マナリンク勉強会!後日レポート
- 川村先生による動画を用いた復習授業
- ◯川村先生のプレゼンで分かること
- 生徒の集中力を絶やさないオンライン授業の方法
- YouTube動画導入のきっかけ
- YouTube動画導入のメリット(生徒・保護者・先生)
- 限定公開ではなく公開にすることで得られる先生の最大のメリット
- 全国の学生のニーズがわかる
- 質疑応答
- めぐみ先生による【45分で心を掴む】体験授業で意識していること
- ◯めぐみ先生のプレゼンで分かること
- 体験授業で大事にしていること
- 無料体験授業の流れと時間配分
- 心の壁を取っ払う自己紹介の方法
- 生徒さんや保護者さんのお悩みを汲み取ろう!
- 悩みを聞いてほしい保護者さんの場合
- 明確な指針を示し、リードしてほしい方
- 齟齬が生じないために必ずチェックすべきこと
- 質疑応答
- 佐々木先生による【本業を講座に!】プログラミング講座とは?
- ◯佐々木先生のプレゼンで分かること
- プログラミング講座の概要
- 指導フロー
- 趣味/本業を指導科目にすること
- 分野への理解が今以上に深まる
- 現場の人間だからこそわかる面白さを伝えられる
マナリンクでは定期的に、オンライン授業の質をさらに上げるための情報や意見交換の場としてマナリンクの先生方限定で勉強会を行っています!
今回のマナリンク勉強会では、3名の先生方に講師としてお話をしていただきました。その一部をご紹介していきます。
川村先生による動画を用いた復習授業
川村先生は授業のアフターケアとしてYouTube動画を導入されています。ご自身のYouTubeチャンネルに一般公開で勉強動画を上げることにおけるご家庭と先生それぞれのメリットをお話していただきました!
◯川村先生のプレゼンで分かること
- 生徒の集中力を絶やさないオンライン授業の方法
- YouTube動画導入のきっかけ
- 「YouTube×教育」がアツい!その理由とは?
- YouTube動画導入のメリット(生徒・保護者・先生)
- 限定公開ではなく公開にすることで得られる先生の最大のメリット
- 生徒の復習効率が最強になる!動画の作成方法
生徒の集中力を絶やさないオンライン授業の方法
授業の中で対話を大切にしているため、スライドにアニメーションを付けたり、生徒用プリントは穴埋めタイプにしたりと工夫をしています。
授業で使うスライドは、担当の生徒さんの状況に合う構成で、1つ2時間程かけて作成しています。その後、授業中の生徒の反応を見て、分かりづらそうだったら該当箇所を増やすなどスライドを修正し、YouTubeにはスライドにアニメーションと声を入れて投稿しています。
YouTube動画導入のきっかけ
以下の家庭学習の問題点は、原因は生徒さん側ではなく授業を行う先生側にあると考え、授業後の丁寧なケアの必要性を感じられたことがきっかけでした。
受験や定期テストなどの本番は横につくことはできないため、チャットを使って常に教えることは、生徒さんご自身で解く力が得られないと考え、いつでも自主学習できるYouTube動画の導入を決めました。
YouTube動画導入のメリット(生徒・保護者・先生)
実際にYouTubeをみて、保護者さんから「安心して任せられる」とのお声をいただくこともあります。YouTube動画をあげることは、公開授業参観という側面もあると思います。
限定公開ではなく公開にすることで得られる先生の最大のメリット
- URLを都度送る必要がなくなる→生徒さんの負担も減る(限定公開の場合はURLを伝えなければならない)
- 実際にYouTubeでの解説動画をみて、お問い合わせをくださる保護者さんも
マナリンクでは自己紹介動画でアピールポイントを打ち出すことができるが、お問い合わせ前に授業をみていただくということはできません。保護者さんは、どのような授業をするのか気になるだろうということで、それぞれの指導コースにYouTube動画を載せています。お問い合わせ前に授業を知っていただけるので、本指導に繋がりやすくなります。
全国の学生のニーズがわかる
YouTubeはかなりシビアな世界で、需要があるものとないもので再生回数の差が激しいです。視聴回数や視聴維持率というデータがあり、どのタイミングで離脱したのか、また、視聴か増えているのかが分かるため、自分の説明でわかりにくいポイントや評判の良いポイント、需要のある単元を確認することができます。こういったデータをもとに家庭教師として授業の改善に繋げています。
(川村先生が動画投稿されているYouTubeチャンネル)
質疑応答
復習効果を上げるために、YouTube動画を利用するのであれば、授業自体を録画し、それを倍速再生で生徒さんに復習に使ってもらうという方法もあるかと思いますが、この方法も検討されましたか?
はい。その方法も検討しました。その場合、動画作成時間はなくなりますが、生徒さんの顔や声が入っているため、限定公開になると思います。限定公開ですと、全国の生徒のニーズが分からないので、授業の改善に繋げることができません。 私は講師として、授業の質を上げていきたいという思いがあるので、一般の公開でYouTube動画を作成することにしました。
また、以前生徒さんに聞いたところ、長い動画はみないそうです。実際、他の教育系のYouTube動画をみても大体15分〜20分程度です。短くすれば生徒さんの回転効率を上げられるので、要点をまとめたダイジェスト動画を作成し投稿する方法を選びました。
現在は生徒さん一人ひとりにダイジェストを送るわけではなく、平均した内容の動画を1つYouTubeにあげて共通した生徒さんにみせる形ですか?
そうですね。特定の解説項目ができた場合は、もちろんそれに対応した動画を作るのですが、同じ単元をやっている場合は基本的には同じ動画を使っています。
めぐみ先生による【45分で心を掴む】体験授業で意識していること
現在満席のめぐみ先生。前職の転職コンサルタントの経験や知識を活かし、安心して指導をお任せいただけるために体験授業で意識しているポイントをお話ししていただきました!体験授業で何をすべきか分からない、なかなかその後の授業に繋がっていかない・・・という悩みは今回で解消できる内容です!
◯めぐみ先生のプレゼンで分かること
- 体験授業で大事にしていること
- 無料体験授業の流れと時間配分
- めぐみ先生が体験授業で気をつけていること
- 心の壁を取っ払う自己紹介の方法
- 生徒さんや保護者さんのお悩みを汲み取ろう!
- めぐみ先生が普段使っているヒアリングフォーマットを公開!
- 授業部分と事後フォローでさらに安心していただくために
- 齟齬が生じないために必ずチェックすべきこと
- 【転職コンサルタント経験から】ラポール(信頼関係)の築き方
体験授業で大事にしていること
以下のように本授業に至らない原因から、体験授業でキーワードになってくるのは「安心感」や「信頼感」です。また本授業はその先生に教科をお任せするということになるので自分の良さを伝えられるようにしております。
無料体験授業の流れと時間配分
人柄を良いなと思っていただけると、「この先生に受験まで引っ張ってもらいたい」と安心感と信頼感を持っていただきやすくなると思います。そのため、自己紹介は5分でグッと引き込むということを大切にしています。
心の壁を取っ払う自己紹介の方法
✔️学年で自己紹介の仕方を変える
生徒さん:小中学生or高校生
45分の中で生徒さんとの心の壁を早くからなくすために、自己紹介はイラストを使っています。特に小中学生の方からの評判が良く、「かわいい」「お母さん見て」という生徒さんもいらっしゃいます。ここで1回でも笑顔が出てくれると良いなと思っています。また、実家の飼い猫の動画を見せて、少し自分の話を混ぜることで近所のお姉ちゃんのような親近感を持っていただける距離感を目指しています。
高校生の生徒さんには、趣味の話をしたり、大学の思い出や学んだことなどを話し、「この先生の話は勉強だけではなくて楽しそうだな」、「もっと話をしてみたいな」と思ってもらえたら嬉しいなと思っています。
(めぐみ先生が実際に自己紹介で使われている資料)
生徒さんや保護者さんのお悩みを汲み取ろう!
生徒さんの学年だけでなく、保護者さんのタイプや求めていることによって聞き方や対応を変えています。
(例)保護者さん:悩みを聞いてほしい方or明確な指針を示し、リードしてほしい方
- 人によって聞き方を変える
- 懸念点を何度も聞く
- 「この先生の授業、楽しそう!」と思ってもらえることをゴールに
悩みを聞いてほしい保護者さんの場合
ひたすらお話を聞くようにしており、一通り話し終わっても他にお困りのことはないか伺っています。何回でも聞くようにしているのは、聞いてもらったことで得られる安心感はとても大きいからです。ゴールとしては「今まで他の塾で話せなかった懸念点を話せた!」「もやもやしていたことが、話していて具体的になった!」という状態を目指しています。
明確な指針を示し、リードしてほしい方
1でも2でも成績を上げたいと思われている方や受験生の保護者さんはこういった方が多いと思います。こういった場合は感情面や共感は一旦置いておいて、「何月までにこれをしますので何月までにこれをすることを目標にしましょう」など明確な指針を示してこちらからの話を多く話すようにしています。
齟齬が生じないために必ずチェックすべきこと
認識の差が生じないために、コミュニケーションの中で生徒さんや保護者さんの要望や優先順位、何を目指しているかなどを、ヒアリングするようにしています。
質疑応答
貴重なお話をありがとうございました!小学生の生徒さんで緊張されていて「うん。」程度しか反応がない場合、どう対応されていますか?
おっしゃる通り、小学生だとそういった生徒さんは結構いらっしゃいますね。その場合は無理に聞かずにこちらからずっと話すようにしています。 例えば実家の猫ちゃんの動画をみせて「こんなことするんだよ!すごいよね!」といった感じです!生徒さんから話してくれるまでは待ちの姿勢でいれば、いつか返答をくれるようになると思います。
私は、体験授業を受けるきっかけが生徒さんだったのか保護者さんだったのかを伺っているのですか、めぐみ先生はそういったところは意識されていますか?
そうですね。直接伺うことはないですが、私は無料体験授業は保護者さんにも同席をお願いしておりますので、生徒さんと保護者さんのどちらが多く話されているかは意識しています。 例えば、最初の1、2分で保護者さんが多くお話をされる場合は、保護者さんのご意向が強いのかなと思い、ご要望をしっかり伺うようにしています。
そうなのですね、ありがとうございます!自己紹介タイムを設けられているとのことでしたが、体験授業では、問題演習よりコミュニケーションに時間を使っているのですか?
そうですね。問題演習は15分で1、2問くらいを進める程度なので少ないと思います。
私は、60分がっつり問題演習をして、無料体験後に保護者さんとお話しするお時間を10分程度設けていただいているので、そういった部分は異なりますね。
学年によるのかもしれないですね。受験生の方であれば、コミュニケーションを重視するよりは、問題演習をたくさんこなした方が安心していただけると思いますね。
マナリンク徃西:ありがとうございます!おっしゃる通り、生徒さんの学年によって、体験授業で何を伝えたいかが変わると思います。私が、普段先生方のチャットを見ていて、良いなと思う先生方がいらっしゃるので共有しますね!
体験授業の後に、今後の計画をPDF等で送る先生がいらっしゃいます。おそらくフォーマットを作られていてヒアリングをした結果をその型にあてはめていくのだと思います。
「体験授業で検討してくださいね。」だけではなく、「もし今後の授業をやるならこういった計画で進めていきますよ。頑張ろうね!」の方が、ご家庭も安心できるかと思います。
また、体験授業後に一言ご連絡はした方が良いですね。もし聞けるのであれば、体験授業の結果をいつまでにご連絡いただけるかの可否を伺うとしっかりフォローができると思います。
佐々木先生による【本業を講座に!】プログラミング講座とは?
現役エンジニアの佐々木先生は、教科の指導コースに加えプログラミングコースを展開されています。マナリンクでは、先生ご自身が指導コースを作成できるので、ぜひご経験やスキルを活かして、オンライン家庭教師としての幅を広げていただきたいと思います。
今回は、プログラミング講座についてご紹介していただきます!この機会に新たな指導コースの展開を検討されてみてください!
◯佐々木先生のプレゼンで分かること
- プログラミング講座で付けられる力
- プログラミング講座の概要
- 指導フロー
- 具体的な指導・授業方法
- 趣味/本業を指導科目にすること
- 指導時に意識していること
- 保護者さんや生徒さんからの実際の要望や反応
プログラミング講座の概要
プログラミング講座の目標は「論理的思考力を身につける」ことです。プログラミングを学ぶ過程で自然に身についていく部分が大きいと思います。
実際に使っている言語は、C言語とPythonです。C言語についてはコンピュータの考え方を学んでいただき、扱いやすい言語ということで実際の開発はPythonで進めています。
指導フロー
左が1回の授業の流れで、右が指導の全体のスケジュールです。スケジュールに関しては、初回授業でプログラミングを学んでどのようなことをやってみたいのかを生徒さんや保護者さんからヒアリングをして考えていきます。
趣味/本業を指導科目にすること
分野への理解が今以上に深まる
3倍以上知っていなければ教えられないとよく言われますが、人に教えることになり、自分に足りていない部分を明確にでき、改めて勉強するきっかけになるので、より理解が深まるのではと思います。
現場の人間だからこそわかる面白さを伝えられる
小学校ではプログラミングの授業が始まっていますが、現場の人間やプログラミング経験がない方が教えるのは、先生も生徒側もかなり大変だと思います。どういうときにプログラミングが使われているか、こういう場合は大変だけれど、こういったときは面白いよねといった内容は現場の人間だからこそ伝えられるので、こちらの面白いですし、聞いている生徒さんも面白いのではないかなと思います。
先生側のデメリットはないですが、生徒さん側のデメリットを強いてあげるとしたら、学校の勉強時間が減ることだと思います。そこで、生徒さんが気づかない程度に学校の勉強にリンクさせることを意識しています。例えば、方程式の本質をプログラムの中で伝えています。
ありがとうございます。マナリンクでも教科以外の指導コースも盛り上げていきたいということで、本日は佐々木先生に発表していただきました。 マナリンクの方向性としては教育の一貫で刺激になることが学べるプラットフォームとしても目指しているので、もしあれば指導コースを活かしていただければと思います。
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。