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TAで効率的に働ける?大学院生におすすめのアルバイトを紹介

2022/11/6
TAで効率的に働ける?大学院生におすすめのアルバイトを紹介

大学院に入学すると、TA(ティーチング・アシスタント)というアルバイトができます。大学内で効率的に収入が得られるTAですが、「実際の仕事内容や給与はどんな感じなのかな?」と考える大学院生の方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はTAの仕事内容や給与から、TAになるメリット・デメリットまで解説します。

TA(ティーチング・アシスタント)とは

TAとはティーチング・アシスタントの略で、大学の授業や実験の際に、教員のサポートをする役割のことです。
文部科学省では、TAを以下のように定義しています。

>優秀な大学院学生に対し,教育的配慮の下に,学部学生等に対するチュータリング(助言)や実験,演習等の教育補助業務を行わせ,大学教育の充実と大学院学生のトレーニングの機会提供を図るとともに,これに対する手当ての支給により、大学院学生の処遇の改善の一助とすることを目的とした制度。
引用:文部科学省「ティーチング・アシスタント(TA)について」

TAがいることで、大学教員だけでは賄えない生徒へのサポートができます。教員の負担が軽減されるほか、実験時間の短縮なども可能となります。学生はTAに質問できるので、大学の授業の質が向上します。
また、TAには給与が支払われるので、教員とTAの両方にメリットのある制度といわれています。
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TAの仕事内容

TAの具体的な仕事内容は、おおむね以下の通りです。

  • 学生の出欠管理
  • 学生の質問対応
  • 教材・実験器具の準備
  • 実験・実習の補助
  • 提出物の回収・管理


TAに求める役割は、担当教員によって異なります。授業期間が始まる前に、TAの役割や仕事内容について、担当教員とすり合わせておくことが重要です。
また、TAが複数人配置される場合は、それぞれの役割分担についても話し合っておきましょう。
最近では、新型コロナウイルスの流行でオンライン授業が始まり、テレワークで授業サポートを行うTAもいます。オンライン授業のサポートは、出欠確認や実験説明、質疑応答などをすべてパソコン上で行います。
最後に、TAの仕事内容として、大学が禁止している業務もあることを説明します。
一般的に禁止されている業務は、試験採点や成績評価など、担当教員が責任をもって行う業務。TAとして働く前に、禁止業務の有無についても必ず確認しておいてください。

TAになるには

ここまでは、TAの定義や仕事内容について説明してきました。では、実際にTAのアルバイトをするまでに、どんな手続きが必要なのでしょうか。
ここからは、TAの求人を見つける方法と、面接で聞かれる内容について解説していきます。

求人を見つけるには

TAになるには、大学内の公募に応募する場合と、教授から直接声をかけてもらう方法があります。ここでは、公募の場合について説明します。
TAの募集は、勤務開始時期の1~2ヶ月前に募集が始まるのが一般的です。大学内の掲示板やホームページで募集状況を確認しましょう。
TAの募集要項には、応募する際に必要な条件や資格が記載されている場合があります。定められた条件や必要資格を満たしているか、必ず確認してから応募してください。
TAに応募する際の主な流れは、必要書類の提出と面接です。必要書類の内容は大学、学部によって異なりますが、以下の内容が一般的です。

  • 学生証の写し
  • 大学院への合格通知書の写し
  • 履歴書


上記の書類以外に、大学側が専用の申請書テンプレートを用意している場合もあります。募集要項を確認して、不備のないように提出しましょう。

面接ではどんなことが聞かれる?

TAに応募して書類選考が通ると、面接が実施される場合があります。
面接で聞かれる内容はさまざまですが、大学がTAに求める条件を満たすことをアピールできるようにしておきましょう。
そのためには、募集要項の「募集要件」や「TAに求める条件」などの項目を読み込み、面接で自分なりの回答を準備しておくことが重要です。
たとえば、募集要件に「Word、Excelが使用できること」と記載されている場合、今までに自分がWordやExcelでどんな作業をしてきたのかを的確に回答できるようにする、などの対策が有効です。
また、すでにTAとして活動している先輩・知人がいる場合は、面接内容について教えてもらうことも検討しましょう。

TAの給与

TAの給与は、大学や学部、業務内容によって異なります。講義1コマあたりに支払われる場合や、時給換算の場合もあります。

例として、現在募集されているTAの給与を以下に記しました。
東京大学
【時給】1,300 円(修士課程) 1,500 円(博士課程)
※自宅最寄り駅-附属中等教育学校間の交通費を支給
出典:東京大学「お知らせ 募集(TA・ボランティア)」

東北大学
【時給】1,300円(学部5・6年、博士前期課程)1,500円(博士後期課程)
出典:東北大学「東北大学のTA制度」

時給換算ではなく1コマ単位で給与が発生する場合、2,500~3,000円程度が相場となります。1コマ単位の場合、講義の事前準備や講義後の後片付けが仕事内容に含まれていることがあり、1コマあたり2~3時間の拘束時間となることも多くあります。
交通費については、特別記載がない場合は支給されません。こちらも確認しておきましょう。

TAの経験で得られるメリット

ここからは、TAとして働くことで得られるメリットについて、3つ紹介します。

  • 効率的に働ける

大学院生の生活は忙しく、なかなかアルバイトをする時間が確保できません。TAの仕事は大学内でできるので、移動時間がかからないのがメリットです。
また、TAの給与は1時間あたり1,300円程度と、比較的高額なこともポイント。

  • 自分の研究に活かせる

TAの業務は学生への授業・実験説明が含まれるので、授業や実験の内容を復習することになります。したがって、講義内容や自分の研究についてより深く理解できるでしょう。

  • 指導経験が積める

TAの業務には、学生からの質問対応も含まれます。また、実験内容の説明など、学生に指導する経験も得られることで、教育に携わる喜びや、相手に教える難しさを体感できるのです。
また、TAで積んだ指導経験は、就職活動の際にもアピールできます。

TAになる際の注意点

TAになる際に、注意しておきたいこともあります。主なデメリットについて、3つ解説します。

  • 思ったより稼げない可能性がある

TAは、担当する授業時間が決まっています。自分の希望通りにシフトに入れるわけではないので、時間があるときに稼げないことがあります。その一方、休みたい日に担当講義が入っていると休めないなど、自由がききづらいこともあります。TAのアルバイトだけで収入を得ている場合、安定して稼げるとはいえません。

  • 拘束時間が長い場合がある

TAとして働く中では、授業や実験が長引いたり、テストの採点が多かったりと、時間外労働となる場合もあります。
また、給与形態が時給ではなく1コマ単位の場合、1回の講義での拘束時間が2~3時間となることもあるので、注意が必要です。

  • 学部での募集が少ないこともある

TAの募集人数は限られているので、大学や学部によっては、募集が出ていないこともあります。タイミングが合わなければ、働きたいときに稼げないというのがTAのアルバイトとなります。

TAのアルバイトは、あくまでも大学内で研究の合間に働けるという仕事であり、生活費や研究費の多くを賄うことはできません。担当コマ数によって前後しますが、TAで得られる収入は、一般的に月1~2万円程度です。
もし、安定して高額の収入を得たい場合は、TAと両立できるアルバイトを検討することも重要です。

TA以外で大学院生におすすめのアルバイト

大学院生がアルバイトをする際、TA以外におすすめできる職業を3つ紹介していきます。
TAと両立できるかどうかについても説明するので、ぜひ参考にしてください。

大学の試験監督

大学入試や学部試験の際に働ける、大学の試験監督。
試験監督の仕事内容は、試験会場の設営、答案用紙の配布・回収などです。
試験期間中という短期間で効率的に稼げることや、仕事内容が比較的楽なことがメリット。
学内でのアルバイトなので、TAと両立できるのもうれしいポイントです。

塾講師

塾講師は、主に小学生から高校生までの生徒へ学習指導を行うアルバイトです。
時給は1コマ単位で支払われることが多いのが特徴。他のアルバイトに比べて時給が高い傾向にあります。
しかし、学習塾までの通勤時間がかかることや、拘束時間が長いなどの理由から、忙しい大学院生がTAのアルバイトと両立するのは大変だといえるでしょう。

オンライン家庭教師

オンライン家庭教師とは、ZoomやGoogleMeetなどのオンラインツールを試用して、マンツーマンで指導する家庭教師のこと。
通勤時間が0となるので、大学院の授業や研究の合間に効率よく働けます。
また、勤務時間を自分で選べるので、自分の生活スタイルに合わせて指導できます。TAとも両立できるので、TAをしながら安定した収入がほしい大学院生に特におすすめです。

まとめ

今回は、大学院生の方がTAとしてアルバイトする方法について解説しました。
TAは、大学で学んだ授業内容を復習できる上に、移動時間なしで効率的に働けます。
その一方、授業時間が決まっているので思っているより稼げない場合や、募集自体が少ない可能性もあるので、注意が必要です。
TA以外で大学院生におすすめのアルバイトは、大学の試験監督・塾講師・オンライン家庭教師などがあります。
特に、オンライン家庭教師のマナリンクでは、時給2,500円以上と安定した収入が得られます。
定期的に先生同士の勉強会を実施しているので、スキルアップも可能。
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