マナリンク特別勉強会!後日レポート#02
いつもお世話になっております。マナリンク運営局です。
マナリンクでは、オンライン授業の質をさらに上げるための情報や意見交換の場としてマナリンクの先生方限定で特別勉強会を行っています!
今回のマナリンク勉強会では、川村先生に講師としてお話をしていただきました。その一部をご紹介していきます。
川村先生による、Goodnotesの活用について
川村先生は、日々多くの生徒様をご担当いただいている人気の講師の先生です。
そんなお忙しい先生だからこそ、「効率化が必要なのではないか?!」という課題と向き合われました。
そして「効率化」を考えた時に行き着いたところが「Good notesの活用」。
今回の勉強会では、その「Good notesの活用」をお話しいただきました!
川村先生の勉強会でわかること
- Good notesとは?Good notesでできること
- Good notesに惹かれた理由
- Good notes導入のメリット
Good notesとは?Good notesでできること
Good notesとは、一言で言うと「iPadの便利な手書きノートアプリ」です。(Windows版もございます。)
使っている方も、そうでない方もいると思いますが、まずはどんなことができるのかを説明します。
Good notesでできること
◇様々なノートを作成することができる!
サイズや背景の色、書式など自由に設定をしてノートを作ることができます。
背景の色だと黒板のようなものがあったり、書式も方眼や罫線のものなどいろいろな種類があるので、生徒様や使われる用途に応じて、ノートを作っています!
◇自由自在にかくことができる!
タブレット対応のペンを使うと、手書きの文字を書くことはもちろん、
手書きで書いた文字を自動で変換して、打ち込んだような文字にレタリングしてくれる機能もあります!
私が一番重宝しているのは、正確な図形をかくことができる機能です。
適当に手書きでかいた図形は、自動できれいな図形へと変換してくれます。
理系の教科を教えているので、きれいな図形がかけることはとても便利です!
また、書く機能とは別にレーザーポインターも使えますので、生徒様に注目してほしいことを指し示すこともできます。
◇PDFなどの資料が簡単に取り込める!
Good notesでは、PDFも簡単に取り込むことができます。
取り込んだ資料に、手書きで色々と書き込むことやレーザーポインターで指し示すことができます。
これまでに作成した画像などもすぐに取り込むことができるので、生徒様の理解を深めるために、パッと画像を用いて説明をすることができます。
資料や画像は、取り消しも簡単にできるので、瞬時に必要なものを必要な場面で組み込むことができます!
本当に簡単ではありますが、一部の機能をご紹介させていただきました!
もともと、板タブを使っていたのですが、きれいに書けない、書くのに時間がかかってしまう等、教師にとっても生徒様にとってもあまりいい授業ができていないことに気づきました。
そこで、色々調べた結果、このGood notesに辿り着きました。
Good notesに惹かれた理由
色々なアプリがある中、Good notesに惹かれた理由は以下の点となります。
- リアルタイムで生徒様と書き込みができる!
- 生徒様との共有が簡単!早くできる!
- 質問のやり取りが先生も生徒も楽!
- (iPadの話になりますが・・・)2画面共有ができる!
- 動画の作成に活用できる!
- キーワード検索が便利!
リアルタイムで生徒様と書き込みが共有できることはとても魅力的です。
生徒様の様子をリアルタイムで確認できますし、そのタイミングでこちらも共有している資料に書き込みをすることができます。
Good notesのアプリを生徒様に入れていただくと、教師が作成したノートを生徒様にも共有することができます。
リアルタイムでお互いに書き込んだことが反映されることは、書画カメラにはできない強みだと思います!
解いている過程を見ることができ、こちらが添削したものがその場で生徒様のノートに残ります。
共有した内容はノートに残り続けますので、生徒様について分析したいとか、自分がどうやって解説したのかも後からでも見返すことができます。
また、生徒様が書いたものを共有する時も、書画カメラの場合だとスクリーンショットを撮って、チャットで送って・・・などしていただく必要がありますが、Good notesだと、その場で共有ができるので、時間短縮をすることができます!
授業の板書とかも、この機能を使うとわざわざチャットで送る手間もなくなったので、授業が終わった後は、ご家庭へ授業報告を送るだけで、完結するようになりました!
生徒様との質問のやり取りも簡単にできます。
生徒様はわざわざ画像やPDFを送る必要がありません。共有ノートを使うとわからない部分を直接マーカーや書き込みしてもらうことができるので、文章で送る手間も省けます。
また教師側も、共有された画像に直接書き込むので、その後の解説や共有作業も短縮することができます。
▼生徒様からの質問のやり取り▼
その他にも、これはiPad(Apple製品)の良さになってくるかもしれませんが、2つの画面を同時に生徒様へ共有することができます。
問題を見て、解答を見て、とあちこち画面を切り替えずとも、同時に見ることができるので、指導もしやすいですし、生徒様も見やすい画面となります。
iPadの機能にはなりますが、Good notesとの相性が非常に良いと感じています!
▼問題文と解答の2画面共有▼
その他にも、私は生徒様の質問は動画で答えるようにしているので、動画作成の際にもGood notesを活用しています。
「動画って作るの大変なんじゃないか」というイメージあると思うんですが、
Good notesを使うと、問題の解説を書いてそれをZoomの機能を使って動画収録すると、すぐに動画が完成します。
それをそのまま生徒様に送るので、作ったら一瞬で生徒様の質問に答えることができます。
繰り返しとはなりますが、Good notesには図形を綺麗にかいたり、レーザーポインターで示せたりと動画解説をする際にはとても便利な機能が揃っているので、簡単に動画を作ることができます!
キーワード検索も充実しているのもとても便利です!
検索キーワードを入れると欲しいノートが瞬時に抽出されます。
「あの学習はどの生徒様のノートに書いてあるっけ?」と迷った時も、その時に学習のキーワードを入れると
すぐにノートが出てくるので、探す手間も省くことができます!
Good notes 導入のメリット
まとめると、Good notes導入には5つのメリットがあると感じております。
授業の質が上がる
今回紹介した機能を使うようになって、授業の質が上がったと感じています。
図形が一瞬でかけたり、レーザーポインターで注目して欲しいところを明らかにできたりすることで、生徒様が飽きない、わかりやすい授業ができていると思います。
板タブを使っていた頃を考えると、板書の綺麗さ、板書を書くスピードもずいぶん上がっています!
授業外の業務の時間短縮
昔は、授業時間外の準備などの時間で一人3時間ほどかかっていました。
しかし、Good notesを使うようになってから板書を送ったり、PDFの処理が早くできたりできるようになったので、1時間くらいに短縮できました。
生徒もiPadを持っていれば共有機能が最強
先ほどもお伝えしましたが、生徒様もiPadを持っていればノートを共有することができます。
そうすると生徒様とオンタイムで書き込みの共有ができるので、そこがすごく最強な機能だと思います。
動画作成にも活用できる
最近の生徒様は、YouTubeやTikTokなどSNS系の動画に触れることが多いので、動画との相性がいいなと思っています。
動画を授業で活用しようとなった時に、Good notesは動画作成には使いやすいツールだと感じています。
PDF整理、書き込み
PDFの整理や処理、書き込みのしやすさもGood notesはいいですので、こちらもメリットの一つだと思っています。
今回あげたGood notesの良さは本当に一部にはなっていますので、まだまだ便利な機能はたくさんあります。
質疑応答
私もGood notesを使って1年ほど経ちますが、色々と便利な機能があることを再発見できました。ありがとうございます。質問なんですが、実際に授業をする際は、Good notesの共有は、ZoomだったらZoomで共有するのでしょうか?それともGood notes同士で共有ができるのでしょうか?
Good notes内の機能を使って共有をしています。Good notesの機能で、リンクを共有することでそのリンクを見た生徒様とノートの共有ができます。Zoomを経由せず、Good notesのみで共有ができるので、通信環境さえあれば簡単に共有ができます。授業でZoomを使っていますが、Good notesはGood notesで共有をしているので、重たくなることもないです。
本日はありがとうございました。もし生徒様がiPadを持っていない場合は、先生のiPadのGood notesをミラーリングの形で生徒様に共有して授業をされているのですか?またミラーリングにした場合、Good notesで文字を書き込むと、2〜3秒遅れるといったタイムラグなどが起きることはありませんか?
生徒様がiPadを持っていない場合は、自分のiPadの画面を共有して説明をしています。また生徒様が書画カメラを持っている場合は、生徒様がやっている様子を書画カメラで写してもらうこともあります。 タイムラグは、これまであまり感じたことはありません。基本的にはオンタイムでできています! ただ、ご家庭や地域の回線状況などが関係してくるところではあるので、多少遅れることはあるかもしれません。
本日はありがとうございました。私は、完全にWindowsのものしかないのですが、2画面共有の機能以外は基本的にWindows版でも使うことは可能なのでしょうか?
そうですね!Windowsを使われている方を見てる限り、本日紹介した機能は問題なく使えていると思います。 使えないというものは今日紹介したものだと2画面共有のところかなと思っていますが、Windowsでも少しずつiPadと同じ機能を搭載していくというような情報もありましたので、少しずつそういうところはiPadと同じように使えると思います!
そうなんですね。ありがとうございます。もう一つ質問させてください。生徒様についてですが、中学生を担当しているとタブレットを持っていない生徒様もいらっしゃるんですが、先生がご担当されている生徒様ですとどれくらいの割合でタブレットを持っておられるんですか?
正直、私が担当している生徒様は学校で購入している生徒様が多いのでほとんどの生徒様が持っている状況です。 持っていない子の方が少ないかなという印象です。 生徒様のタブレットはiPadばかりではないですが、共有して使える生徒様には、Good notesを使ってもらっています。 生徒様の中にはiPhoneを持っている生徒様も多いので、iPhoneにアプリを入れてもらうこともあります。 少し見づらいところもあると思いますが、タブレットやスマホで生徒様には多く使っていただいています。
ありがとうございます。第2回目のマナリンク勉強会ということで、本日は川村先生に発表していただきました。 先生のツールやアプリについての知識はもちろんですが、課題に対して、改善しようとし続ける川村先生の姿勢がとても勉強になりました。 マナリンクの方向性としては教育の一貫で刺激になることが学べるプラットフォームとしても目指しているので、オンライン授業がより良いものになるように、今回の勉強会の内容を活かしていただければと思います。 川村先生、ありがとうございました。 多くの先生方も、ご参加いただきありがとうございました。 また次回も予定しておりますので、奮ってご参加ください。
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