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小学校の支援員に向いている人の特徴とは?仕事事情も併せて解説

2021/11/17
小学校の支援員に向いている人の特徴とは?仕事事情も併せて解説

はじめに

小学校の支援員になりたいとは思っているけれど、自分が果たして向いているのかわからないという方のために、どんな人が支援員に向いているのか、逆に向いていないのかご紹介します。ぜひ、今後の参考になさってください。

小学校支援員とは

学校が抱える困難な問題を和らげるため、教員をサポートし、さまざまな場面で活躍するスタッフを「学校支援員」といいます。中でも、発達障害を含む障害のある子どもたちの学校生活での介助や、学習活動の支援を行う支援員を「特別支援教育支援員」と呼び、障害を持つ子どもの増加に伴って、その数は増加の一途を辿ります。今、学校現場にとって、欠かせない存在になりつつあります。

出典元:資料8:特別支援教育支援員について:文部科学省 (mext.go.jp)

また、ICT支援員という仕事もあります。

文部科学省や各教育委員会は今、ICT(情報通信技術)を活用した教育の情報化を急ピッチで進めています。その中で不可欠なのがICT支援員です。ICT機器を活用した授業、また、先生たちの業務効率化などを支援する仕事で、今後採用や活躍の場が広がることが見込まれます。

引用元:ICT支援員:どんな仕事?資格・将来性は? | 教員採用、教員募集のE-Staff

ICT支援員の仕事は、先生や子どもたちのサポートであり、授業を直接担当しないので、特に資格は必要ありません。文部科学省は、2022年までにICT支援員を全国の小中学校の4校に1人配置することを目標としています。現在、積極的に募集を行っています。

小学校支援員が楽しいと思える時


障害がある子どもは、自分に自信が持てないことから、物事をマイナスに捉えてしまったり、相手に対して攻撃的になりがちです。それでも諦めず、時間をかけて向き合えば、すこしずつ心を開いてくれるようになります。

心が通うようになると、関わることが楽しくなります。挑戦してみてできた瞬間を共に心から喜べるようになります。自分ができるようになったことで、自分のことのように喜んでくれる人がいること、また成功体験を重ねることで、次第に子どもに自信がついていきます。

その喜びの共感を、支援員との間だけにとどめておくのではなく、他の子どもたちにも広げていくことが、支援員の大きな役目であることを忘れてはいけません。その子どもに対して、他の児童の関わり方が変わるのを見ると、より楽しくなります。

小学校支援員の悩み・愚痴

支援員の仕事内容の中でもメインは、あくまで支援することであって、全てやってあげることではありません。
補助に徹することが非常に難しいという声があります。支援員が手や口を出しすぎると、個人の成長をストップさせてしまうのはもちろん、児童が互いに「助け合う」「支えあう」という場面を作りにくくなります。

でも、子どもたちに任せると、時間がかかり、予定していたスケジュールをこなすことができなくなる可能性があります。よって、さじ加減が非常に難しく、そこが支援員の悩みどころだといえるでしょう。

小学校支援員に向いている人【特徴3選】

  • 子どもが好きな人

子どもは大人のように、推し量って相手に配慮することをしません。基本的によく笑い、よく泣き、よく怒り、とても忙しいです。すべてを受け入れ相手をしていると、へとへとになります。それを「楽しい」と思えないと、この仕事は続かないでしょう。疲れがたまる一方です。

また、子どもは大人のことをよく見ています。最初のうちは興味本位で近寄ってきても、目が泳いでいたり、仕事だから仕方なく義務として関わってくる大人に対しては、見抜き、それ相応の態度を取ります。距離をとられるようでは、十分な支援ができません。
特に何かしら障害のある子は、関わる大人がどういう人かすぐに見抜きます。

愛情を持って接することをしないと、言うことを聞いてくれません。愛情が無いと、どうすればその子や周りが生活しやすくなるか、アイデアも出てこないでしょう。「子どもが好きであること」が支援員にとって、最も大切なことです。

さらに言えば、その愛情を隠して接することができれば、なおいいですね。愛情を前面に出してしまうと、どんなことでも許してもらえると舐められる可能性があります。愛情を持ちつつ、毅然とした態度で接するのがベストです。

  • 子どもや先生とコミュニケーションをとるのが苦ではない人

コミュニケーションは、人間関係を構築するうえで、基本となることです。思っているだけでは、相手に伝わりません。子どもと心を通わすためには、コミュニケーションを積極的にとることが求められます。やってみることを勧め、できたことを褒め、また挑戦してみようと声を書けることで、子どもは成長していきます。嬉しい気持ち、感謝の気持ちなども出し惜しみせず、積極的に伝えるといいでしょう。

しかしながら当然、支援員1人の力では何もできません。支援学級の先生や、他の先生方とチームを組んで、一緒に関わっていきます。よって、先生方と密にコミュニケーションをとることも必要不可欠です。「今日はこんなことができた!」「周りの子どもたちとこんな風に関われた!」など、語り合うことがいつしか喜びに変わるはずです。普段から良い関係がキープできていれば、困ったとき、悩んだとき、必ず力を貸してくれます。共に乗り越えた経験が、また結束力を強めてくれます。

  • 根気強い人

「教育は1日にしてならず」です。できないことを繰り返し子どもと一緒に挑戦して、できなくて、アプローチを変えてみてもやっぱりできなくて、それでも諦めず継続するうちに、ふとした瞬間にできるようになることがあります。その時、心から一緒に喜ぶことができるかがポイントです。これで大丈夫だと喜んでも、またすぐ忘れてできなくなることがあります。それもひっくるめて、子どもの緩やかな成長に付き合う覚悟が必要です。

小学校支援員に向いていない人【特徴2選】

  • 1人でする作業が好きな人

仕事の中には、黙々と1人で作業するものももちろんあります。しかしながらこの仕事については、先に述べたように先生方とコミュニケーションをとりながら、チームを組んで進めていくのが主です。他の先生方と会話することなく仕事を進めてしまうと、児童対応などに関してズレが生じ、肝心の子どもが混乱してしまうでしょう。また、そういう人だと思われてしまうと、先生方から仕事を頼まれなくなってしまいます。

指導の中心はあくまで先生方で、支援員はそのサポートをし、子どもの成長を見守る役割を担っているという認識を持つことが大切です。

コミュニケーションをとるのが苦手な方は、先生方と談笑するとまではいかなくとも、まずは先生の指示をしつこい程繰り返し確認し、求められている仕事を遂行することに力を注いでください。仕事をするうち子どもに変化が見られるようになれば、チームの一員として子どもに関われたことが喜びに思え、やりがいを感じられるようになるでしょう。

  • せっかちな人

親が子どもにかける言葉で上位にランクインする言葉に、「早くしなさい」という言葉があります。スケジュールが立て込んでいる場合、どうしてもせかしてしまいがちですが、その言葉を口にするとき、どうしても感情的になってしまいます。障害を持つ子を相手にする場合、特に意思の疎通が図れずイライラしてしまうこともあるかもしれません。

しかしながら、教育現場において、感情的に叱ることはタブーです。感情的になると、子どもが納得できるようわかりやすく説明し、誘導することができなくなります。最悪の場合、手が出てしまうこともあります。手が出てしまった場合、体罰となり、大きな問題になりかねません。

先に述べた通り、教育には根気が必要です。せっかちな人は、この仕事には向いていないと諦めた方がいいかもしれません。

中学校支援員に向いている人


小学校の支援員と中学校の支援員では、仕事の内容は基本的に変わりません。主に特定の生徒について一緒に教室に入り、学習の手助けをします。その場合、色んな教科を一緒に勉強することになります。ご存知の通り、中学校は教科によって先生が変わるので、それぞれの先生と密にコミュニケーションをとり指示を仰ぐ必要があります。より、コミュニケーション力と対応力が求められます。

さらに、子どもの体格が良くなり、後を追いかけるのも介助をするのも体力が求められます。体育の内容も小学校時より高度なものになるので、そういう意味でも体力がないと辛いでしょう。

特別支援学校教諭に向いている人

特別支援学校の先生として必要不可欠なのが、思いやりのある温かい心です。障害を持つ子どもは、どうしても行動がゆっくりです。例えば着替え1つとっても、自分でやるのは時間がかかるし、時間をかけてもできない場合もあります。それをせかして教師がやってしまうのではなく、思いやりを持って根気よく指導できる忍耐力が特別学級の教諭には求められます。

半年かかることも、半年かかってもできないこともあるでしょう。それを受け入れ、「結局できなかった」ではなく、「この部分はできなかったけれど、この部分はできるようになった」とすこしでも前進したことに目を向け、子どもを認めてあげることが大切です。

相手を受け入れるには、相手をよく知ることも欠かせません。「障害がある子」と一言でいっても、色んなタイプの子がいます。それぞれの子に対して、どのような生活面のサポートができるか、勉強面においてどうすれば理解しやすいか、学び、考え、前向きに努力できる人はこの仕事に向いています。

そうして得た知識・経験をもとに、子どもの不安だけでなく保護者の悩みに耳を傾けられるカウンセリング能力があるとなお良いでしょう。保護者が教師に心を許して悩みを打ち明けてくれる関係性を構築するには、教師側にコミュニケーション能力があることが絶対条件となることも加えておきます。1人の子どもが抱える障害に向き合っていくには、保護者のみならず、医療機関、地域の関連機関と連携することが求められます。他の先生方の協力も仰ぐ必要があります。臆することなく様々な人とコミュニケーションが取れる人は、この仕事にぴったりです。

最後に、支援員と同じく、体力がある人は、特別支援学校教諭に向いていると言えます。車いすの子どものトイレ介助の際、あるいは着替え介助の際、2人の教諭で1人の子どもの体を持ち上げますが、2人でも重いです。また、じっとしていられない子どもを相手にする場合、その子の後を追いかけるのに相当な体力を要します。

まとめ

支援員の仕事は、子どもが好きでなければ辛いですが、それだけでも勤まりません。
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