講師として勤務できます。勤務体系は公立・私立や学校によっても異なりますが、多くの場合は授業のみを担当します。そのため1コマあたりの給与体系になっている学校が多く、長期休みは無給になることも少なくありません。公立高校の給与は1コマあたり2,000円~3,000円ですが、どれだけ授業を担当できるかで月々の総額が変わるため、兼業をする人も多いです。
参照:非常勤講師の給料年収や手取り額、初任給を解説!/給料BANK

塾講師

塾講師として働く場合、高校の教員免許を持っていると有利になることも多いです。指導難易度の高い大学受験の生徒のフォローができるので大手予備校等活躍の機会が多いでしょう。授業や成績のバックアップに集中できる反面、時間外労働が多かったり、正社員とアルバイトでは業務内容に偏りがあります。正社員の平均年収は3,739,600円となっており、アルバイトの場合は1コマ当たり1000~2,000円程度が多いです。
参照:平成 29 年賃金構造基本統計調査の概況(厚生労働省)

家庭教師

塾講師同様、高校の教員免許を持っていると有利に働く職種です。個人で活動する人が多いので、強制的な時間外労働や煩雑な事務作業、煩わしい人間関係が少ないのが魅力です。給与は1コマあたり1,500~3,000円(時給に換算すると2,000円前後)が多いです。移動が多い・移動時間中は無給であることがネックになりやすいですが、オンライン家庭教師の普及に伴い移動時間をかけずに家庭教師ができるようになりました。

高校の学校現場は向いていないが専門性の高い指導をしたい方に

オンライン家庭教師は高校生により専門性の高い指導がしたい方、教えるのが好きだけど教員は業務が多すぎて躊躇してしまう…という方にピッタリなお仕事です。勉強を教える「先生」のお仕事は正社員にならないと安定しない場合が多く、また正社員になっても時間外労働等の問題で過剰な負担になりがちです。

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