元大学附属高校の英語教師が語る、子どもを伸ばす“待つ力”と“考える力”
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まずは自己紹介をお願いします!
10月から家庭教師に登録した平岡です。中学・高校で約25年間、英語を教えてきました。大学附属高校での指導や担任経験を通して、さまざまな生徒と向き合ってきました。
娘は大学でバイオリンを学び、息子は東大を卒業し体育会ラグビー部に所属していました。子どもたちの演奏会や試合の応援を楽しみながら、成長を見守った日々はかけがえのない経験でした。
生徒さんの進路達成のために、それぞれの興味や得意分野を引き出したいと考え、新たな場へ活動の幅を広げました。総合型選抜や学校推薦が増える現在の進学状況を踏まえ、英語の資格試験取得や内申点の計画的な確保をサポートしながら、答えをもらうのではなく自分で答えを作り、行動できる生徒を育てたいと考えています。


先生が「教える仕事」に興味を持ったきっかけは何ですか?
教える仕事に興味を持ったきっかけは、下の子が10か月のときにお姑さんの公文教室でアシスタントを始めたことです。
幼児から中学生までの子どもたちに読み書きや計算、英会話などを教えるうち、子どもたちの成長を間近で感じられる楽しさに魅力を感じ、教える仕事に関心を持つようになりました。
ちなみに、ご自身は昔どんなタイプの生徒でしたか?
私は努力を惜しまず、一つひとつを大切に取り組むタイプの生徒でした。中学時代は全教科でトップを取ろうと真剣に取り組むあまり神経質になることもありました。
しかし高校では周囲のレベルが上がり、立ち向かっても超えられない壁を経験しました。現在旧帝大の大学教授である友人の頭の回転の速さにびっくりしたり、他の大勢の優秀な友人の模試の結果を見てなんだか諦めを感じたり、苦い思いもしました。いわゆる「受験戦争」時代の大学受験は20倍くらいの倍率の大学も多く、上の兄姉がいなかった、殆ど進路指導がなかったため情報戦には疎かった、戦略がなかったな、と今は感じます。
当時の共学高校は女子が少なく、けんかや仲間はずれは皆無でした。3年間仲間と自由に語り合い、世界の出来事を熱く議論した日々はかけがえのない経験でした。
今でも印象に残っている生徒さんや出来事はありますか?
高2から指導した男子生徒は明るく、学業よりも女子に興味が向きがちでした。語彙力が低く小テストはいつもギリギリでしたが、「もったいない」と褒めて伸ばす戦術で家庭学習習慣を促し、時事問題やスポーツ、医療の話も交えて視野を広げる指導を続けました。その結果、偏差値を約20上げ、第一志望の立教大学に一般受験で合格。純粋に信じて努力する姿が印象に残っています。
高1から指導した女子生徒はクラシックバレエで世界に羽ばたきたいという夢をもっていました。几帳面で真面目で提出物も完璧。しかし定期テストや模試の結果はもう少し頑張ってほしいという結果でした。高2の冬にイギリスロイヤルバレエ系列のスクールのオーディションに合格すると、IELTS5.0以上を目標にして猛勉強し見事合格しました。素直さ、ひたむきさ、そしてご家庭の恵まれた環境で現在もイギリスで頑張っています。
授業以外で、生徒とどんな話をすることが多いですか?
授業以外では、生徒の興味や関心に合わせて、時事問題やスポーツ、音楽、映画などさまざまな話をします。
将来の進路や日常の出来事について話すことも多く、学ぶことだけでなく、考え方や視野を広げるきっかけになるよう心がけています。リラックスした雰囲気で、生徒が自然に話せる関係を大切にしています。
オフの日はどんな時間を過ごしていますか?
子どもたちが学生の頃は、バイオリンの発表会や演奏会、ラグビーの試合に家族で出かけ、夫婦で楽しみました。その際に育んだ保護者間の友情は今も大切な宝で、現在はその友人たちと家族ぐるみで出かけたり食事を楽しみながら、子どもたちの社会での活躍を語り合っています。
一方で、オフの日は教材研究や定期試験の作問に没頭することも多く、案外研究派なのかもしれません。


教育で大切にしていることや、こだわりがあれば教えてください!
教育で大切にしているのは、個性や自主性を尊重し、自分で考え行動する力を育てることです。
1つの情報だけで流してしまう、言われたことを鵜呑みにするのではなく、頭や手足を使って調査し、思考する喜びを感じる経験は非常に大切です。大量の情報や早すぎる世の中、何も言わず流されてしまう子供が増えている危機感を感じます。待って考える習慣をつけることを大切にしています。ときに違う方向から言葉を投げかける、なぜ?の理由、根拠をその子の言葉で表現させます。
また、読書を通して知識や表現力を磨き、教養をつけることも重視しています。ベストセラーだけでなく、ちょっと古い文学や歴史の話なども授業でしています。
そして、家族や友人など周囲の人を大切にすることです。一人ではなくチームとして話し合い、解決、切り開けるように誰かと話してみよう、と言葉をかけることも多いです。世の中の変化に対応するためには的確な情報を見極め思考するためには独りよがりにならず、柔軟に他者の意見を取捨選択する力は非常に重要です。そのために基礎学力、教養、考える力を育むと考えています。
未来の社会を切り開く新しい世代を教育する重大な責任を自覚し、指導に臨むことを肝に銘じています。
これから挑戦したいこと、授業や教育で実現したいことなどはありますか?
集団授業で「もっと個別に時間をかけてみたい」と思っていたことを、一人ひとり丁寧に挑戦したいです。
語彙力を飛躍的に伸ばすため発音や意味、英英での理解を徹底的に確認したり、シャドーイングをオンラインで丁寧に指導したり、初見の英文にもひるまず取り組める力を育てるなど、個別指導だからこそ可能な学びを実現したいと考えています。
さらに、総合型選抜・学校推薦型選抜の対策講座も開き、内申点、大学情報、多様な経験、読書や資格取得など時間をかけた対策で進路達成を目指す授業も展開したいと考えております。
最後に、皆様へ一言メッセージをお願いします!
一人ひとりの個性や興味を大切にし、自分で考え行動する力や表現力を育てたいと考えています。語彙を徹底的に確認したり、シャドーイングで発音やリズムを丁寧に指導したり、初見の英文にひるまず挑戦できる力を身につけます。
また、総合型選抜や学校推薦型選抜では、内申点の管理や大学情報の収集、多様な経験や読書、資格取得など時間をかけた対策で、進路達成を全力でサポートします。どうぞよろしくお願いいたします。
平岡オンライン家庭教師
指導歴:25年
最終学歴:成蹊大学 文学部 卒業
https://manalink.jp/teacher/18405
【免許】
教員免許1種・中学校
教員免許1種・高等学校
【学歴】
1987年3月 横浜市立港南台第一中学校 卒業
1990年3月 神奈川県立柏陽高等学校 卒業
1990年4月 成蹊大学 文学部英米文学科 入学
【職歴】
・1990年~1993年 家庭教師、ひのき秀英学院、池田塾 講師
・1994年~1998年 千代田化工建設株式会社 技術協力グループ所属
・2000年~2011年 公文教室 アシスタント
・2005年 大和市立下福田中学校 非常勤講師
・2006年 ECCジュニア 幼稚園課外教室 英会話講師
・2007年 大和市立つきみ野中学校 非常勤講師
・2008年 大和市立大和中学校 非常勤講師
・2010年~2012年 海老名市立海西中学校 非常勤講師
・2013年 光明学園相模原高等学校 非常勤講師
・2013年~2025年 学校法人湘南工科大学附属高等学校
(非常勤講師、特任講師、専任講師)
【指導/合格実績】
◆国公立大学
横浜国立大学
◆難関私大(MARCH・成成明学・G-MARCH系)
明治大学/立教大学/法政大学/成蹊大学/成城大学/明治学院大学/國學院大學
◆日東駒専・芝浦工大など有名私大
日本大学/東洋大学/駒澤大学/専修大学/芝浦工業大学/順天堂大学/東邦大学/東海大学
◆女子大学・教育系大学
日本女子大学/昭和女子大学/実践女子大学/清泉女子大学/共立女子大学/フェリス女学院大学/東洋英和女学院大学/鎌倉女子大学/相模女子大学
◆中堅・地域・専門系大学
神奈川大学/神奈川工科大学/関東学院大学/産業能率大学/玉川大学/文教大学/武蔵野大学/立正大学/和光大学/帝京大学/帝京平成大学/鶴見大学/東海大学/東京国際大学/湘南医療大学/松蔭大学/松陰横浜大学/多摩大学/田園調布学園大学/横浜創英大学/桜美林大学/亜細亜大学
◆その他・医療・看護・地域系大学
順天堂大学/湘南医療大学 ほか多数
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