「がんばれ」ではない寄り添い方を―隣で歩む学びを大切にする先生の教育観
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まずは自己紹介をお願いします!
はじめまして!先生なのにふらふらと生きています、しょうたです。
ふらふらしているのにも関わらず、教育業界に身を置いてからかれこれ10年が経とうとしています。大手旅行会社に勤めていた時は、一度教育の場からは離れていましたが、また戻ってきました。
これまでは、主に海外につながる子どもたち、海外在住でありながら日本語環境で育ってきた子どもたちに勉強を教えてきました。小学1年生〜高校生までと年齢層も幅広く、5教科を教えています。
こんな自己紹介では、この先生怪しい人なんじゃないかと思われるのではないかと思いますので、これまでどんな風に勉強を教えてきたのか、どんな人生を辿ってきたのかということを振り返りながら、等身大のわたしをお伝えできればと思います!
先生が「教える仕事」に興味を持ったきっかけは何ですか?
マナリンクの下記のブログでも書かせてもらったのですが、もともと興味があって自分から飛び込んでいった仕事ではありませんでした。
▽しょうたオンライン家庭教師のブログ
https://manalink.jp/teacher/20087/blog/5923
大学時代にあるプロジェクトに関わっていて、その一環で国連機関から、「難民として自国の戦争から逃れ、教育機会を奪われた子どもたちがいるからその子たちに勉強を教えてあげてほしい」と依頼を受けたのです。当時、日本ではそのようなプロジェクトに関わっている人材がほとんどいなかったという背景もあり、「自分たちでやるしかない」とチームの一員として関わり始めたのがきっかけです。
週に一度集まり、言葉も十分に通じない中で学習を進めていました。彼らは英語圏育ちではなく、英語でのやり取りも難しかったため、わたしたちも彼らの言語を学びながら関わっていました。一方で、子どもたちは日本人の地域の子どもたちと同じ学校に通い、日本語で教育を受けていたため、なるべく日本語で会話をし、日本語学習と教科学習を並行して進めていきました。
教育に携わり始めてからの10年を振り返っても、そして、教育以外の自分の仕事人生においても、一番といってもいいほど難しい仕事だったと思います。しかし、彼らがすくすく成長し、クラスで一番の成績を取れるほど勉強ができるようになったことで、「教える仕事」にやりがいを持てるようになりました。
その後、わたしは国際交流基金からインドネシアに派遣されて、現地の高校生に日本語を教える仕事もしていました。インドネシアの日本人が住んでいないスマトラ島のど真ん中に派遣されたのですが、そんな地域でも日本や日本語に興味を持ってくれている人がいることを知って驚きと嬉しさがありました。
「教える仕事」で自分が受け持った生徒のみなさんからの「成長」という嬉しいプレゼントが、今もわたしが「教える仕事」を続けられている理由だと思います。%20(1).png)
ちなみに、ご自身は昔どんなタイプの生徒でしたか?
周りからは静かなタイプだったと言われることが多いです。わたし自身は、そうでもなく、むしろがんばって働きかけていたと思うんですが・・・。
振り返ると、がんばりを認められずに育ってきた感触があります。大きな成果を出したと自分の中では思っていても、両親はその時は褒めてくれるものの、もっと頑張れるのではないかと鼓舞をしてくれていました。
もちろんそのおかげで、自分はここまで大きく育つことができたと思っていますが、どこかで今の自分を認められていない気がして寂しくもありました。高校生ぐらいになって心が育ってくると、小さなものがいくつも積み上がり、自己否定してしまうような人間になっていました。
今はその時よりは自分を認めてあげようと思うようになりましたが、根っこの部分は変わらないと思っています。
そういった背景があり、学習コーチングでは、学校や親、友人、社会観念などに板挟みにされて「キツイ」と感じてしまっているみなさんに手を差し伸べる、といってはおこがましいですが、「キツイ」と感じてしまうみなさんの捌け口になれたらいいなと思っています。
今でも印象に残っている生徒さんや出来事はありますか?
10年にわたって教える仕事に携わってきましたが、どの生徒さんとの授業も、今でもはっきりと覚えています。
というのも、わたしはほとんど個別で教えてきて、ほとんどの生徒さんを2年以上教えている関係で、関わってきた生徒さんは他の先生ほど多くはありません。しかし、人数よりも大事な深い関係性を築けてきたと思っています。
英語が本当に全くできなかった中学生が2年後には準2級に合格できるほど上達していたり、教科書の音読がおぼつかない子でも1年経ってスラスラと読むことができるようになったり、人と話すのが苦手だと思っていた小学校5年生の子が、堂々とプレゼンができるようになったり…挙げていくとキリがありません。
これから出会うみなさんとも、長く付き合っていけるといいなと思っています。
授業以外で、生徒とどんな話をすることが多いですか?
一度だけ、「今日は授業をしたくない」というお子さんと、授業時間をまるまる雑談に使ったことがあります。
もちろん、ただ雑談をしていたわけではなく、会話の中には勉強につながる種をそっと蒔いていて、授業の終わりにそのことを明かしました。それくらい、私はおしゃべりをすることが大好きです。
もちろん、99.9%の授業はちゃんと授業として進めています(笑)
学校のことや、自分の住んでいる地域や生徒さんが住んでいる地域について(生徒さんは世界中に住んでいるため)、趣味の話、わたしが最近読んだ専門書や小説の話、ゲームやLEGOの話、わたしのこれまでの仕事の話など、いろんな話をします。
わたし自身、根っからの関西人なので、ヒマがあれば何かしら話をしていますね。それでも周りからは「おとなしい」「静かだ」と言われてしまうのは不思議です。
わたしとしては威厳があると思われたいので「こわい」と思われたい、と思うときもあるのですが、「しょうた先生が先生の中で一番話しやすいですよ、こわさは1mmもありません」と生徒に言われてしまいました。
オフの日はどんな時間を過ごしていますか?
勉強を教える仕事に加えて、文章を書いたり編集したりする仕事もしているため、普段から締め切りに追われています。そのため、いわゆる「オフの日」がほとんどありません。ちなみに妻は研究者なので、仕事がお休みの日でも、二人揃って家やカフェでずっと何かしらの仕事をしています。
最近はそれではダメだ!と思い、ある程度見切りをつけて、ゲームをしたり、半年に一度は旅行に行く計画を立てて、リフレッシュしています。

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教育で大切にしていることや、こだわりがあれば教えてください!
一番、というか、唯一大事なことは、自分のやっていることに楽しさや充実感、希望を感じられているかどうかだと思っています。
教育では「〇〇大学合格!」「〇〇検定合格!」といったことが強調されがちです。もちろん、社会的にはそれを求められるので、何かのゴールを作ってそこを目指すことも重要です。
しかし、結果的にそうやって勉強したことは一つも自分の中に残らなかったなと、わたしの過去を振り返ってそう思います。
教育とは、「自分の学んだことは自分の身体の一部のようになっていること」だと思います。わたしは、「英語がわかることが楽しい」と中学の頃に思い、結果的に大学では国際関係を学びました。そこで学んだことは、しっかり自分のものになっています。
学校や友達、おうちの方々の圧力を感じながら勉強を進めているみなさんもいるかもしれませんが、自分のやっていることに楽しさや充実感、希望を感じられているかどうかを基準に学習を進めてみてください。もし、それが難しい場合は、わたしも寄り添って一緒に学習しますので、ぜひお声がけください。
これから挑戦したいこと、授業や教育で実現したいことなどはありますか?
「挑戦」という言葉があまり好きではないのですが、一人でも多くの子どもたちが自分の好きなものや学びたいこと、進んでいく道に対して、寄り道をしながらでも多くのことを吸収しながら進んでいけるお手伝いができればいいなと思っています。
最後に、皆様へ一言メッセージをお願いします!
わたしはあまり「がんばれ!」とは言いません。
「一緒にやってみるか」と言います。
なぜなら、ほとんどの人は、無意識であってもすでに何かしらがんばっているからです。
先ほども申し上げたように、わたしとの授業の時間が、日々の何かしらの捌け口になったり、「学習することってなんか楽しいな」と思ってもらったりすればいいなと思います。
また、わたしは多くの経験をしてきているようで、年齢は高校生の皆さんとは10歳も離れていません。全く同じ感覚を持っているとは言いませんが、趣味だったり、考え方だったり、近い部分はあるんじゃないかなと思います。
色んな経験をしてきたこともお話ししつつ、ゲームや音楽、本、マンガなどについても語りあえたらいいなと思います。
ちょっと年上のお兄さんという感じで接してもらえたら嬉しいです!
しょうたオンライン家庭教師
指導歴:5年
最終学歴:京都芸術大学大学院 芸術研究科 修了
https://manalink.jp/teacher/20087
【学歴】
2013年4月 神奈川県立多摩高等学校 入学
2016年3月 神奈川県立多摩高等学校 卒業
2016年4月 立命館大学国際関係学部国際関係学科 入学
2020年3月 立命館大学国際関係学部国際関係学科 卒業
2024年4月 京都芸術大学大学院芸術研究科文芸領域 入学
2026年3月 京都芸術大学大学院芸術研究科文芸領域 修了 修士(芸術)
【職歴】
2019年9月〜2020年3月 独立行政法人国際交流基金よりインドネシア・西スマトラ州へ派遣
2020年4月〜2023年6月 株式会社JTB(旧株式会社JTBメディアリテーリング)
2023年10月〜現在 フリーランスライター、編集者、塾講師、海外補習校講師など
【免許・資格】
総合旅行業務取扱管理者
旅程管理主任者(国内)
【指導実績】
主に小中学生を対象に、アメリカ・南アフリカ・タイ・シンガポールなど海外在住のお子さんや日本国内の外国人児童向けの休日取り出し授業といった海外につながる子どもたちに対し、2017年以降、累計5年以上指導してきました。
指導をしてきたお子さんのうち約2割は発達障害のあるお子さんでしたので、お子さんが楽しく勉強を続けられるような環境を希望される方はぜひご相談ください。
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。