「学校では拾いきれない声」に寄り添う。現役社会科教員が見つめる学びのこれから

まずは自己紹介をお願いします！

はじめまして！みやひらといいます。

中学社会、高校は公民系科目を中心に、歴史系科目の講座も担当します。また、小論文指導や推薦入試もお手伝いしていこうと思っています。

中学、高校は成城学園に通い、大学は上智大学の総合人間科学部で教育学を学び、そのまま大学院で教育学専攻の修士課程まで修めました。学生時代を通して個別指導塾の講師をしていて、小学生から高校生まで、幅広くたくさんの生徒と勉強してきました。

現在は地方私立一貫校の社会科教師として教えています。気軽に話しかけられる先生を理想像に、常にオープンな雰囲気を心がけています^^

先生が「教える仕事」に興味を持ったきっかけは何ですか？

中学を卒業するとき、ひとの人生を豊かにする存在になりたい、と思ったことが最初のきっかけです。

自分自身小学校のころからいつも先生に恵まれて、そのおかげでここまで成長してこられた実感があります。話を聞いてくれる存在がいること、見守ってくれる存在がいること、さまざまな視点を教えてくれる存在がいることは、その後の人生を自らの足で歩んでいくうえで本当に大切なことだと思います。

1人でも多くの生徒にとって、そんな存在になりたいな、というのが今の私の原動力です。

ちなみに、ご自身は昔どんなタイプの生徒でしたか？

真面目な方…だったと思いますが、どちらかというと試験前の自学に力を注ぐタイプでした。

試験前にノートのまとめプリントを作ってクラスメイトに配って喜ばれたり、そのお返しに当時は「年貢」(と本当にそう呼んでいた大好物の杏仁豆腐！)をたくさんおさめてもらったり(笑)、今でもいい思い出です。

日頃の授業では……マルチタスクと効率を重視していましたね^_^; (当時の先生方、すみません！)

今でも印象に残っている生徒さんや出来事はありますか？

たくさんの生徒と、それぞれのドラマがあったんですが、その中で印象に残っているのは学生時代の個別指導塾で、中学から高校までずっと私を指名してくれていた生徒のことですね。

やっぱり講師としての最初の時期に慕ってくれたその生徒と、高校卒業まで走り抜けられた経験があってこそ今の自分の自信がありますし、感謝しています。

学校教員としては、今まで関わってきたクラスの生徒たちはみんな優しく、さまざまなサプライズをしてくれました。誕生日に教室を飾ってプレゼントをくれたり、クリスマスカードを贈ってくれたり…。サプライズって相手が喜ぶ姿を想像してやるものだと思うので、そういう気持ちを向けてもらえてることは、本当に幸せに感じますね。

授業以外で、生徒とどんな話をすることが多いですか？

自分のことも、生徒さんのことも、話題は本当にさまざまです。私自身、多趣味な方だと思っていて、アニメやゲーム、映画、楽器のことなど、いろいろな話をします。

また、生徒さんから今流行っているものの話を聞くのもとても楽しく、それぞれの推し活の話や、人間関係について考えていること、SNSで頑張っていることなどもよく聞かせてもらっています。

流行りの移り変わりが激しい世の中ですが、だからこそ自分の知らないことを知るのは楽しいですね。生徒と雑談をしていると、生徒の方が先生になってくれていることの方が多いかもしれません(笑)

オフの日はどんな時間を過ごしていますか？ 

オフの日に時間があるときは、普段できない運動をしたり、本や動画を通して勉強したり、ベース演奏が趣味なので時間をかけて練習したりします。

あとは何といっても大のゲーム好きなので、まとまった休みがあると「新しいタイトルをクリアするまでやるぞ！」と意気込むこともあります。長年続けているソーシャルゲームもあり(グ◯ンブルー・ファン◯ジー！)、仲間と会話をしながら一緒にプレイする時間も楽しみのひとつです。

やりたいことが多すぎて、一日30時間だったらいいなと思ってます。

教育で大切にしていることや、こだわりがあれば教えてください！

大学での専門分野が「教育哲学」というものだったこともあって、知識を身につけるってどういうことなのかな、といつも考えながら活動しています。

知識って本来、単独では存在していなくて、また科目や分野みたいなもので区切られてもいなくて、お互いに手を伸ばしてつながり合っていると思うんです。

そこから考えれば、一つ一つの知識を、勉強したりテストで使うその瞬間だけ使うのではなくて、あとから別の知識と組み合わせたり、向き合っている問題への対処に使ったり、そういうつながりが起こることが大事なんです。

だからこそ、授業で扱った内容を、一見無関係に見える自分の趣味や、日常的な人間関係に関連づけてみることは、遠回りに見えて本当の意味での知識のあり方に近づいているんだという風に考えていますし、そういう会話をたくさんしたいなとも考えています。

なによりそういう会話って、楽しいですしね^^

これから挑戦したいこと、授業や教育で実現したいことなどはありますか？

オンラインで教えようと思ったきっかけは、全日制の学校ではどうしてもカバーしきれない生徒さんのために、何かできることはないかと考えたことでした。学校に行くことが怖いとか、環境が合わないなどの理由で、いわゆる「不登校」の状態になり、本当は抱かなくてもいい罪悪感を抱いてしまっている方とも、多く関わりたいなと思っています。

良くも悪くも「多様性」が叫ばれる現代社会において、教育のあり方も変わっていく必要があると感じています。それぞれ異なる環境で学ぶ皆さんにとって、少しでもより良い教育の形を考え続けていけたらと思っています。

最後に、皆様へ一言メッセージをお願いします！

最後まで読んでくださって、ありがとうございます！

途中こ難しい話を挟んでしまったかもしれませんが、実際の私はゆったり気質の人間です。

気軽な気持ちでも大歓迎ですので、ぜひ講座やプロフィールのページも見にきてくださいね！



みやひらオンライン家庭教師
指導歴：19年
最終学歴：上智大学大学院 総合人間科学部 修了
https://manalink.jp/teacher/18895

【学歴】
私立成城学園中学校卒業
私立成城学園高校卒業
上智大学　総合人間科学部　教育学科卒業
上智大学大学院　総合人間科学部　教育学専攻　修士課程卒業

【職歴】
私立中高一貫校　社会科教師歴14年

【免許・資格】
中学校教諭専修免許状　社会
高等学校教諭専修免許状　地理歴史
高等学校教諭専修免許状　公民

【指導/合格実績】
上智大学文学部・総合人間科学部・外国語学部他　推薦入試合格実績多数あり