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生徒がアウトプットをはじめた時、インプットの扉も同時に開かれる

2024/1/23
生徒がアウトプットをはじめた時、インプットの扉も同時に開かれる

30年以上のキャリアを持ち、現在は個人塾の経営も行う関根先生にインタビュー!成績を伸ばすための「教師の役割」をお伺いしました。

まずは自己紹介をお願いします!

はじめまして。
オンライン家庭教師の関根と申します。

30の時に塾業界に転身してから、かれこれ30余年になります。その期間大手塾や予備校で教鞭をとり、また、40の時には個人塾を立ち上げ、地元の子供たちに学習指導をしてきました。

自宅の一室を教室として利用するシンプルな塾でしたが、口コミだけで生徒が集まるようになり、およそ20年間家賃も宣伝費もかけない塾の経営を続けています。

オンライン家庭教師を始めようと思ったきっかけを教えてください!

私が新たにオンライン教師を始めようと思ったのは、オンラインであれば全国の子供たちと出会う機会が無制限にあるだろうと思ったからです。

長年塾業界にいるので、私は、小学生と中学生であれば全科目指導することができます。それに加えて、国語なら中学入試から大学入試までより専門的でテクニカルな指導を行うことができます。長年にわたる授業の経験により、結果を出すことができるノウハウの蓄積があるからです。

私が住んでいるところは田舎なので、中学受験の生徒さんはほとんどいません。また、国語の受講を希望する高校生もほとんどいません。オンラインであればこのような「立地の問題」も解決できるので、私にとって魅力的なオファーでした。

オンライン家庭教師のメリットや始めて良かったことはありますか?

オンライン教師のメリットは、自由性が高いため得意な科目で授業ができる点にあると思います。

得意な分野で仕事をすると、結果が出やすくなるしストレスも少なくなります。楽しみながら仕事をして、相手にも感謝され、しかも報酬も増えるというのは、かなりよい仕事環境ではないでしょうか。

オンライン指導をする上で工夫されている点や気を付けている点などを教えてください!

私が日頃の授業で工夫している点は、話しやすい雰囲気作りです。

学習の大半はインプットですが、アウトプットの流れがないと効果的なインプットができません。教師との対話により問題意識が啓発され、生徒が「なぜだろう」と思った時に、能動的な「学び」の機会が訪れるのです。はじめは当たり障りのない雑談から入り、そのあと学習内容に関する対話を行い、そしてこちらから生徒に発問をします。

教師の発問に応じて生徒がアウトプットをはじめた時、インプットの扉も同時に開かれると考えてよいでしょう。

それから、「困難は分割せよ」という格言がありますが、生徒が消化吸収できるレベルまで話を噛み砕くというのも、教師の役割の一つだと思います。
そのために、身近な事例をネタにしたたとえ話や自分の体験談を話すのはとても有効です。また、自信をなくしている生徒を励ますのも教師の役割だと思います。

親にはできないことを教師が代わりにやってあげてこそ、プロの教師と言えるのではないかと思います。いずれにしても、まずは楽しい雰囲気、話しやすい雰囲気を作ることを心がけています。

印象に残っている生徒さんとのエピソードを教えてください!

印象に残っているエピソードですが、私の指導で成績が爆上がりしたケースがいくつかあるので、その一例を話します。

塾に通っても成績が伸びず、藁にもすがるような気持ちで私の塾に問い合わせをしてくる父兄が多いのですが、私はそんな父兄に対して「塾に通っても成績が伸びない理由」をきちんと説明します。それから体験授業を行い、親と生徒に、成績を上げるための具体的な方策を把握してもらいます。

通常、そんなふうにして子供たちは私の塾で学習を始めますが、二回ほど授業をした結果、伸び悩んでいた定期テストの成績が爆上がりした生徒がいました。子供のテスト結果を見て親が驚き、その生徒は、それまで通っていた塾をやめて私の塾に来ることになりました。

前の塾の塾長は、保護者の退塾の申し出に対しあれこれと説得をしたようですが「でもね、先生、そちらの塾で成績がすごく上がっちゃったんですよ」という母親の一言に、黙り込んでしまったということです。
そんな事例などもありました。

これから先取り組みたいこと、挑戦したいことなどはありますか?

私がこれから取り組みたいことは、リアル塾での経験を生かして、オンラインの授業においても結果の出る授業のやり方を考案することです。

そちらの方面での授業のキャリアはあまりないので、経験を重ねつつ、楽しくてわかりやすい授業を提供できるよう工夫していきたいと思っています。

マナリンクへのご感想やご意見などがあれば教えてください!

よりよいシステムの構築に向けて運営の方たちが日々頑張っているな、という印象を受けています。
仕事のスピードも、速いですね。この調子だと、これから先、リアル塾のほうはだんだんと淘汰されていくようになるかもしれません。そんなふうに感じます。

最後にオンライン家庭教師を始めようと検討している方へメッセージやアドバイスがあればお願いします!

パソコンの操作に不慣れな方の場合、はじめのうちは戸惑うこともあるかと思いますが、慣れていくうちにいろんなメリットに気づくことになるのではないでしょうか。

私の場合、対面での家庭教師の経験がありますが、生徒の自宅を訪問するだけで1時間以上かかってしまうというデメリットがありました。往復で2時間ですね。
ですから、大都市にでも住まない限り、社会人が本業として家庭教師をすることはできないと思います。副業として家庭教師をするにしても、スケジュールの管理や時間のやりくりが大変です。そのようなデメリットが発生しないというのも、オンライン家庭教師のメリットのひとつだと思います。

いまは時代そのものがリアルからネットのほうに移行しているので、まずは、オンラインで仕事ができることのメリットを認識し、運営の方と相談しながらはじめの一歩を踏み出してみたらよいかと思います。


関根先生
https://manalink.jp/teacher/14126
【学歴】
1979年3月 埼玉県立川越高等学校 卒業
1984年3月 慶應義塾大学文学部国文学科 卒業

【職歴】
1984年4月 父と叔父が経営する会社(セキネシール工業株式会社)に就職
1990年4月 上記会社を退職して塾業界に入る。以後およそ10年間、いくつかの塾・予備校の講師を経験する。
2001年3月 「個別指導進学塾 せきね会」を創立。塾長として現在に至る。

【中学受験の主な合格実績】
開成中学 1名
武蔵中学 1名
城北中学 1名
立教新座中学 1名
学習院女子中等科 2名
豊島岡女子学園 1名

【高校受験の主な合格実績】
県立川越高等学校 1名
熊谷女子高等学校 3名
星野高等学校 2名(うち1名は首席合格)

個別指導で、毎年十人前後の生徒を中学・高校・大学に送り出しているので、合格実績はかなりの数に上ります。
難関中学、難関高校、難関大学の合格実績も多数あります。
ただし、生徒さんは無試験で入塾するため、みんながみんな難関と言われるところに合格するわけではありません。

免責事項

こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。