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【採用担当者が語る】就活は不利といわれる文系院卒が就職活動を完全無双する唯一の方法

2021/11/1
【採用担当者が語る】就活は不利といわれる文系院卒が就職活動を完全無双する唯一の方法

大学院卒が就職に不利といわれる理由

理系に比べて文系院生の専門知識を発揮できる業界が少ない

大学院に行けば、「専門的な知識をつけられる」という理由で文系大学院へ進んだ方が多いのではないでしょうか。しかし、就職後も大学院で学んだ専門的な知識を使っていきたいと思っていたとしても文系では仕事で専門知識を活かせる場が限られているため、研究職などで大学院での知識や経験を活かせる機会の多い理系と比べるとどうしても少なくなってしまうのが現状です。

院進学への目的が不明確な学生がいる

理系の場合、学部時代からの研究を大学院でより深めた上で将来的に研究職として活躍できる機会が多いことから、文系よりも院への進学率が高いです。反対に文系の学部生による大学院への進学率はかなり低くなります。これは文系大学院での勉強が活かせる業界が少ないため、単純に研究を続けたい学生しか院への進学をしないからでしょう。

また就職活動において、文系の大学院での研究はイメージがわきにくいことから、就職氷河期といわれる時期に就職するよりも2年後就職状況が良くなってから就職しようと考えたり、就活に失敗したため院への進学に切り替えたりした結果、文系大学院へ進学したのかと企業側に捉えられがちです。

しかしながら、実際は就職活動に失敗して院進学に切り替えた文系院生の数は、全体の5.8%と低く、大半の学生は明確な目的を持って進学していることが分かります。最初は企業側からネガティブな印象を持たれるかもしれませんが、なぜ大学院に進学したのか、明確に答えることが非常に重要になります。

出典元:進学の動機や就職活動に見る大学院生活における文理の差 |全国大学

企業側の先入観

前述のとおり、就職活動に失敗して院進学へ切り替えたというネガティブな理由で院進学を決めた文系大学院生は全体の5.8%と非常に少ない数字でした。しかし、文系大学院ではどのようなことを研究しているのか分かりにくく進学理由を見出しにくいため、企業側は消極的な理由で院進学を決めたのだろうという先入観を持ってしまいやすいのが現状です。また文系大学院生の半数は公務員になると言われています。これは公務員の採用枠に起因していると考えられます。下記の図は、2020年度実施の国家公務員採用総合職試験状況です。

出典元:2020年度国家公務員採用試験実施状況

ここから分かる通り、院卒と大卒では倍率が明らかに違います。これはそもそも大学院生が少ないことが1番の理由でしょう。つまり学部生のときから国家公務員を目指していて公務員試験に備えて大学院へ進学すれば大卒時よりは低い倍率で試験に臨むことが出来るのです。

そういった院生は公務員になりたいという、具体的な将来のビジョンをもっていることがお分かりいただけるでしょう。そうなると、文系大学院生で民間企業を受ける学生の方の中での全体の5.8%の消極的な理由から院進学を決めた学生の割合が多くなり、企業側に文系大学院卒は消極的な理由で院進学をしたのだろうという先入観がつきやすくなる原因と考えられます。

理系は専門性が高く推薦での就職方法がある

専門性が高く、大学院での研究を就職後にも活かしやすい理系院生は、教授から推薦をもらい企業に応募することができる場合があります。教授は研究者であることから、それぞれの専門の業界に関して詳しく、特定業界での人脈もあります。

やはり文系院生の就職は不利なのか

ここまで読むと文系院生の就職は不利に思えるかもしれません。しかし、内定が出る時期に違いはあるにしても実際の内定率を見ると、大学院生において理系と文系ではあまり変わらないのです。

対策をしよう!具体的な就活対策法

先輩文系院卒の就職先を知ろう!

以下のサイトで文系大学院生に人気の就職先がまとめられているので参考にすると良いでしょう。人気の就職先の傾向としては、商社や銀行系が人気の就職先となっています。
出典元:【就職希望企業ランキング】2021年卒大学院生の文系就活生が選ぶ人気企業とは?

文系院卒必見の面接対策とは

企業研究

文系理系に限らず、就職活動では企業研究が必須です。どれほどその企業について調べ上げているか、自分のどのようなところがその企業とマッチしていて、貢献できる人材であるかをアピールする必要があります。企業研究をせず、面接で的外れなことを回答してしまっては、あなたがどれほど良い人材であったとしても評価はされずに終わってしまう可能性が高いです。

また、企業研究をしておくことは就職後のあなたにとっても大事なことです。企業の理念や雰囲気をあまり理解できていない状態で仮に入社できたとしても企業とのミスマッチを入社後に感じ働きづらくなってしまうかもしれません。あなたと企業のミスマッチは双方にとっても良くないことなので、就職活動では企業とのミスマッチを防ぐためにも、じっくり企業研究をしていきましょう。

大学院への進学理由を明確にする

文系大学院への進学理由が就職に対して消極的な学生は全体の5.8%という少数でしたが、実際企業側は文系の大学院生にネガティブな印象を持っている可能性があります。そのため文系の大学院生はより明確で選考官を納得させられるような進学目的や将来のビジョンを自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。

就活費用を貯めておく!現実問題、就活はお金がかかる

選考の準備は企業研究や面接対策だけではありません。就職活動中は、交通費や宿泊費、スーツ代や飲食代など出費が多くなります。貯金に余裕のある学生であれば大した話ではないかもしれませんが、研究や資格勉強に没頭していた大学院生はアルバイトも最低限に抑えているのではないでしょうか。

就職活動で一番大変だったことが「就活費用」とあげる学生の割合がトップであることが、就職活動にかかる費用が学生の負担になっている現状を物語っています。就職活動にかかる平均費用は16万とも言われており、親にお金を借りたり、忙しい中アルバイトをしてその給料で賄ったり、奨学金を借りたりしてお金を用意するそうです。以下のサイトに就職活動にかかった費用がまとめられているので参考になさると良いと思います。
出典元:就活費用は「平均16万円」と負担大 意外と想定できていない学生が多い……?

親からの仕送りで全て就職活動中の費用が足りるのであれば良いですが、「多くの仕送りは期待できない」「奨学金を借りなければならないかも」という人は、アルバイトとして働きながら就職活動をしていくことになるでしょう。しかし、就職活動中はエントリーシートを書いたり、企業や業界の研究、自己分析など自宅でもやることが多く、アルバイトする時間も多くは取れません。

また一般的に地域や職種によりますがアルバイトの時給は1000円前後ですので思うほど稼げない場合が多いのです。加えて、固定シフト制の職場だとアルバイトといえど休みが取りづらく就職活動に支障をきたす可能性もあります。そうなってしまっては本末転倒なのでアルバイト先はなるべく時給が高いこと、シフトの融通が効くことの2つの条件を重視して決めると良いでしょう。

就職活動の合間にオンライン家庭教師として働きませんか?


自由度が高い!

オンライン家庭教師であれば、ネット環境さえ整っていればどこからでも家庭教師として働けるため、自宅だけでなく就職活動中の宿泊先や帰省中に実家からでも働くことができます。また通勤時間がないため他のアルバイトより時間を確保でき、エントリーシートの用意や面接対策の時間が削られる心配もありません。またオンライン家庭教師マナリンクでは、ご自身で教科や指導内容を選べるだけでなく、料金や時間も設定していただけますので、効率よく就職活動費用を貯めることができます。

経験を積める!

理系大学院生は専門知識を活かせる機会が多いのに対して、文系大学院生が大学院での専門知識を活かす仕事は少ないというのが現状ですが、オンライン家庭教師なら大学院までの知識や資格を十分に活かせる環境が整っています。またオンラインなのであなたの得意分野での指導を求めている学生とつながることができます。マナリンクでは、そういった先生と生徒をマッチングさせるサービスを提供しています。

教育業界を目指しているなら一石二鳥!

教師や民間教育企業を目指しているのであれば、アルバイトも教育関係にすることであなたの行動に一貫性を出すことができ、明確な目標を持って行動している学生だと採用側にも映るでしょう。一般的な学習塾や予備校での講師のアルバイトでも良いですが、より融通の効くオンライン家庭教師を選択しておいた方が就職活動中においてメリットが多いでしょう。



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まとめ

文系大学院生は、企業側からすると就職に関して消極的な印象を持たれやすいにしても、しっかりと対策をすれば、内定を複数の企業からもらうことは十分可能であって、理系大学院生と比べてかなり不利ということはありません。あなたが企業にとって必要な人材であることをアピールすることができれば、第一志望の就職先から内定を出してもらえるでしょう。

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