家庭教師の掲示板とは?おすすめの家庭教師掲示板や、個人契約の集客方法までご紹介
現代では、働き方の多様化が求められさまざまな業界で、労働環境の改善に向けて尽力しています。しかし、厚生労働省の「職業安定業務統計」の「職業間のミスマッチ指標」を見ると、雇用環境においてまだまだ改善の余地があると言えます。
職業間のミスマッチ指標は、正社員は緩やかに下降傾向にありますが、常用的パートタイムでは上昇傾向にあるのです。
出典:厚生労働省ー「職業安定業務統計」
この傾向を見ると家庭教師という立場でも、講師と生徒の間でミスマッチが起こる可能性があるでしょう。さらに、家庭教師として掲示板を利用する場合にも、生徒様との間でミスマッチは起きかねません。そこで今回の記事では、家庭教師の掲示板についてご説明し、ミスマッチが起きないよう掲示板のメリットやデメリットについてもご紹介します。
家庭教師の掲示板とは?
「家庭教師の掲示板」はそもそも誰が利用するのでしょうか。そして、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。家庭教師の掲示板を利用する前に、注意点や気を付けるべき点を知っておくべき必要があります。そこで今からは、家庭教師の掲示板についてご説明した後に、家庭教師の掲示板の利用メリットとデメリットについてご紹介していきます。
家庭教師の掲示板について
家庭教師の掲示板とは、個人で生徒様と契約するためのプラットフォームです。家庭教師センターを通さずとも、直接ご家庭と契約を結ぶことができます。
先生側は基本的に無料で登録や応募ができます。反対にご家庭側は、0〜10,000円程度の手数料を払い、家庭教師とマッチングするサーピスが多いです。現在では多数の家庭教師の掲示板が存在しているため、個人契約しやすい時代になってきています。
家庭教師の掲示板はどんな人が利用するの?
家庭教師の掲示板は「個人契約の家庭教師」が利用します。個人契約の家庭教師とは、第三者を仲介せず、個人でご家庭と契約する家庭教師です。
家庭教師の契約の仕方には2種類あり、直接契約する「個人契約」と、家庭教師センターに派遣してもらう「雇用契約」に分けられます。個人契約で家庭教師として働けば、仲介手数料を取られることなく高時給で働けます。しかし、会社に守られていない分、トラブルが起きた際の対処は自分で負わないといけないリスクがあります。
ですが、社会人の方で副業として、個人契約の家庭教師をする方は増えています。家庭教師の需要は高いため、社会人で副業を検討している方は、個人契約の家庭教師を始めてみても良いでしょう。社会人の方が「副業で継続的に個人契約家庭教師として収入を確保する方法」をまとめた記事がございますので、気になる方はぜひご覧ください。
家庭教師の掲示板を利用するメリット
家庭教師の掲示板を利用するメリットは、仲介手数料が差し引かれないことです。家庭教師センターの仲介相場は、60%と言われています。そのため、3,0000円のお月謝をいただいたとしても、18,0000円が差し引かれ、給料は12,0000円になってしまいます。
ですが、個人契約であれば仲介手数料は0円のため、3,0000円のお月謝がそのまま給料になるわけです。上手く集客をして、トラブルなく指導することができれば、大きなメリットを得られます。
また、指導の自由度が高いこともメリットです。基本的に授業時間や授業内容は、生徒様と話し合いながらも、ご自身で決めることができます。その点において、授業に関して融通が効きやすいと言えるでしょう。
家庭教師の掲示板を利用するデメリット
家庭教師の掲示板を利用するデメリットは、トラブル発生時に自分で対処しなくてはならない点です。家庭教師センターに支払われる仲介手数料は、例えると「家庭教師の保険」です。
保険料を支払うことで万が一トラブルが起きた時に、会社が守ってくれるのです。しかし、仲介手数料を支払わない個人契約の場合は、トラブルの責任が大きくなってしまいます。
家庭教師を行う上でトラブルはさまざまに挙げられます。成績不振。授業への遅刻。無断欠勤。直前キャンセル。指導方針と要望の違いなど、幅広くあります。トラブル対処に要する労力は大きく、指導に支障をきたしてしまうでしょう。このようにトラブル対処の自己責任の大きさは、家庭教師掲示板を利用するデメリットと言えます。
トラブルの大きさを最小限にするためには「契約書」の作成が有効的です。授業期間、授業料などを誰が見てもわかるように可視化しておくことが大切です。もしくは「仲介手数料の低い仲介会社と契約する」のも良いでしょう。
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おすすめの家庭教師掲示板
家庭教師の掲示板はいくつか存在しますが、その中でもおすすめの掲示板をご紹介していきます。良い掲示板を探す時のポイントは、長年の実績があるか。ご家庭からの評判は高いか、です。講師側もご家庭側も、快く授業に専念できるように、適切な家庭教師の掲示板を選んでいきましょう。
トラスト
「家庭教師のTo-last(トラスト)」の魅力は「迅速な対応」です。面談の日取りを斡旋してくれるので、確実にご家庭とマッチングすることができます。実際に授業をされたお子様からのご意見アンケートを見ても、対応の早さには信頼がおけることがわかります。
面談前に再度先生に確認したいことがあったのですが、それにも素早く対応しいてくれました。安心して申し込むことができました。
対応が迅速かつ丁寧で、非常に信頼がおけました。
引用:お客様の声ー家庭教師のTo-Last
ご家庭側では、7,800円という低価格の紹介料のため利用者も多く、その分紹介率も高いと言えるでしょう。備考ですが、トラストはオンライン授業の対応を行っています。
家庭教師の総合情報
「家庭教師の総合情報」の利点は、生徒様・講師と共に完全無料で利用できる点です。そのため利用者が多く、幅広いご家庭とマッチングすることができます。
また、ご家庭と直接やり取りができるので、契約までスピーディーに進めることができます。さらに、20年以上の実績を誇る家庭教師の総合情ですので、信頼性も高いです。
全国の家庭教師アルバイトの求人情報への一括登録にも対応しており、全国21社から最大10社まで登録できるのも魅力的です。一度に複数社登録できるので、手間が省ける上、契約数も増える可能性があります。
家庭教師の総合情報では、パソコン、音楽、語学、スポーツなどの学校で習う科目以外の家庭教師情報も掲載しています。そのため、趣味を活かした家庭教師指導への幅も広がります。
引用:「家庭教師の総合情報」
家庭教師のask
「家庭教師のask」は登録講師が2万人以上おり、講師からの信頼も厚いマッチングサイトです。ご家庭側の目線に立ってみても、入会金・管理費・年会費・教材費・解約料は一切かかることなく、講師が決まった段階で仲介料を支払うだけなので、利用しやすいでしょう。
家庭教師のaskの評判を見ると「電話連絡できて安心」「担当者のフォローが助かる」など感謝の声が挙げられており、信頼できるサイトであると言えます。同じく備考ですが、家庭教師のaskも、オンライン授業のへ対応があります。
参照サイト:【家庭教師の個人契約】ask・トラスト・ditの特徴・評判・口コミ
個人契約の家庭教師のその他の集客方法
個人契約の家庭教師には、掲示板の他にもいくつかの集客方法があります。集客方法が増えれば、契約できるご家庭の幅が広がり、収入が増えます。そのため、いくつか個人契約の集客方法を試すのはメリットと言えるでしょう。今からご紹介する内容をご参考に、ぜひお試しください。
知り合いから紹介してもらう
知り合いからの紹介は、最も安心で確実な方法と言えます。理由は、契約前に生徒様の性格や要望を、ある程度把握することができるからです。
知り合いからの紹介例としては、家族、親戚、友人、同僚などがあります。しかし、あまりに親しすぎる仲だと、無理な要望を頼まれたり、月謝を下げてもらえないかなどと言われてしまうケースもあります。そのような場合に備えて、事前に契約書を結んでトラブルを防いでいきましょう。
ホームページを立ち上げる
個人契約の家庭教師の主流の集客方法が「ホームページ」です。ホームページがあることで、信頼性が生まれ、家庭教師としての自分自身の良さや強みをアピールすることができます。
ネット上では、大手家庭教師塾を含むさまざまなサイトが掲載されています。その中で、自分のサイトを選んでもらい契約してもらうには「自分にしか出せない価値」を見出すことが大切です。自分が家庭教師になれば、どんなことを提供できるのか。個人契約で家庭教師をする場合は、他社や他人との違いを明確にしていきましょう。
SNSを利用する
SNSは今では、さまざまな業界で主要な集客ツールになっています。個人契約で家庭教師をしている方の中には、Twitterで教育に関する有益情報をツイートしたり、インスタグラムで授業風景を投稿したりと、オリジナルの方法で活用されています。
中には積極的に「ダイレクトメッセージ」利用して、声をかけている方もいらっしゃいます。ダイレクトメッセージを送ることで、ターゲットを絞って集客ができます。SNSは事前に相手のプロフィールやプライベートを見ることができるので、トラブル防止のために使える有益な手段と言えるでしょう。
まとめ
今回の記事では、家庭教師の掲示板についてメリットやデメリット、おすすめの家庭教師の掲示板についてもご紹介しました。家庭教師の掲示板を利用することでメリットもありますが、トラブルが起きた際の対処へのリスクもあります。個人契約する際は、契約書を作成して、指導に専念できる環境を整えましょう。
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。