国公立大学志望の受験生を担当する先生におすすめの教材!数学編
宮崎県で個別指導塾を経営する後藤先生におすすめの先生が横についているからこそおすすめできる教材群について取材しました!
フォレスタ
参考元:塾教材フォレスタ(foresta) | No.1の"個別指導"教材
・教材全体のおすすめポイント
先生が横について教えることを前提とした教材です。各章が先生の解説と類題、宿題にできる問題の3段階構成で完結されているため、先生方の手間が省ける仕組みになっています。
類題を繰り返し解くことになるので、定着度UPも期待できます。高校生用は白黒で、中学生は暗記事項などを赤シートで隠せるようなデザインとなっています。
問題の質はどうですか?
問題はものすごく考えられています。全国の定期テストのデータを収集して分析、精査して作られていて、割と頻繁にアップデートされ、どんどん使いやすくなっています。また類題を数多くこなすことができるつくりなので、定着にも向いています。
合格る計算 数学III(うかるけいさん)
参考元:合格る計算 数学III (大学受験 合格る) | 広瀬 和之 |本
・教材全体のおすすめポイント
数学IAIIBバージョンと数学IIIバージョンがあります。数学IIIのドリルのような教材はあまりないため非常におすすめです。付録として単語カード形式で、1つひとつに積分が書いてあります。裏に答えが書いてあるので、暗記カードの勢いで計算のやり方を暗記できるようになっており繰り返し計算練習ができます。
例えば積分の問題は、一般的な大学入試レベルでは面積や体積を出させるという問題が多く出題されますです。例えば面積を求める問題は解法自体は分かるが、そこから計算が進まないという生徒もいます。解き方は分かったけれど、「計算ができない」「間に合わない」をなくすための教材です!
後藤先生が特におすすめしたい生徒さんのタイプを教えてください!
高校3年生で微分積分を受験で使う現役生にはほぼ使ってもらいます。一般的な現役生は数学IIIが終わる時期が遅く、そこからすぐに演習に入るので、計算方法があやふやなまま演習をしてしまいがちなのです。
(学校専売品)大学入学共通テスト数学II・B 単元別問題集
※学校専売品なので、基本的には学校でしか購入ができませんが、フリマアプリ等で出品されていることもあるようです。
参照元:大学入学共通テスト数学Ⅱ・B 単元別問題集
・教材全体のおすすめポイント
マーク系の問題を単元別に問題の練習ができます。マーク形式なので誘導されながら、単元ごとの特徴や解法を無理なく学ぶことができます。問題数もⅠAⅡBで150問程度で、1問20分程度で進めていけるので、苦手単元をつぶしたい時に使いたい教材です。
※版が1つ前のものです。
学校専売品なら生徒さんがすでに持っている可能性がありますね!
はい。ただ学校専売品は学校の先生が答えを渡していないことが多いので注意が必要です。
【市販で似ている教材は?】センター虎の巻
参照元:センター虎の巻数学1A2B 2019―パターン別過去問題集
・教材全体のおすすめポイント
センター試験の過去問が単元別にまとめられているため、苦手な単元を特にやりこむことができます。各ページがルーズリーフになっているので必要なページだけ抜いてまとめておけます。
共通テストとセンター試験では、内容は変わりましたか?
変わりましたね。基礎ができていて応用問題も解けるレベルの生徒は、影響はあまりないのですが、形式が変わると対応ができないレベルの生徒は影響がでやすいと思いますね。特に英語、数学、国語は思考させる問題を含め、形式の変化が顕著です。
試験の形式が変わってもセンター試験の過去問を解くことは有効ですか?
有効だと思います。センター試験は問題が良問なので、演習問題として非常に良いですね。形式に慣れるための練習ではなく、先生が横について問題の本質を理解するための練習をすることができればとても効果的だと思います。色んなパターンの問題にあたることで、本番で見たことがない形式で出題されても対応できる力を養いたいですね。
※共通テスト用の新しいもの
参照元:共通テスト 新! 虎の巻 数学 (IA/IIB) | 中村 信二 |本 | 通販 | Amazon
理系数学の入試の核心 標準編
参照元:理系数学 入試の核心 標準編 改訂版 (数学入試の核心)
・教材全体のおすすめポイント
数IAから数IIIまですべて入っています。全部で150問程度しかないので急いでいる生徒が1日3問ずつやれば1ヶ月半くらいで終わります。しっかり理解して進めていけばかなり力がつくため、理系受験生にはやってもらいたい問題集です。ただ1日3問だとしても難易度が高めなので初見は結構時間はかかります。ただ、2周、3周することで国立理系の問題に慣れるのには、もってこいの教材だと思います。
✔️合格点を超える生徒が解ける問題を落とさない
✔️とりあえず合格最低点は確保しよう
他の受験生に差をつけるというよりはあるあるの問題を落とさないようにするという位置付けです。
問題数が多すぎないのが生徒の精神的な負担が減って良いですね!
そうですね。文系生徒向けの教材もあるので、文系の生徒に教えている先生も使えます。また難関大用もあります。
白チャート
参照元:チャート式 基礎と演習 数学Ⅱ+B | チャート研究所 |本
・教材全体のおすすめポイント
白はチャートの中で1番基礎のレベルなのですが、やり込むと意外と「そうだったんだ!」という気づきが結構あるのです。大学入試数学を専門で教えていらっしゃるのベテランの先生は別として、指導歴がまだ浅い先生で青チャートしか使ったことがなく、生徒にも青チャートを使って教えているという場合は、生徒のレベル感によっては白チャートが適応することもあります。
一般的な進学校は、受験生に青チャートを配ることが多いのですが、実はわかっているようで理解していない生徒はかなり多いのです。センター試験で7割の点数が取れない生徒は基礎ができていないということなので、まだ青チャートをやるレベルではありません。そういった生徒に白チャートからやったらどうですかと勧めています。授業で青チャートを使いがちな先生に、白チャートも結構良いんだぞ、ということを知っていただきたいです。
受験対策として使えますか?
受験対策としては足りないですね。高校1、2先生を教える場合、最初から青チャート使ってしまうよりは、白チャートからの方が力がつきやすい生徒もいます。 高校3年から白チャートを使うことはなかなか厳しい(間に合わない)ので、その場合はパターン問題を練習して、とりあえず点数をとれる状態を目指しますね。
おまけ
後藤先生が個人的に気に入っている教材または、よく使う教材(教科制限なし)
学校専売品ですが、セミナー化学はよく使いますね!問題の網羅性が高いので、弱点の発見、演習としてとても使いやすく、学校の先生がプリントやテストを作る際に使用するパソコンソフトも持っています! 問題集としてはこれを完璧にしておけば、センター、共通テストの過去問、各大学の過去問に入れると思います。
最近はあまり指導には使っていないですが、英文法のネクステ、vintageなどの文法問題集は、どこに何が載っているのか覚えているくらいやり込んだ時期がありました。正直、英語が苦手な生徒の文法導入にはおすすめしませんが、ある程度基礎ができている生徒の知識の抜けの確認には持ってこいの教材です。 共通テストでは、この形式の問題が出題されなくなったので、出番が少なくなりそうですが、高得点を目指す生徒にはやらせたい問題集です。
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。