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7000コマ以上の授業の先に見えた「自発性」への工夫

2024/1/23
7000コマ以上の授業の先に見えた「自発性」への工夫

国語講師の野又先生にインタビュー!7000コマ以上の授業の先でも「教える事が好き」と断言できる程の教育への熱意をお伺いしました。

まずは自己紹介をお願いします!

はじめまして、マナリンク国語科講師の野又です。
「大学入試の国語を教える仕事」に専業で取り組んでいます。

大学一年生から始めた「塾の先生」というアルバイトが、仕事になり気づけば20年以上、塾・予備校の世界で仕事をしていました。学生時代は個別指導、家庭教師。社会人講師としては12年間、神奈川県の大手進学塾で、大学受験部門の集団授業を担当しました。

「とにかく授業をするのが好き」

社会人講師時代は、進学塾の講師、室長、地域責任者として、教室運営や集客、講師研修等オールレンジに仕事をしてきましたが、振り返って一番誇りに思っているのはのべ7000コマ以上の授業をこなしたことです。

オンライン家庭教師を始めようと思ったきっかけを教えてください!

40歳を迎える年に大きく体調を崩したことで、関東での仕事を辞め、故郷宮城に帰ることに決めました。

塾業界は一年中「いまが一番忙しい」と言っています。自分を犠牲にして、仕事に尽くすことが多く、気づいたときには、あまり無理の利かない状態になっていました。

その反省に立って、教育業界でありながら「ワークライフバランス」のとれた働き方はないかと、あれこれ考えた結果、たどり着いたのがオンライン指導でした。

オンライン家庭教師のメリットや始めて良かったことはありますか?

『ワークライフバランス』
講師の仕事に限定すれば、塾・予備校で働くとしても、独立して働くとしても、やるべき仕事は大きく変わりません。変わったのは、時間の使い方が自由になったということです。

オンラインの授業は夕方から夜が基本です。出講の仕事や、生徒の学習管理、教材研究、授業準備等を日中にこなしますが、追いかけ気味に仕事をこなしておけば、好きな時にリフレッシュの時間を取ることができます。自分の理想通りに時間を使えるというのは、社員講師時代にはあり得なかったですね。

『設備投資が少なくて済む』
ほとんど既に持っていた機器で指導を開始できました。ノートパソコン・iPad・サブディスプレイ・スタンドマイク・光回線。買い増したものは、書画カメラぐらいです。機材のグレードがあがっても、授業のグレードがあがるわけではないので、気軽に始めてもSQに影響しません。

オンライン指導をする上で工夫されている点や気を付けている点などを教えてください!

僕は宮城県仙台第一高等学校を卒業しました。
校訓があり「自重献身」「自発能動」です。僕の指導の原点は「生徒の自発能動をサポートすること」にあります。内発的なモチベーションで勉強するのは簡単ではないですが、受け身の学習より三倍効果が高いです。少しでも「習ったことを、使ってみようかな」と思ってもらえるように工夫しています。

①付け足すのではなく、無駄を削ぐ。
もちろん、暗記すべきこと、答え、答えまでのプロセスなどを、教えますが、一番重視しているのは、「生徒が独り自習室に籠っているときに、武器になるメソッド」を提供することです。誰にでも使えて、論理的で、再現性がある解き方をとことんシンプルに教えています。

②授業が終わって、改めて開いたらモチベがあがるノート
長い集団授業の経験を通じて、授業ノートはやる気をあげる重要ツールだと確信しています。授業を受け終わって、いざ復習しようと思った時に「わかる!わかる!頑張ろう!」と思えるようなノートを残してあげたいです。

③過去問至上主義
入試は教科書の内容を基礎にしていると思います。ただ、大学入試の場合は、教科書レベルを大きく超えた内容、大学入試特有の知識が問われる場合があります。教科書と入試の間の溝を埋めるのが、過去問であり、赤本だと思っています。赤本で学んだことを教えます。

印象に残っている生徒さんとのエピソードを教えてください!

最近だと、オンライン授業で初めて担当した、早稲田・慶応志望の生徒です。一切妥協をしない子で、早慶・ICU・MARCHと多数の難関大学で合格を勝ち取ってくれました。

『ありがとう』
生徒の合格は、生徒が頑張った証であり、僕のものではありません。
しかし、集団授業で積み上げた経験が、オンライン指導でもきちんと生徒をサポートできたという確証を頂いたと思っています。今現在、自信をもって最難関大の指導ができると言えるのは、この子のおかげです。

これから先取り組みたいこと、挑戦したいことなどはありますか?

①新人塾講師に向けた授業セミナー
教育業界にとにかく貢献したい!学校も民間教育も人材不足ですが、これから先生になりたいという人に、思い切って第一歩を踏み出せるような研修・支援ができたらいいなと思っています。

②東北、宮城の高校生の指導
実は、オンライン指導を始めてから、地元宮城、東北の学生はまだ担当したことがありません。母校の東北大学は、地元出身者の比率が低いと言われています。この比率を高めるために何かできたらな、と思っています。東北、宮城の学生からの問い合わせ、待ってます!

③小説の執筆や朗読(下手の横好きで構わないので、何か残したい!)

マナリンクへのご感想やご意見などがあれば教えてください!

『合理的なシステム』
自作の講座を直接、生徒・保護者へ届けられるシステムは、同時に生徒・保護者が自分の目で見て、比べて先生を選べるシステムですよね。本当に画期的だと思います。自分で選んで、体験して、納得した先生だからこそ、生徒がまっすぐに授業に取り組めるのだと思います。おまけに、とても良い生徒ばかり!

これからもよろしくお願いします。

最後にオンライン家庭教師を始めようと検討している方へメッセージやアドバイスがあればお願いします!

『自分の生業が授業だと思える方へ』
民間教育は「教務」と「集客」の両方ができなければ成立しません。
「集客も大切だけど、もう少し教務に軸足を置いて仕事がしたい」と思っている先生にお勧めしたいです。
「肝心の受験指導が疎かだ…」「そんなつもりで民間教育に関わったわけじゃないのに…」と思っている先生、是非やってみませんか。授業力で勝負ができます。

野又先生
https://manalink.jp/teacher/12150
【学歴】
1999年 宮城県仙台第一高等学校卒業
2003年 東北大学経済学部経済学科卒業
2004年 東北大学大学院経済学研究科中退

【職歴】
2008年~2020年 大手進学塾勤務(神奈川)
2008年3月~2011年8月 大学受験部門専任講師
2011年9月~2013年8月 教室長(神奈川)
2013年9月~2020年1月 地域責任者(東京,神奈川)
2020年2月~2020年6月 教室長(神奈川)その後 病気療養
2021年9月~ オンライン家庭教師を開始

【講師として】
塾講師、学習塾社員講師として23年間活動しています。
・学生講師時代 中1~中3、高1
・プロ講師以降 高1~高3(現役生中心)
プロ講師としては累計1000人以上の生徒に授業をしてきました。
キャリアの中心は大学受験指導で国語科です。

【教室責任者として】
学習塾の教室長、地域マネージャーとして活動の経験があります。
・教室経営 ・講師育成/研修
・広告宣伝 ・時間割管理/講師管理
・他教室へのアドバイザー
「集団」「個別」「映像制作」ほぼ全ての教育形態に関わりました。

【合格実績】集団指導
・国公立大学
一橋大学、東北大学、北海道大学など

・最難関私立大学
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学など
最難関私大の合格者多数

・私立大学
MARCH、学習院大学、明治学院大学、日東駒専など
その他私大合格者多数

【合格実績】2022年度入試個別指導
慶應義塾大学 経済学部 1名
東京経済大学 1名
東京都市大学 1名

免責事項

こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。