海外移住した先生がオンラインで見つけた”新たな教育の場”
マレーシアからオンラインで楽しい授業をお届け!工夫の詰まった授業が魅力の安芸先生にオンライン家庭教師になるまでのお話をお伺いしました!
まずは自己紹介をお願いします!
夫と愛猫二匹で常夏の国マレーシアで生活しております。大学では中高の英語教育を学び、卒業後、個人塾を家で開きました。もともと塾講師だった母から教え方をたくさん教わりました。
結婚・引っ越し後はオンライン家庭教師として指導を続け、今までにたくさんの生徒さんと関わることができました。教師しか仕事をしたことがないので、これ以外の生き方・働き方をしりません。それくらい大好きな仕事なんです!
第一号の生徒さんが県庁で立派に働いていること、別の生徒さんが獣医さんになったことなど将来の夢をしっかり叶えていらっしゃる様子を聞くと、家庭教師は生徒さんの人生がより良いものになるよう関わらせていただける素敵な仕事だなと感じています。
もともと帰国子女として香港で育ち、在学中に台湾へ留学。どうしても日本よりも海外のほうが肌に合っているので結婚後すぐに他の国へ移住しました。人生で海外に住んでいるトータルの期間を数えると、ついに日本で住んでいた期間を超えてしまいました!母国より離れた土地から、日本の生徒さんに関われる仕事ができて充実した毎日を過ごしています。
オンライン家庭教師を始めようと思ったきっかけを教えてください!
15年以上前の話ですが、家で対面式の個人塾を開いておりました。しかし結婚・引っ越しを機に閉鎖することに…。
ところが熱心な生徒さんや親御さんからテレビ電話で授業を続けてもらえないかとご相談を受けました。当時はZoomなんてものもなく、スマホやタブレットもない時代で、skypeを使って白板をカメラに写しながら授業をしたのを覚えています。『オンライン家庭教師』なんてワードも聞いたことなかったと思います。
初めての試みに試行錯誤をしながら、その後もおかげ様で口コミから生徒さんは切れることなく続けてまいりました。しかし口コミだけでは新規生徒さん獲得に限界があるため、全国区で多くの生徒さんに出会えるプラットフォームはないかと思い、マナリンクに出会いました。ちょうどコロナ禍のときです。
昔はオンラインで授業を受けることに抵抗のある方や、電子機器の扱いになれておられない生徒さんも多かったですが、コロナ問題でZoomによる授業をうけることが子供たちの間で当たり前のものになりました。世界情勢にあまり左右されず、生徒さんも先生も身体面で安心して授業できる【新たな教育の場】が誕生したように感じました。
オンライン家庭教師のメリットや始めて良かったことはありますか?
①まず場所を選ばないことです。
私は海外在住のため、生徒さんのお家にお伺いすることが物理的に不可能です。ですがインターネットを使えばどこに住む生徒さんとすぐにつながることができます。ボタンひとつで日本と海外が繋がるので、海外の面白いエピソードや留学についてのお話もシェアでき、生徒さんの視野を少しでも広げることに貢献できているのではないかと思っています。日本人の先生を探しておられる海外在住の生徒さんに出会うことができるのも魅力ですね。
②また不登校の生徒さんの助けになれるのも利点です。
「お勉強したいけれど、集団が苦手」「学校の授業についていきたいけれど、外に出ると体調不良になる」というような、やる気はあるのに体調や性格の特徴ゆえになかなか学校や塾に通えない生徒さんもいらっしゃいます。
そのような生徒さんは音や周りの環境に人一倍敏感で疲れることが多いので、不必要に緊張する必要のないご自分のお部屋から授業をうけることができるオンライン家庭教師は、最高のツールだと思います。今までも多くの不登校の生徒さんと楽しく授業をさせていただいております!
③さらにオンラインゆえの魅力が【ネット機材をうまく活用できる】こと!
授業の参考になるような『youtube』を見せたり、『PowerPoint』でゲームをしたり、文法を視覚的に印象付けて説明するために『自作のスライド』を画面共有できたり…。そのデータをそのままご家庭へお送りできるのも魅力です!
昔は画用紙にマグネットを貼ってホワイトボードに貼れるよう、自作で文法カードを作ったりしていましたので、「より楽に」「より見栄えの良い」視覚教材を作れるのは私自身も楽しいですね~!堅苦しくない・飽きさせない授業はオンラインの方がやりやすいように思います。
④これはマナリンクならではですが、生徒さんが教師の紹介ページや動画を見て、良いと思った先生を選ぶというサービス。
選ばれるかドキドキしますし、選ばれるためにこちらも成長を止めてはいけないプレッシャーはあるのですが、趣味の欄や私の雰囲気を見て選んでくださったと思うと嬉しさも数倍に!またすでにある程度良いと思って選んでくださっているので、無料体験後に印象が違うということで断られることも少ないです。
「私もディズニー大好きなんです」「私もネイルするのが好きで」「私もマレーシアに住んでいて」などメッセージを付け加えてお問い合わせくださると『早く会いたい~』という気持ちになりますね。
オンライン指導をする上で工夫されている点や気を付けている点などを教えてください!
・生徒さんとのコミュニケーション
人間って「言葉」だけでなく五感から何気ない情報をたくさん受け取っていますよね。
でも画面向こうの生徒さんから得られる情報はオフラインより少なくなります。手元カメラがないと相手の手元は見えないですし、カメラを閉じられる生徒さんや問題を解いているときマイクを消す生徒さんもおられます。
そこで、得られる限られた情報から相手のことが理解できるように気をつけています。
視線・口調・動きなどから『緊張していないか』『集中力が切れてきていないか』などをくみ取ったり、ちょうどいい時に休憩を挟めるように工夫します。
また、肩をポンと叩いて励ましたり「頑張ったね!」のハイタッチなどが画面越しにはできないので、感情は声に乗せて伝えることしかできません。少し大げさなくらいテンションをあげて褒めたり、喜んだり、笑ったりします。そのため1時間の授業後はくたくたになることも多いですが、生徒さんがそれで気分がノッテくれるなら問題なしです!
・親御さまとのコミュニケーション
親御さまとの密なコミュニケーションも心がけています。
「ご要望はありますか?」とたくさんお尋ねしますし、授業内の様子・頑張ったところ・苦手そうだったところ・今後の課題・点数など細かく授業報告をお送りします。
部活や趣味のお話に関して親御さまにご報告すると「そんなことまで先生には話しているんですね!家では無口なのでいい関係を築いてくださり感謝いたします」といったメッセージをいただくことも少なくありません。
【親御さま・生徒さん・教師】の三者で協力しないとオンライン家庭教師はなりたちませんので、このトライアングルの関係が良好になるように心がけております。
印象に残っている生徒さんとのエピソードを教えてください!
お二人いらっしゃいます。おひとりは発達障害をお持ちのお子様を始めて受け持った時の経験です。
日常会話は問題ありませんし、ご自身が興味のあることは驚くほどの暗記力を発揮されますが、苦手な教科のお勉強となると1分前に行なったことも忘れてしまったり、私のいった単語をすぐに復唱することも難しいようでした。
その間に忘れてしまうというのです。
問題文の意味をくみ取るのが難しかったり、ワーキングメモリーの問題からノートを取るのも大変そうで、【今までの方法を繰り返してはダメだ、授業のやり方を全く変えなければならない】と感じました。
まず興味を持ってもらうため、生徒さんの好きなアニメの英語版から文法を説明しました。また発達障害の方は視覚から得る情報の記憶力が素晴らしいとも聞いたので、英単語をイラスト化する工夫も行いました。
文法説明のためのスライドづくりもこの時がきっかけです。
イラストがいっぱい使って説明したり、色分けした単語で語順を覚えてもらったり、とにかくノートとテキストから離れて勉強できるようにしました。
その結果、ほとんど発言がなかった生徒さんが英文を復唱できるようになったり、宿題を提出できるようになりました。
『英語は楽しいかもしれない』と思っていただけたようで、授業は発言の多い、明るいものに変化しました!
もう一人は不登校のお子様でした。
まじめで頑張り屋さんで、勉強したいという強い希望はあるものの、体調不良からなかなか学校に行けていませんでした。
それでも毎回のオンライン授業を熱心に受けられ、時には宿題を多めに要求するような頑張りっぷり。
こちらも体調に気を配りながら宿題の量を少しずつ増やしていきました。
ついに学校に中間テスト・期末テストを受けに行かれ、高得点を獲得!目標としていた点数を大きく上回り9割近くの点数を取られました。
学校の先生には「学校の授業を受けていないのにどうしたの?」と驚かれたようです。
頑張り次第では、不登校の生徒さんも十分学校の授業についていけるという良い実例になったと思います!
これから先取り組みたいこと、挑戦したいことなどはありますか?
私は発達障害をお持ちのお子様とのかかわり方においてまだまだ経験不足です。
どのように取り組めばいいか、遊びの延長でどのように勉強の習慣をつけてもらえるか、その子が持っているすごい長所や才能を生かす指導はどうすればいいか、強要や強制ではなく自主的に勉強をしたいと思ってもらえるにはどうしたらいいか、などまだまだ勉強中です。
そのような情報を発信されているセミナーや教材などを使ってこれから知識を広げていきたいと思っています。
また英検や中国語検定など資格取得のための短期コースの開講も興味がありますし、私は全く動画編集ができませんが、授業の様子などを切り取って雰囲気を味わってもらえるような動画をいつかマイページに載せたいな~とアイディアだけは膨らんでいます。
時間と能力に限りがあるので、なかなか実践まで時間がかかりそうですが、ある程度いろんな自由が利くマナリンクだからこそ、アイディアだけは次々脳内にでてくるんですよ^^
マナリンクへのご感想やご意見などがあれば教えてください!
失礼を承知で正直に申しますと、マナリンクという家庭教師サービスは元々存じ上げておりませんでした。
いろんな家庭教師の会社に登録しておりますが、コロナ禍でグンと紹介が減り困り果てていたところ、本当にたまたま御社のページにたどり着いたんです。
大手の家庭教師サービスで働かせていただいた頃は、金銭面の不透明さや、事務局と講師との距離の遠さ、紹介だけされてアフターフォローが少ない点、自由度が少なく思うような授業が展開できないモヤモヤした気持ちなど不安や不満がどうしても付き纏っていました。
個人塾で培ったノウハウがもっと自由にいかせたらいいのに…。と思っていた矢先、それを叶えてくれるマナリンクのサービスを知って「これだ!」と思いました。
私がマナリンクに参加させていただいた当初は「チャット機能」くらいしかまだありませんでしたが、みるみるうちにカレンダー機能やアクセス数をはかる機能など新しい機能がアップデートされ、サービスの進展を間近に見れてワクワクします。
事務局の方との距離も近く「こんなことで困っている~」と少しご相談するだけで、その点を改善するようなサービスを作ってくださるようすぐ働きかけてくださいます。生徒さんの声だけでなく、我々教師の声も本当に大事にしてくださっていることが感じ取れ、それにお返ししたいという気持ちにさせられます。
最後にオンライン家庭教師を始めようと検討している方へメッセージやアドバイスがあればお願いします!
インターネットを使えば、今まで不可能と思っていたことが可能になることがあります。
私が「海外に引っ越すからもう塾講師はできない…。」と諦めていたところを可能にしてくれたのが【オンライン】です。
せっかくノウハウや経験があるのに何かの理由で諦めてしまっている方、もしかしたら方法を変えればそれを活かせる道が広がるかもしれませんよ。
オンライン家庭教師は、子供が好きで、教えるのが好きで、人付き合いが好きで、話すのが好きなら『楽』ではありませんが、『楽しい』仕事です。
安芸先生
https://manalink.jp/teacher/12421
◎学歴
2004年度 三重県立上野高等学校卒業
2008年度 関西大学文学部総合人文学科英米文学専修卒業
◎職歴
2005年度~2007年 家庭教師のトライ 家庭教師
2005年度~2006年 鈴鹿eisu学院名張校 非常勤講師
2008年度~2013年 個人塾チェリッシュ英数教室を自宅で運営
2014年度~2020年 塾を閉鎖し、引っ越しを機にチェリッシュ英数教室オンラインコースを開講
2022年~現在 マナリンクでオンライン家庭教師を始める
◎免許
2008年3月 中学校教諭一種免許状(英語)取得 免許状番号 平19中1第4139号
2008年3月 高等学校教諭一種免許状(英語)取得 免許状番号 平19高1第5181号
◎資格
薬事法有識者会議 コスメ薬事法管理者
日本コスメティック協会 コスメマイスター
日本コスメティック協会 スキンケアマイスター
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。