「登録後もアクションを」埋もれないために継続していること
個別指導塾での講師とオンライン家庭教師を兼業されている、たける先生。半年前にオンライン家庭教師登録をしてから継続してブログを更新し、徐々に担当生徒数が増えています。
オンライン家庭教師をはじめたきっかけ
ーーオンライン家庭教師をはじめたきっかけを教えてください。
オンライン家庭教師にはもともと興味があり副業として考えていたのですが、コロナの影響で本業の個別指導塾の生徒数が減ったことで本格的に検討するようになりました。また、私の住んでいる地域がコロナの感染者数が多いにもかかわらず、職場までは片道1時間以上電車に乗って通勤しておりましたので、感染の懸念もありました。
ーーオンライン家庭教師という働き方はどこでお知りになられましたか。
オンライン家庭教師自体はインターネットで知りました。また、勤めている塾でもコロナの感染がより拡大したらオンラインを導入するという話が昨年出ており、身近な働き方になりつつありました。
ーー対面の塾ではオンライン授業の導入されましたか。
結局、導入はされませんでした。もともと対面形式しかない塾ですので、生徒さん全員がオンラインの環境が整っているわけではないという理由で導入は難しかったようです。
ーー対面の塾では生徒さんの数は未だ少ないままですか。
そうですね。昨年よりは生徒さんが若干増えたようには思えますが、一昨年と比べるとまだまだ少ないという印象ですね。
特に個別指導の場合、ブースで区切られた狭いスペースで、生徒さんとの距離も1メートルあるかないかですので、集団塾に比べると感染対策が難しい環境です。そのため通塾を検討されているご家庭は、そういった面でも懸念されているのではと思いますね。
ーーマナリンクはどこでお知りになられましたか。
オンライン家庭教師を調べている際に、インターネットで知りました。何社か比較検討した後、マナリンクさんが1番自由度が高く、自分が教えたいように教えられるという点で惹かれ応募に至りました。そのためマナリンクさん以外の会社さんには応募はしませんでした。
ーーそうなんですね。マナリンクへの応募に至るまでに検討された期間はございましたか。
おそらく数週間ほどは比較検討をしました。何社か調べ、違いを理解した上で応募したので、応募時は迷いはなくスムーズでした。
ーーマナリンクは自己紹介動画での顔出しやお名前が必須ですがそういった点ではハードルは高いと思われましたか。
顔出し等はそこまで気にはならなかったのですが、応募前にすでにマナリンクさんに登録されている講師の方々の自己紹介動画の確認はしていました。フルネームを出されている方から上の名前のみの方など様々だったので、私は下の名前で登録させていただきました。
現在の生活
ーー現在はオンライン家庭教師と対面の塾講師をされているということですね。1日のスケジュールを教えていただいてもよろしいですか。
日中は対面の塾講師、夕方以降はマナリンクさんでオンライン家庭教師をしています。対面の個別指導塾には浪人生の方もいるので午後の早い時間から来られます。マナリンクさんで担当させていただいている生徒様は現役生が多いので、夕方以降の時間帯が基本ですね。
日曜日だけはお休みをいただいてます。ただ、現在は出かけるわけにはいきませんので基本的には家の中におりますが、たまに散歩をして息抜きの時間に充てています。
ーーオンライン家庭教師をはじめて時間の縛りは感じますか。
いいえ。時間的な自由度がかなり高くなりました。対面の塾の場合はギリギリで到着するわけには行きません。また電車通勤ですと、途中で電車が止まったり遅延したりするリスクもあります。そういった場合、私の代わりを急に呼ぶわけにはいきませんので、私は遅くとも1時間前には到着するようにしています。もちろん早く着けば授業の準備や予習はできるのですが、そういった時間はお給料は発生しませんので、通勤時間+余裕を持って到着する時間を含めると、実際に教えている授業時間以上に時間的制約は多く発生します。
しかし、オンラインですと、移動時間はほぼ0分かつ遅刻の懸念もありませんので、自分の自由な時間が増えました。
オンライン家庭教師をはじめて
ーーオンライン家庭教師をはじめて半年くらいですが、現在担当されている生徒さんは何名ですか。
3名担当しております。
ーーオンライン家庭教師に登録してどのくらいで生徒さんがつきましたか。
詳しくは覚えていないのですが、1ヶ月から2ヶ月くらい空いた後に1人目の生徒さんがついたと思います。
ーー登録後、生徒さんがつかない1、2ヶ月の間、焦りや不安はございましたか。
オンライン家庭教師自体はじめてで、通常どのくらいでお問い合わせがくるのかが分からなかったので、いつくらいにくるのかなという多少の不安はありましたが、それほど大きな不安を感じることはなかったですね。
ーー1人目の生徒さんが決まった後、立て続けにお問い合わせがきましたか。
いえ、1人目から2人目の間もおそらく1ヶ月くらい空いていたと思います。3人目の生徒さんも少し期間が空いて徐々に増えているという状況です。
まだまだコロナの状況が分からないので、このように徐々に生徒さんが増えていくことを考えると今年の春先に始めておいて良かったです。
ーーオンライン家庭教師をはじめて経済面が変わった実感はございますか。
そうですね。まだたくさんの生徒さんを担当しているわけではございませんので、大幅に変わったわけではありません。しかし、現在勤めている個別指導塾もコロナの感染拡大が著しい地域のため、生徒さんが増えるか減るかを見通せない状況ではありますので、副収入源があるというのは精神的には大きな支えになっています。
ーーお問い合わせが来るように何か工夫されていることはございますか。
他の講師の方の指導コースの書き方を参考にしたり、ブログ機能を活用して自分の考えを発信したりしています。特に、ブログをなるべく頻繁に投稿して自分の考えや存在をアピールするようにしています。
ーー週に1投稿以上の頻度で継続され、現在は38記事ほど書かれていますね!たける先生の中で頻度などを設けているのですか(取材時8月19日)
最初は数日に1投稿のペースで書いていこうと思っていたのですが、最近は1、2週間に1投稿になることもあります。ブログをかく内容によって、数日かかるものから数時間でできるものまで様々なので、それによっても頻度は変わってきます。
ただ、ブログをかくという姿勢だけは持ち続けようと思っています。遅くても数週間に1回のペースでは出し続けていきたいです。
ーーたける先生のブログは、1つ1つが英語に関する内容でしっかり作り込まれているので、かなり時間をかけられているのかなと思っていました。1番時間がかかった記事について教えていただけますか。
1番時間がかかったのは、日本の各地の観光名所を紹介した記事です。海外の方が日本の観光地を実際に訪問した際の感想を英語で綴っているものがあります。難しい英単語が多く出てくるのですが、私自身が調べても勉強になります。それから写真を探す時間もあるので、観光名所関連のものは特に時間がかかりますね。
仮に英語が分からない方が見ても写真や動画、文章で楽しんでいただけるような内容になっています。今は、旅行にいけない状況だと思いますが、読者の方が旅行に行った感覚を持ってくださったら嬉しいと思っています。私も英語の勉強になりますし、いつか行ってみたいなと思いながら執筆しています。
(引用:#25 英語と写真でバーチャルツアー①~金沢・兼六園~/たける先生のブログ)
ーーコロナが収束して、また旅行を楽しめる時がきて欲しいですね!
そうですね!ブログを書くことで、将来の旅行の下調べにもなっています。今回、海外の方の目線で綴られた観光名所についての英文を訳してみて、ガイドブックには載っていないような内容もあるので、頻度が落ちる時もあると思いますが、引き続きブログの更新は続けていく予定です。
☆たける先生のブログ一覧はこちら!
(旅行が好きなたける先生:沖縄にて)
ーー今後もブログを楽しみにしていますね!次に、オンライン家庭教師をはじめて良かった点を教えてください。
やはり、自由度が高い点ですね。マナリンクさんは、カリキュラムや授業内容を自分で決められますよね。
以前、集団塾での勤務経験もあるのですが、どうしても年間のカリキュラムが決まっておりました。その中でも自分が教えたいことを教えることはできるのですが、基本的には塾で決められたカリキュラムに沿って授業をしていくので、自由度に関してはやはり低くなってしまいます。
オンライン家庭教師ですと、まず最初にご家庭のご要望をお聞きして、生徒さんの学力に合わせてこちらでカスタマイズして生徒さんが1番学力が伸びるであろう授業を行うことができますので、そういった点が魅力だと感じております。
また対面の場合は何時から何時までとコマの時間が固定されていますが、オンラインの場合は生徒さんや講師側の予定が合う時に授業をすることができます。夜遅くにやることも朝授業することもできますので、授業時間の設定の幅に制約がない点と通勤時間がない点、職場に1時間前に到着しなければならないことなど、そういったこともありませんのでとても働きやすいですね。
ーーもしあれば悪かった点はございますか。
そうですね。悪い点というわけではありませんが、生徒さんの雰囲気の感じ取りにくさはあります。対面であれば、授業前や授業後に雑談ができたりだとか、たまたま廊下ですれ違ったときに話せたりします。そこでどういった生徒さんかどうか分かる要素の1つになります。
オンラインですと、決まった時間だけでその前後は特にありませんので、生徒さんを学力だけではなく、全体的にどういう人柄の生徒さんなのかという肌で感じるという意味では対面よりわかりにくい部分はありますね。
ーー今オンライン授業で使われている機材を教えていただきたいです!
パソコンとペンタブを使っています。パソコンはもともと持っていたものを使っており、ペンタブは最初のマナリンクの運営の方との面談でペンタブがあると良いと教えていただいたので購入しました。実際使ってみたらかなり使い勝手がよかったので買ってよかったです。
(オンライン授業で使われている機材)
ーーペンタブはいつ購入されましたか。無料体験の申し込みがあったときもしくは講師登録直後ですか。
詳しくは覚えていないのですが、おそらく講師登録をした後だったと思います。担当の生徒さんがつく前には用意していました。オンライン授業の前にペンタブの操作の練習をして、すぐ使いこなせるようになりました。
ーーオンライン家庭教師を始めるにあたって初期費用はどのくらいかかりましたか。
用意はペンタブだけで大丈夫でしたので、初期費用としては5,000円〜6,000円くらいでした。
指導について
ーーオンライン授業と対面授業で指導スタイルや授業のやり方は変えていますか。
根本的に異なる点はおそらくないと思うのですが、対面で教えている時はなるべく教材はプリントでお渡しするなど、極力電子書籍は使わないようにしています。
理由は、どこかの入試問題で読んだ研究結果で、紙媒体の教材を使って勉強した学生のグループと電子書籍のみを利用した学生のグループをの試験結果を比べたところ、紙媒体の学生のグループの方が試験の結果が良かったという内容を読んだことがあるからです。
それに加えて、私自身も紙媒体の勉強の方が親しみがあります。携帯性に関しては、電子書籍の方が勝りますが、本格的に腰を据えて勉強をする場合は紙媒体の方が良いと思っています。そのため、極力対面で紙媒体の資料をお渡ししているのですが、オンラインですとそういうわけにはいきませんので、チャットでお送りして、印刷をお願いする場合もあります。
学生さんの場合は、用途によって使い分けていただければと思うのですが、私は極力紙媒体で指導をしたいと思っています。
対面指導でも生徒さんに板書を書いてもらい、オンライン授業ではペンタブを使って書いたものを生徒さんにノートに書き取ってもらうことで、生徒さんが自分だけのノートを作れるように工夫をしています。
時間短縮のために私が予め全て書き込んだものをお渡しするのであれば、市販教材を使った方が速いです。もちろん市販教材も重要ですが、生徒さんの学力や志望校によって習得すべき内容が変わってくるので、授業ではその生徒さんに合わせた板書を程よく取り入れることを心がけています。
オンラインの場合は、画面共有で必要な箇所を生徒さんにすぐに示すことができ、提示できる教材の豊富さや簡単に提示ができるという点でははるかに対面指導により勝っていると感じます。
(オンライン授業中の一コマ)
マナリンクについて
ーーマナリンクで良いと思い点を教えてください。
応募した理由でもあるのですが、まずは自分で料金設定ができるという点ですね。私の調べた範囲では、料金設定が自由なところはなかったと思います。一般的な塾では授業を担当している時間しかお給料が発生しないことが基本です。レポートを書いたり、過去問を解いたり、プリントを作ったり、生徒さんのための活動でも基本的にはお給料はつかないので、塾によって違うとは思いますが、授業や準備に時間をかける方であればあるほど、時給換算すると最低賃金くらい、またはそれ以下になると思います。
マナリンクさんの場合は授業準備にかかる時間を含めて料金設定をすることもできますので、指導する側としては報われると言いますか、魅力的だと思いますね。
オンライン家庭教師を検討されている方へ
ーーこれからオンライン家庭教師を始めようかなと検討している方へ一言お願いします。
オンライン家庭教師をはじめて日が長い方ではないのですが、オンラインですと講師の方も場所を選びませんし、日本全国からお申し込みがくる可能性がありますので、自分の指導を求めている方を出会いやすくなると思います。そういった面は地域に縛られている対面の塾との大きな違いだと思います。
オンライン家庭教師も教育業界の一部ですので、日本全国にある塾や家庭教師を含めた中から選んでいただかなければなりませんので、通り一遍では難しいと思います。しかし、私も常に意識していることなのですが、独自性やこの先生から習いたいと思われる強みや武器を打ち出して、何かのオンリーワンになり、自分にしかできないことを打ち出せていければ、オンライン家庭教師として良い結果に繋がっていくと思います。
ーーありがとうございます!
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。