マナリンクTeachersオンライン家庭教師の働き方・採用を応援!

教員免許なしで学校で働くには

2022/8/9
教員免許なしで学校で働くには

オンライン家庭教師の働き方ガイド
教員免許なしで学校で働くことは可能!


学校で正規雇用の教員として働くためには、大学等で教職員課程を履修し、普通教員免許を所得することが求められます。正規雇用の教員と同じように授業を担当し、コマ数いくらで働く非常勤講師になる場合も、普通教員免許は必要です。

しかしこの他にも、学校には様々な雇用形態で働いている人たちがいて、その中には普通教員免許を持っていなくても働ける職種があります。将来、学校で正規教員として働きたいと考えており、今のうちに教育現場がどういうところか知っておきたい学生さん、自分の持っている専門的な知識や経験を、未来を生きる子供達に伝えたいと考える社会人の方、普通教員免許はないけれど、単純に教育や子どもに興味があり、教育現場で実際に働いてみたいとお考えの方、教員免許がなくても、場合によっては学校で働くことは可能なのです。いくつかのケースについて、以下に順番にご紹介します。

本業にする場合


本業にする場合、考えられる選択肢についてご説明します。

  • 特別免許状を取得する

特別免許状とは、教員免許状は持っていないものの、優れた経験や知識を持つ社会人を教員として迎え入れられる画期的な免許状です。学校に、新しい風を入れることで教育に幅を持たせられると、現在非常に注目を浴びています。特別免許状を取得した後は、普通免許状を持つ「教諭」と同じ待遇を受けられます。

・該当者
教員免許状は必要ないものの、教諭として教壇に立つ以上、教員として正しい資質を持っているか確認する必要はあります。そのため、特別免許状の授与要件として、

  1. 担当する教科の専門的な知識経験または技能
  2. 社会的信望・熱意と識見

が示されています。

①に関して、

  • 学校又は存外教育施設において、教科に関する授業に携わった経験:最低1学期間以上にわたるおおむね計600時間以上
  • 教科に関する専門分野に関する勤務経験等(企業、外国にある教育施設等におけるもの):おおむね3年以上

②は、推薦状や志望理由書によって確認されます。

・取得方法
実際に取得する際には、

  1. 任用者(都道府県教育委員会、学校法人など)の推薦
  2. 都道府県教育委員会が行う教育職員検定(人物・学力・実務・身体)の合格

というステップを踏む必要があります。

・授与件数について
平成元年は14件だったのが、平成27年に215件へと増加し、それ以後は200人前後をキープしています。これまでの延べ授与件数は、1,478件です。

参考元:特別免許状について


  • 臨時免許状を取得する

臨時免許状とは、普通免許状を持っている教諭をどうしても採用できない場合に限って、特別に授与する「助教諭」の免許状のことです。
助教諭とは、戦前に教員免許状を持っていなくても教育に従事できる「代用教員」の代わりとして、戦後に設けられた職階です。規定上は、正規の「教諭」と同等の職務を行うとされていますが、実際は常勤講師や非常勤講師などの非正規の雇用が多いようです。

・該当者と取得方法
免許法第5条に定める欠格事項にあてはまらない人(18歳未満の者、禁錮以上の刑に処せられたも者など)が、該当者となります。取得には、教職員検定に合格する必要があります。

・授与件数について
臨時免許状授与件数は、平成30年度、小学校で3,934、中学校で1,837、高等学校で2,268です。小学校、中学校、高等学校に、幼稚園、特別支援学校、養護教諭、特別支援学校自立教科等を加えたトータルの数をみると、平成28年度8,405、平成29年度8,501、平成30年度8,963と増えています。
参考元:幼稚園 小学校 中学校 特別支 援学校 自立教 科等 計 平成28年度 261 1,577 4,887 6,187 225 101 2

  • 教員資格認定試験に合格する


・該当者と取得方法
大学で教職課程を取らなかったものの、教育者としてふさわしい資質を身に着けており、教職を志そうと決めた人に対して、教職への道を開くことを目的として創設されました。教育資格認定試験に合格した人は、免許管理者である都道府県教育委員会に申請することにより、教諭の普通免許状が授与されます。

  • 学校事務として働く

勤務したい学校が、国立か、公立か、私立かによって、なる方法は変わってきます。例えば、公立学校で学校事務として働きたいなら、地方公務員試験に合格することが必要です。
給料について、中でも公立の小中学校の平均年収は、300万~500万円ほどと言われています。金額に幅があるのは、順調にいけば年齢を重ねるごとに年収はアップしていくからです。仕事、業務の幅は非常に広く、総務的な仕事から、人事・経理に関する仕事、電話応対・来客対応まで、教員が担当する「教育」以外のバックオフィス業務を全て引き受けています。
関連記事:学校事務になるには?雇用や勤務校別の年収や福利厚生まで徹底解説

  • 放課後児童支援員になる

学童の職員は、資格を保持しているか否かで、「放課後児童支援員」と「学童指導員」に分かれます。仕事内容としては、両者にあまり違いはありません。放課後の子どもの安全を見守るとともに、宿題の勉強や遊びを通して児童が基本的な生活習慣を身に着けるお手伝いをします。学童の職員は需要があるのに対して、人材は不足していると言われています。その大きな理由の1つとして、待遇の悪さが挙げられます。放課後児童支援員になるには、資格が必要にも関わらず給料はかなり安く、また正規雇用も少ないことが問題視されています。

非常勤・副業として働く場合


非常勤・副業として働きたいなら、次の選択肢が考えられます。

  • 特別非常勤講師になる

なぜ教員免許を持っていない人を特別非常勤講師として登用し、教科の一部を担任させるといった制度ができたかというと、地域の人材や多様な専門分野の社会人を学校に迎え入れることにより、学校教育の多様化に対応したり、学校教育の活性化を図るためだと考えられます。

仕事内容は、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校における全教科、外国語活動、道徳、総合的な学習の時間の領域の一部、及び小学校のクラブ活動の担当です。
手続きとして、任命・雇用しようとするものから、授与権者である都道府県教育委員会への届け出が必要となります。
給与に関しては、市町村によって大きく変わります。1時間1,000円のところもあれば、1,500円のところもあり、様々です。

参考元:特別非常勤講師の給与等について。1月に会社を退職し、現在教員免許... - 教えて!しごとの先生 | Yahoo!しごとカタログ


子どもとの関わりは多くないが重要な仕事


用務員、給食調理の仕事をご紹介します。

  • 用務員

学校の用務員になるためには、公務員試験に合格することが必須です。都道府県立の学校なら都道府県庁の試験、市区町村立の学校なら市区町村役場の試験です。時期がくれば、広報などに、教員採用試験に関する情報が記載されます。その中の業種に、「学校用務員」が載っていることが確認できれば、すぐ募集要項を取り寄せましょう。

期日までに必要書類を提出し、試験を受け、合格となれば晴れて用務員として働けます。ただ、最近は少子化に伴い学校同士の合併が多いので、学校用務員という仕事も狭き門となりつつあります。
仕事内容としてすぐ頭に浮かぶのは、草刈りや校舎の掃除、お客様へのお茶出しなどでしょう。

もちろんそれらも用務員の大切な仕事ですが、それ以外にも、花壇の手入れ、ゴミの分別・収集、学校や備品の修繕など、仕事内容は多岐にわたっています。地域や、もっと言えば学校ごとに任される仕事は多少変わってくるので、用務員には臨機応変な対応力が求められます。
学校用務員の平均年収は、666万5,305円、ボーナスは160万381円です。この年収は、あくまで正規職員として採用された場合です。非常勤の場合、年収にすると200~300万円と言われます。

参考元:【学校用務員の給料のすべて】月収・年収・ボーナス・生涯年収・退職金が丸わ かり|赤ずきんくんのみんなで公務員になろう (akazukinkun.com)

用務員の給料の真相|用務員への就職ガイド (youmuin.com)


  • 給食調理

学校給食調理員の「正社員」として働くためには、国家資格である「調理師免許」を保持していることが必須条件です。実際に仕事を見つける際には、ハローワークで探すのが一番手っ取り早いでしょう。調理師免許を持っていれば、かなりの確率で採用面接を行ってもらえます。パートとして学校給食で働きたいなら、調理師免許をとる必要はありません。

主な仕事は、学校の給食室、又は「給食センター」で全校生徒の給食を作り提供することです。調理だけでなく、使った機器などの掃除、食べ終わった食器の洗浄、給食室内の掃除・消毒も業務範囲です。

学校給食の正社員調理師の給料は、会社によってさらには経験年数や年齢によって差がありますが、どの会社でも16万円~30万円の間にあります。年に2回支給されるボーナスを加えると、学校給食の正社員調理師の年収は、190万円~380万円くらいとなります。

参考元:学校給食の正社員調理師の【給料】新卒〜チーフの年収まで詳しく教えちゃいます | つまたんといっしょ (bokunotsumatan.com)


非正規職員(パート)以外は働くまでに時間がかかる

正規の職員として働こうとすると、試験を受ける必要があったり、そのあとも手続きがあったりするため、時間がかかります。そもそも免許が授与されるかも不確定な場合が多いです。

非正規職員+オンライン家庭教師なら収入も心配なし


正規の職員として勤務するのが現実的でないなら、働き方を変えてみてはどうでしょう。正規職員ではなく、非正規職員を選択し、さらにオンライン家庭教師という仕事を加えるという働き方を提案します。非正規職員とオンライン家庭教師なら、勤務時間が違うため、無理なく両立できます。また、オンライン家庭教師のいい点は、自宅でZoomやSkypeを使って授業ができる点です。通勤時間がかからず、非常に効率的です。

中でもオンライン家庭教師マナリンクなら、自分が得意な教科・分野を選べるので、負担が小さく、非正規職員としての業務に支障をきたすこともありません。さらに、時給3,000円以上が約束されているので、収入の心配も無用です。ぜひ、オンライン家庭教師マナリンクへの講師登録を検討してみて下さい。

まとめ

今回は、教員免許がなくても学校で働ける方法をいくつかご紹介しました。教師以外にも、学校事務や用務員など色々な仕事があります。しかしながら、ご紹介した仕事のほとんどが、正規職員になるまでにかなりの時間を要します。そこで、収入面での安定も考慮に入れて、非正規職員+オンライン家庭教師という働き方をご提案しました。オンライン家庭教師の中でも、マナリンクなら希望通りの働き方ができるでしょう。

免責事項

こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。