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研究職から異業種への転職を成功させるコツを大公開

2021/8/6
研究職から異業種への転職を成功させるコツを大公開

はじめに

研究職に就いているが給料や休みなどの待遇に関する不満や人間関係の悩み、キャリアアップをしたいという理由から、転職を考える人が増えています。また研究職以外で異業種で経験や知識を生かした転職をする人も増加しています。実際、研究職から異業種への転職は一般的には難しいです。

理由としては研究職かどうかに関わらず、異業種への転職は「経験を活かせるかどうか」が鍵をにぎっているからです。加えて年齢の問題もあります。30代以降では求められるスキルや経験が高くなることで難易度が上がります。第1節 職業キャリア形成の変化 - 内閣府をみても分かる通り、24歳以下では10%前後で転職をしていることがわかります。一方で25~34歳では7%前後、35~44歳では4%前後です。
参照元:第1節 職業キャリア形成の変化 - 内閣府

年齢が上がるにつれて転職する割合は減少しており、転職の難しさも1つの理由としてうかがえます。また30代から40代では管理職への異動が多い傾向にあります。

つまり、30代以降は全くの未経験分野への転職は難しくなると言われているため、40代くらいまで転職率はやや低くなっています。そして40代以上になると若干増加傾向になるのは管理職間での転職が可能になるためです。

そこで今回は、研究職から異業種への転職が難しいとされる理由や転職時の注意点について詳しく解説していきます。転職への不安をなくすための参考にぜひしてください。

研究職から異業種へ転職はできるの?

研究職から異業種への転職はできます。実際に研究職のひとつであるポストドクターの転職先を例にだすと、非研究職である割合は約5%ほどです。多くの場合は大学や企業への研究職への転職ですが、教育関係やコンサルティング業などへの転職者もいます。
また雇用形態としては、異業種への転職の場合は非正規での雇用が半分近くを占めています。そのため異業種への転職はできるけれど、望んだ待遇であることは難しいかも知れません。ただ非研究職の「その他」に含まれるような一般企業での採用であれば正規職も多いので安心です。


出典元:若手研究者の任期制雇用の現状

研究職から異業種への転職の難易度

研究職から異業種への転職は求人の幅が増え、数も多いため難易度は下がります。研究職から研究職への転職であれば、もともとの求人数が少ないため採用されることがとても難しいです。つまり求人数や採用数であれば異業種への転職はとても魅力的です。

しかし研究職という特殊な働き方から転職するため、転職の理由やどう役に立てるかについては考えておく必要があります。そのため自己PRがどれだけできるかによって転職の難易度は大きく変化します。

研究職のあなたにおすすめの業界


研究職で得た経験や知識を別の業界で活かすことによってより優秀な人材として企業で活躍することができます。そこで研究職のあなたにおすすめする7つの転職先を紹介します。
それぞれの仕事内容と年収、残業、求人数に加え、各職種の向いている人の特徴について解説します。

①コンサルティングファーム
コンサルタントは課題を抱えた企業や団体に対して課題解決のための支援活動を行うことです。具体的な仕事内容は業界や分野によってさまざまです。例えば企業戦略やマーケティングを担当するものや、医療系でのマーケット分析などがあります。
コンサルティング業は収入が高いということで有名で、実際には年収は未経験でも500万円から600万円にもなります。そして経験を積み役職が上がれば1000万円や2000万円と上がっていきます。
また残業は多いことでも知られており、特に経験が浅いとクライアントとのやり取りや解決策の提案に時間がかかります。
大変な仕事ではありますがその需要は拡大しており、採用数はリーマンショック以降年々増加しています。
コンサルに向いている人は、コミュニケーションを円滑にとれ、冷静に物事を判断し粘り強く実行に移せる人です。研究職で失敗をしても何度も繰り返し改善していくことが活きる職業です。

②品質管理
品質管理の仕事は食品や化学製品、化粧品に家電製品などの製造現場で、不良品を出さないために品質チェックをすることです。
品質チェックだけでなく品質を保証する計画書や生産体制、システム構築など幅広く対応します。
年収は400万円から700万円ほどでやや平均水準より高いです。
求人数も多く、どの企業においてもブランドや人気に関わる重要なお仕事です。
また冷静な対応ができ、分析力がある人は品質管理の業務に向いています。数字や専門知識に強いとより活躍することができるでしょう。

③異業種の研究開発職
研究職でも転職で別の業界で働くことも1つの方法です。実際転職で研究職から研究職へ映る人はとても多いです。けれど食品メーカーから医療品や美容系メーカーなど別の業界へ進み自分なりのキャリアを模索する人がいます。
転職をする理由は年収が上がることや他研究をしたい、人間関係の悩みなどさまざまです。
その他にも残業が多いために残業が月に10時間ほどの企業へ転職する人もいます。
求人数は多くはないですが、研究をまだ続けたいけれど職場を変えたいという人にはおすすめです。

④営業職
営業職は企業の花形業務と呼ばれる人気のある仕事です。営業の仕事内容は会社に利益をもたらすことです。そのために商品やサービスを個人や他企業に対して売り込みをします。商品の良さを知り、売り込むためのリサーチや企画作成も営業の仕事です。
営業職の年収は初年度で350万~400万円ほどで平均で約500万円です。企業によっては固定給の場合と固定給+歩合給のところがあり、結果次第で給料がよくなる場合もあります。
また営業は残業が多い傾向にあり、得意先との付き合いや外回りで営業した後に事務作業を深夜までするということもあります。
そのため営業職に向いているのは、コミュニケーション力にすぐれ、コツコツと努力を積み重ねられる人です。また失敗しても次へと気持ちを切り替えるタフさも重要になります。
どの会社にもある重要な仕事で大変な部分もあるけれど、努力が結果に結びつくやりがいのある仕事です。

⑤マーケティング職
マーケティング職の仕事内容は市場調査や分析、企画立案です。具体的には、どんな商品のニーズがあるのか、そのニーズを満たすためには何が必要かを分析して商品案を考えます。
年収は400万円から500万円ほどが一般的です。近年はデジタルマーケティングのニーズが高まりWeb関連の知識が求められ、それにともない求人数も増えています。
マーケティング職の残業時間は社員同士での連携が多く、確認作業や会議が多いため長くなる傾向があります。月の平均残業時間は約30時間で一日あたり1時間から2時間ほどの残業をしている計算です。
マーケティング職に向いている人は論理的に物事を考えられ、数字や分析が得意な人です。
マーケティングは求人数も増えている人気の職種なのでおすすめです。

⑥大学機関
大学の職員として教授の研究のサポートをする研究支援員がいます。仕事内容はさまざまで大学の研究室で採用の募集があり、電気電子系や生命科学、農学などがあります。
給料は大学ごとに異なり、時給1500円といったものから、月収30万円ほどまでとばらつきが大きいです。
残業は原則なしの場合が多く、大学の機関のため土日休みもあり自分の時間を作りやすいです。
求人数は多くはなく、必ずしも自分の興味のある分野があるかは運次第です。
けれど研究を何らかの形で続けたい人や、教授の指導の元で働きたいという人にはおすすめの仕事になります。

⑦教育関係
教育関係の仕事は小中高等学校での教員や、企業での教育事業など幅広いです。
教員の仕事内容は授業設計や生徒指導、事務作業など多岐にわたります。子ども相手の仕事のため、教えることが好きな人や忍耐力が強い人でないと続けていくのはなかなか大変です。
また学校の教員であれば500万円から600万円ほどの収入が見込めます。けれど残業が多く、早朝出勤や休日出勤も当たり前のため自分の時間は作りづらいでしょう。
しかし教員免許の他に各自治体が実施する教員採用試験に合格する必要があり、ハードルはやや高めです。くわえて採用試験の採用数は少なく合格率も低いです。
好きでないと難しいのが教育関係の仕事ですが、人の成長を実感できるためやりがいの強い仕事でもあります。

異業種への転職の注意点


異業種への転職の際には注意すべきことが3つあります。
まず1つ目は異業種転職の明確な理由を提示することです。
採用する企業にとっては社会人経験があるとはいえ、未経験の人材をとることは少しためらわれます。そのためどうして異業種の転職を決めたのか、前職から仕事を変えることで何を求めているのか、明確な理由を提示することが重要です。

2つ目は転職先の業種でいかせるスキルを見つけることです。
転職先の業界が未経験でも前職で得た経験や知識をどう次の仕事で活かせるかアピールすることは重要です。特に研究職での専門知識をどう活かすのかを提示できるとよいでしょう。

3つ目は異業種の転職先企業の調査、分析を怠らないことです。
どれだけ転職の理由やスキルや知識があったとしても、相手の企業にとって自分が必要な人材でなければ採用されません。そこで重要なのが、転職先企業の調査と分析です。転職は企業とあなたとのマッチングであるため、自分の強みだけでなく相手に対して何ができるを見られています。そのため相手の企業について調べ、働き方や活かせる事を元に検討しましょう。

転職を楽にする副業の検討

転職を考えるということは現状の働き方に満足していないということです。それは悪いことではなく、よりよい人生を歩むために現状に不満を持ち一歩踏み出そうとすることはとても大切なことです。

出典元:第1節 職業キャリア形成の変化 - 内閣府
また転職意向がある人は副業確率が高いというデータがあります。データから分かる通りいきなり転職するのではなく、副業をしながら考える人が多くいます。そのため副業しながらお金をもらい、転職活動で仕事を失うかも知れない場合のリスクやストレスを減らしています。

副業も多様なキャリア形成の選択肢の一つ

副業は多くの企業でも自由にできるように広がっています。副業で新たにキャリア形成をしておけば、今後の転職も楽になるでしょう。

出典元:第1節 職業キャリア形成の変化 - 内閣府
副業で収入を増やすには図にあるように現在の仕事と似た内容のものがおすすめです。本業のスキルを活かせるため効率もよく一石二鳥ですね。また研究職であればどんな分野であっても教育関係の仕事は最適です。学んだことを活かすことができるのは仕事としてそう多くはありません。

特に今の仕事を続けながら副業としてする場合におすすめなのがオンライン家庭教師です。オンライン家庭教師は時間に融通がきき効率的に働くことができる新しい教育のシステムです。勉強を教えることが好きな人にとても人気のある仕事になります。

オンライン家庭教師の仕事内容についてはこちらに記事で詳しくまとめています↓
【決定版】オンライン家庭教師のやり方と失敗しない会社選びとは

まとめ

研究職から異業種への転職は求人数は多く簡単のように思いますが、実際は知識や経験をどう活かすのかという点で難しい部分もあります。そこで最後に転職活動をしながらでもある程度の収入を見込める、オンライン家庭教師マナリンクについて紹介します。

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また在宅で勤務なので、通勤時間がなく他の仕事やプライベートの時間の確保ができるのは大きなメリットの一つです。研究職から異業種への転職をする際の参考にして、新しい一歩を踏み出してみてください。
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こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。