オンラインの進化と共に、講師も学び続ける理由とは

大学受験を専門としているプロ講師の谷脇先生にインタビュー！常に進化と学びを忘れずに邁進し続けるその姿勢についてお伺いしました。

まずは自己紹介をお願いします！

講師の谷脇と申します。大学受験指導歴は13年です。

私は長らく大学や研究所で研究職に従事してきました。最初は実験物理学（重力波検出器）の分野でしたが、ふとしたご縁で農業工学や食品工学の分野でも物理学の素養を活かして研究するようになり、こちらでも学位を取りました。

学生時代から人に物を教えることは好きだったこともあり、学習塾などで教えていました。大学でも授業を担当したり学生の研究指導など、結局ずっと教育に関わってきたことになりますね。やりがいが大きく、自分に合った仕事だと思っています。

オンライン家庭教師を始めようと思ったきっかけを教えてください！

元々予備校や塾で働いていましたが、ある年度にコマ数が減ってしまったタイミングで他の塾などを探していました。そんなとき、オンラインで授業ができることを知って参入しました。これはコロナ禍が始まるちょうど1年前のことでした。

コロナ禍になってからオンライン指導の需要が高まり、指導件数も増えました。ただ、依頼件数に波がありました。オンライン指導の需要は将来的に増えると確信したので、事業を拡張しようとしていたときに出会ったのがマナリンクさんです。

オンライン家庭教師のメリットや始めて良かったことはありますか？

最大のメリットは移動時間がゼロだということですね。
昼間は学校に通っている現役生の需要は夜に集中するため、限られたコマ数しか設定できません。移動時間がゼロだと最大効率で授業を設定できます。また、台風などの際にもインターネットがつながっている限り生徒さんに授業が提供できます。

最初は対面授業と比較して授業の質が低下するのではないかと心配しましたが、オンラインの方がよい部分もあります。
例えば、プリントのファイルを用意しておけば板書の時間が省けますし、予定していなかった内容の解説など、授業中に急な要望があってもすばやくプリントを配布するなどの対応ができます。受験校の相談の時などはインターネット上の情報を共有しながら的確な指導ができるのがメリットだと思います。

オンライン指導をする上で工夫されている点や気を付けている点などを教えてください！

対面と違ってどうしても空間的な「壁」があるので、コミュニケーションには注意しています。一方的な授業だと映像授業を見ているのと変わりませんから、「双方向」であるメリットを最大限に活かして授業を展開しています。

科目の指導はもちろんなのですが、授業の始めに学校での様子や他の科目の進捗なども聞き取り、総合的な観点から最も効果的な指導を心がけています。

印象に残っている生徒さんとのエピソードを教えてください！

医学部受験予備校で10月に他の予備校から転校してきた浪人生がいました。
最初の校内テストでは、物理の点数はなんと0点。誰がみてもこれは大変厳しい状況ですよね。

その後、私の集団授業は大変真面目に受けてくれました。しばらくして個別授業の依頼があったので、志望校の頻出分野を丁寧に解説し、演習を重ねました。直前期には基礎的な出題が多い原子分野を攻略し、得点アップを目指すような指導をしていきました。
その結果、複数の私立大学医学部に合格されました。

その受験生は英語が得意だったこともプラスに働きました。正直なところ合格はかなり難しいだろうと考えていただけに、よい意味で期待を裏切ってくれましたね。こんな状況からでも諦めることはないことをこちらが学びました。

これから先取り組みたいこと、挑戦したいことなどはありますか？

最初はノートパソコンと書画カメラから始めたオンライン指導ですが、少し前にペンタブレット、そして最近はiPadを導入し、テクノロジーの力で授業の質を最大限上げようとしているところです。オンラインでもここまでできるのか、と思いますし、今後どこまで進化するのか楽しみです。

それと同時に、授業はやはり人がやるもの。
生徒さん達の反応は自分の授業の鏡と考え、指導力を上げていくことが重要だと考えています。

今は高校生が中心ですが、社会人の方々にも視野を広げていきたいですね。リスキリングが重要な社会になってきましたし、社会人になってから新たな勉強が必要になる方も多いと考えています。

マナリンクへのご感想やご意見などがあれば教えてください！

マナリンクさんのシステムは本当に素晴らしいと常々思っています。

通常の家庭教師紹介会社であれば会社が生徒と講師をマッチングしますが、マナリンクさんは「生徒さん」（そして保護者様）自身が教えて欲しい講師を選びます。これに伴う緊張感は非常に強く、選んでいただくことへのモチベーションが高まります。

このように素晴らしいシステムを構築し、維持されている運営局の皆様には大変感謝しております。そしてこのシステムをより多くの方に知っていただけるよう、今後の発展を期待しています。

最後にオンライン家庭教師を始めようと検討している方へメッセージやアドバイスがあればお願いします！

対面でしか教えた経験がない先生は、オンライン授業を始めるのに大きな不安を感じておられると思います。

しかし最近のテクノロジーの発展はめざましく、パソコンやiPadなどのタブレット端末、Zoomなどの通信ソフトを使うために特別な知識はいりません。ですので、まずはやってみるということで大丈夫です。

言うまでもなく最も重要なことは先生の授業です。対面とは異なった環境で先生の指導力をどのように発揮していくか。プロの先生であれば授業の工夫を重ねることはきっと新たなモチベーションになると思います。
ぜひ指導の舞台を広げてください。

谷脇先生
https://manalink.jp/teacher/12549
【学歴】
西オーストラリア大学　物理学部　博士課程修了（PhD）
茨城大学 大学院　理学研究科 宇宙物理学専攻　修士課程修了
大阪市立大学　理学部 地学科　卒業
京都府立北嵯峨高等学校　卒業

【職歴】
ルイジアナ州立大学　物理天文学部　勤務
広島大学　生物研科学研究科　勤務
京都大学　農学研究科　勤務
農研機構　食品総合研究所　勤務

以後，医学部受験専門予備校，大手進学塾などで大学受験生を指導。
オンラインでの個別指導は5年目。

【免許・資格】
PhD（物理学）
博士（農学，広島大学）第4054号
実用英語技能検定1級 1次合格（CSEスコア 2667）番号:1009275
実用英語技能検定準1級　証書番号:J1502902
TOEIC 900点 Registration number:0112660-6

【指導歴】（大学受験指導歴　通算13年）
現職
医学部受験専門予備校
オンライン家庭教師

過去の指導
医学部受験専門予備校（複数の予備校で指導経験）
大手予備校（高校生，既卒）
大手進学塾（高校生）

【個別指導での合格実績】
医学部医学科合格実績 
（滋賀医科大学は３名など，１校で複数の合格者があります）
＜国公立＞
滋賀医科，福井，香川，愛媛， 琉球
＜私立＞
岩手医科，国際医療福祉，埼玉医科，東海，金沢医科，愛知医科，藤田医科，
大阪医科薬科，関西医科，兵庫医科，近畿，川崎医科，福岡，久留米

大学合格実績
＜国公立＞
室蘭工業（創造工学），秋田（国際資源），宇都宮（工），金沢（薬），
京都（工），広島（医，看護）
＜私立＞
北海道科学（工），千葉工業（先進工），上智（理工），東京理科（理工），
法政（法，人間環境），國學院（文），専修（経営，経済，人間科学），
日本（生物資源），東京電機（工），東洋（理工），大妻女子（家政），
明星（理工），帝京（経済），帝京科学（生命環境），東京農業（地域環境），
東海（海洋），日本工業（先進工），埼玉工業（工）， 金沢工業（工），
中京（現代社会），立命館（理工），京都薬科，龍谷（法，社会，経営），
安田女子（薬），広島国際（薬）