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医師から家庭教師へ。再受験への挑戦と「教育」への道

2024/1/23
医師から家庭教師へ。再受験への挑戦と「教育」への道

医師を辞め「教育」の道へ。医学部再受験を応援する本堂先生にオンライン家庭教師になるまでのお話をお伺いしました!

まずは自己紹介をお願いします!

医学部再受験講師の本堂と申します。
マナリンクでは大学受験の数学と理科3科目(物理、化学、生物)を教えています。特に医学部の受験生が多く、自分も経験した医学部再受験を志す社会人の方も指導しています。

私は東北大学医学部を再受験して一度医師への道を志したのですが、現在はプロの家庭教師として活動しています。

ちゃんと医学部を卒業して医師国家試験にも合格し、研修医として働いていたんですが、これが自分には全く合わず。医学部に入る前にやっていた塾講師の方が楽しいし自分には絶対合ってると思い、もったいないとは思いつつ医師は辞め、改めて講師業を再開しました。

不安がないわけではなかったですが、やってみたらやっぱり楽しくて、しかも以前塾講師としてやっていたときよりも生徒たちに喜んでもらえていると感じたんです。塾講師という「教える立場」から医学部の学生という「教わる立場」を再度経験したことで、以前よりも生徒の心をつかむのが上達したと感じました。

いろいろと遠回りしましたがやはり自分にはこの道しかないと思い、プロの講師としてやっていくことに決めました。

オンライン家庭教師を始めようと思ったきっかけを教えてください!

私は集団授業は得意でないため予備校ではなく個別指導でプロの講師として働ける場を探していました。
私が住んでいる仙台にはそういう塾は少ないのですが幸いその中の1つで働けることになり、プロとしての指導が始まりました。

医学部卒という学歴も買ってもらえたのかわりとすぐに授業コマが埋まるようになりました。1年目から教室で最も多くの授業を担当するようになり、合格実績もおそらく一番でした。

ところが翌年はコロナの影響のためか教室全体で生徒数が減り、私のコマも減ってしまいました。仕方ないこととは言え、自分が実績を出していても教室の状況によっては評価されないことについては何とも言えない気持ちでした。

また、コロナ禍でオンラインの需要が増えているにも関わらず対面での指導を重視していると感じ、その点も疑問でした。

そういったこともあって、ただ組織に依存するだけではなかなか評価されない、自分が思う理想のサービスを生徒さんに提供することはできないと思い始めました。
1年目から多くの授業を担当させてもらえたことには感謝していましたし、このまま居続けていればそれなりに安泰とは思っていましたが、もっと自分の力を発揮できる場に身をおきたいと思い独立する方向で考え始めました。

ただ、自分で塾を開業する資金もなければノウハウもない。そこで自宅で始められるオンライン家庭教師を今後の主軸にしようと考えて、今年からオンライン家庭教師としての指導を開始しました。

オンライン家庭教師のメリットや始めて良かったことはありますか?

まず、自宅でできるため塾や予備校で教えるのと比べて組織に縛られている感じがほとんどない、ちょうど良い距離感が自分には合っていると思います。もちろん、塾や予備校で他の先生やスタッフの方と一緒に働く方が良いという人もいると思いますが、私には圧倒的にオンラインの方が合っていました。

また、私が住んでいる仙台の教育関連の市場は首都圏や他地域と比べて小さく、医学部を受験する生徒も限られています。
優秀な生徒は大手予備校に行くことが多いので、個別指導でそのような生徒を教えるチャンスはそれほど多くありません。それがオンラインなら他地域の生徒も教えられる。私のように地方に在住の講師にとっては指導対象の幅を広げられることは大きなメリットだと思っています。

もう一つ感じるのは、塾や予備校の経営方針に合わせなくても自分の持ち味を出しやすいことです。
無理に生徒に合わせなくても自分の指導スタイルに賛同してくれる生徒はどこかに必ずいるし、それは生徒側のメリットでもあります。

私は自分の指導理念の1つとして「始めから悪い子なんていない、いるのは悪い子だと決めつける大人だけ」という考えをもっています。
ある先生にとっては一見手を焼く厄介な生徒でも他の先生にとってはとても良い生徒だったりする。でも選択の幅が狭いと、「悪い子と悪い先生の組合せ」が生じうる。オンラインならば全国から自分に合ったプロの先生を選べるからどんな生徒でもきっと理想の先生に出会える。講師も塾や予備校の方針だからと無理に自分に合わない生徒を担当し続ける必要がない。

もちろん講師としてはどんな生徒にとっても良い先生であることが理想ですが、私は聖人君子ではないのでそれは無理です。そんな私でも「その生徒にとって最高の先生」になる可能性を高めてくれるのはオンラインの素晴らしいところだと思っています。

オンライン指導をする上で工夫されている点や気を付けている点などを教えてください!

オンライン指導を始める前に、オンラインのデメリットって何だろうなと考えたんです。よく言われるのは主に

1. 緊張感が伝わらない
2. 先生が生徒の状況を把握しづらい
3. 自習室が使えない(塾、予備校と比較して)

といったところでした。

1の「緊張感が伝わらない」に関しては経験上、そもそも個別指導には緊張感って必要ないのではと思っています。その人の指導スタイルや生徒の学年、集中力にもよると思いますが、教師が1人の生徒を相手にしていて授業に集中させられないということは今のところないです。むしろ個別指導には過度な緊張感は不要で楽しい雰囲気や生徒の心理的安全性の方が大事だと思っています。

2の「先生が生徒の状況を把握しづらい」に関しては私は生徒との会話をすごく重視した指導をするので、生徒の反応から説明が伝わっているかどうかはすぐわかります。たくさん話すし、生徒からも理解したことを言葉で表現してもらうことを重視しているので、理解していないことを見過ごすことはありません。

最も影響があるとしたら3の「自習室が使えない」かなと思い、その対策を考えました。要は自習室がなくてもしっかり勉強していれば良いわけで、生徒に毎日ノート画像を送ってもらうようにしました。これで宿題もノートの書き方も事前にチェックできるので授業時間は全て解説や演習に充てることができ、良いことばかりです。

ルーズな生徒だとちゃんと毎日送ってくれない子もいますが、それは自習室に関しても同じこと。自習室がないと勉強しない、先生がその場にいないとだめというのは思い込みに過ぎず、工夫次第では対面指導以上の効果を出せると確信しています。

印象に残っている生徒さんとのエピソードを教えてください!

医師を辞め、教える仕事を再開してすぐに中学1年生の男の子の授業を担当することになりました。

体験授業後に感想を聞いたところ「今までに受けた授業の中で一番良かった!」と言ってくれて、その時はまだこれからプロの講師としてやっていけるのか不安な気持ちでいっぱいだったので、その言葉を聞いて涙が出そうになりました。

こんなに素敵なことを言ってくれる生徒の未来に関われるなんて光栄だし、やはり自分の選択は間違いではなかったと思えた瞬間でした。

これから先取り組みたいこと、挑戦したいことなどはありますか?

オンライン家庭教師は今年始めたばかりでマナリンクにも登録してまだ半年程度です。まずはマナリンク内で1つのポジションを築きたいです。特に私のように医学部再受験を志す社会人の方向けのコースを多く用意して、普通の塾や家庭教師にはない価値提供をできたらと思っています。

私が医学部再受験を応援する理由は2つあって、1つは医学部再受験は年齢に関係なく自分の人生を変えるチャレンジをする機会であり、そのような機会があることは素晴らしいと考えていることです。
社会人の方は自ら進んで勉強しているからとても意欲にあふれています。そういった方々を教えるのはとても楽しいし、きっと医学部に入った後も強い目的意識を持って勉強されるはずで応援したくなります。

もう1つの理由は医療の世界に多様な人材を送り込みたいと考えているというのがあります。
医学部は難関のため高校で成績が良かった生徒、特に数学や物理が得意な受験強者が進みがちですが、これらの科目で点数を取れる能力は医療の分野に必要な能力と必ずしも一致しません。
一度社会に出ていろいろな経験を積んだ再受験生が医療の場で活躍する機会が増えることは医学の発展と医療サービスの向上につながると信じています。

このような社会人の方も仙台に限ると少なく、対象を全国に広げられるオンライン家庭教師の利点を生かせると考えています。

マナリンクへのご感想やご意見などがあれば教えてください!

マナリンクの最大の魅力は何といっても生徒、保護者が直接講師を選べることです。
生徒側は自分の要望にぴったりの先生を探せるし、講師側は自分の指導の魅力を生徒に直接アピールできる。運営会社から自分に合わない案件を押し付けられることもない。合わないと感じたら指導を断ることもできる。

その結果、指導に対する満足度を高められるという非常に合理的なシステムです。先ほど述べた「その生徒にとって最高の先生」になる可能性を最大限伸ばしてくれるのがマナリンクの素晴らしいところです。ユーザーだけでなく登録講師の誰もがマナリンクを推している理由はこのあたりにあるのかと思います。

また、従来の塾や家庭教師では、講師はどうしても所属する塾や運営会社から案件をもらって指導をするため運営会社との間に上下関係ができやすいです。

マナリンクでは自分の工夫によって集客できるから自分で顧客を獲得するという意識が生まれるし、そのような上下関係も生じないのがとても良い点だと感じます。思うように問合せが来なくてもそれは自分の集客に工夫が足りないからだと自然と自責思考が生まれる点も良く、私のように会社や組織に依存したくないという方には向いています。

とは言っても完全に講師の責任と投げっぱなしなわけではなく、集客のためのサポートが非常に充実しています。特に毎日開催されている勉強会では質問や意見に直接お答えいただいてとても助かっています。

オンライン家庭教師は地方のため近くに良い塾や予備校がないとか、不登校のため学校の勉強ができないといった「頑張りたいけど頑張れない生徒」に対して優しいサービスだと思いますが、マナリンクの取り組みは私たち講師が「オンライン指導と集客をどう頑張ったらいいかわからない」というに悩みに対しても優しく答えてくれていると感じます。

さらに運営局が講師側の意見を積極的に聞いてくださり、非常に早いペースで改善に取り組まれていることが伝わります。こう言うとおこがましいですが、運営局と講師が一緒にマナリンクを育てていっているという感じがしてワクワクします。

私もまだまだ始めたばかりではありますが、オンライン家庭教師としてマナリンクと共に発展していけたらと思っています。

最後にオンライン家庭教師を始めようと検討している方へメッセージやアドバイスがあればお願いします!

オンライン家庭教師を始めてから感じたことは圧倒的な自由です。
人によっては自由だとどうしたらいいかと不安になってしまうこともあると思いますが、マナリンクは程よい距離感で私たちの理想とするサービスの提供をサポートしてくれます。
一緒にオンライン家庭教師を盛り上げていきましょう!


本堂先生
https://manalink.jp/teacher/13922
【学歴】
2001年3月 山形東高等学校 卒業
2001年4月 東北大学理学部 入学
2005年3月 東北大学理学部宇宙地球物理学科 卒業
2007年3月 東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻 修士課程 修了
2012年4月 東北大学医学部医学科 入学
2018年3月 東北大学医学部医学科 卒業

【職歴】
2007年 4月~2007年 7月 東京のシステム開発の会社に勤務
2007年10月~2012年3月 栄光ゼミナール講師
2018年 4月~2019年7月 初期研修医
2019年12月~2023年2月 名門会講師
2023年3月~ オンライン家庭教師として活動

【免許・資格】
2018年3月 医師免許証 取得

【指導/合格実績】
講師歴13年目
大学受験生を中心に個別指導での豊富な指導経験があります。

<主な合格実績>
2021年度
山形大学医学部医学科1名
昭和大学医学部医学科1名
東北医科薬科大学医学部医学科2名
埼玉医科大学医学部医学科2名

2023年度
新潟大学医学部医学科1名
日本医科大学医学部医学科1名
東北医科薬科大学医学部医学科1名
北里大学医学部医学科1名
岩手医科大学医学部医学科1名
獨協医科大学医学部医学科1名

免責事項

こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。