副業OK?教員にオススメの家庭教師の仕事について解説!
教員が副業で家庭教師することは可能?
教員は、場合により副業が可能です。
場合によりということは、副業が基本的にNGな教員もいるということです。
それは、公立学校の常勤講師の場合です。
ちなみに公立学校の非常勤講師の場合は、常勤講師とは異なり1コマ=○円という雇用形態のため、
他の仕事と掛け持ちしないと生活が苦しい場合が多く、副業が認められています。
また私立学校においては、常勤・非常勤ともに在籍する学校の就業規則によります。
ただし、公立学校の常勤講師であっても、任命権者である教育委員会の許可を得れば副業を行うことができますが、その業務内容は限られています。
許可が下りやすい副業は、次の3パターンに分けられます。
執筆活動
教育に関する書籍の執筆は、副業として認められる可能性が高いです。
実際に教育関連の書籍を出版している公立学校の常勤講師もいますし、副業として認められた事例が多いため、申請が通る可能性があります。
しかし、あくまでも「本業に支障が無い」範囲で執筆することが前提です。
また、教員は公務員としての「守秘義務」を遂行する責務がありますので、執筆の際は情報漏えいに当たる記述が無いかどうか、慎重に確認しなければなりません。
講演活動
執筆活動と同じく、講演活動も認められやすい副業です。
条件も執筆・出版の際と同様で、教育関連の内容であること、職務に支障が無く、公務員としての信用が損なわれないものであれば許可が下りる可能性が高いです。
講演の内容が教育に関するものであり、職務に支障がなく、公務員としての信用が損なわれないものであれば、許可される可能性が高いです。
不動産投資
教員だけではなく、地方公務員は全員、大規模な不動産投資を禁じられています。
しかし、例えば相続によって本人の意思とは関係なく不動産を受け継ぐ場合などもあるため、小規模な不動産投資であれば、副業として認められています。
なお、不動産投資を行う場合は各自治体の教育委員会へ許可申請を出す必要があります。
手続きをせずに不動産投資を行うと、戒告などの処分対象になる場合もあるため、注意が必要です。
家庭教師の業務内容
上述した副業可否の条件を踏まえ、教員にオススメの仕事が「家庭教師」です。
ここでは、なぜ家庭教師が教員向きなのかについて解説します。
家庭教師の役割とは何でしょうか?
それは、「成績をアップさせること」と「志望校に合格させること」に尽きます。
教員はもともと、「教える」ことが仕事です。
自分の指導によって生徒が目標を達成し、夢を掴む経験を後押しできるため、教員を本業とする人にとっては大変やりがいのある仕事です。
教える科目は生徒により異なりますが、例えば中学生なら基本的に「数学」「英語」を中心とした5教科全てを指導しますし、高校生であれば、担当科目はもっと細分化されます。
「宿題の解説」や「苦手科目の指導」「模試の採点や指導」も業務内容に含まれます。
また複数人を対象とする塾講師とは異なり、完全なマンツーマン指導のため、生徒のレベルに合わせた教え方をするスキルが問われます。
学校の授業とはまた違う、「教える」喜びを体感できる仕事と言えるでしょう。
関連記事:社会人の副業におすすめな個人契約の家庭教師の働き方や継続的に副収入を確保する方法
家庭教師を副業でする上で注意すべき点
副業で家庭教師を行う場合、注意すべき点が3つあります。
それぞれについて見ていきましょう。
確定申告
教師に限らず、本職を持つ社会人が副業する際、副業で得た収入が年間20万円を超える場合は、確定申告が必要となります。
年間収入が20万円以上にも関わらず、確定申告をしない場合は「脱税」行為となってしまいますので、自身の副収入額をきちんと把握しましょう。
罰則規定
教員の副業は、上述したように許可を得ることが前提です。
許可を得ていない副業が学校・教育委員会にバレてしまった場合、各自治体の教育委員会規則により、免職・停職・減給・戒告などの処分を受けることになります。
クレーム
教師の副業は、条件を満たしていれば可能です。
しかし、副業を行うことにより教員としての評判が落ちる、生徒や保護者からクレームが来るといった場合も想定できます。
副業はあくまでも「副業」であり、本業である教員としての立場や評価を落とすことになれば、本末転倒となってしまいます。
家庭教師に限らず教員が副業を検討する際には、「知られた場合の周りの反応」を意識し、生徒や保護者から不満の声が出ないものを選択しましょう。
家庭教師以外でオススメの副業
教員でもできる副業には、他にどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、教員向けとされるオススメの副業を3つ紹介します。
ブログ・youtubeでの活動
ブログやyoutubeといった媒体は、手軽に始めやすい副業です。
例えば教育系の解説動画や、子どもとの接し方などに関する動画など、教員ならではの情報発信を行えば、読者やフォロワー数を見込むことができます。
収益を発生させるためには、再生数や閲覧数といったハードルをクリアし、サイト上に広告を掲載して「広告料」を得る必要があります。
手軽に始めやすい分、成功するまでに時間がかかり、収益が発生しづらいというデメリットがあります。
試験監督
試験監督は、主に学校の休みの土日にスポット的におこなう副業です。
受験生や学生の模試、資格検定の時などに問題用紙や解答用紙を配り、試験中は不正が無いよう見回りをして、試験終了後に解答用紙を回収する仕事です。
試験の前後に会場の準備や片付けなどを行う場合もあります。
仕事内容は複雑なものが無く分かりやすく、誰にでもすぐ始められますし、肉体労働をするワケではないので、本業にも支障が出づらい仕事と言えます。
報酬は時給1,000~1,500円程度、日給だと8,000円程度が相場です。
単発で給料の良い仕事として人気がありますが、開催時期が不定期のため、安定した副収入を得るのは難しいです。
また、人気の副業のため倍率が高く、なかなか仕事が得られない場合もあります。
添削・採点代行
添削指導や採点業務は、在宅でできる副業です。
主に学習塾で生徒が受けたテストや模試、あるいは通信講座の回答をマニュアルに沿って添削・採点する仕事で、
「採点」は答案の丸付けのみ、「添削」は記述式の答案や小論文などにコメントまで入れる業務内容です。
添削・採点ともに担当者によって結果のズレが出ないよう、採点基準を示したマニュアルに沿って業務を行います。
報酬はほぼ完全歩合制で、「採点」は1枚数十円、「添削」は1枚数百円程度が相場です。
在宅でできるため、自由度の高い仕事ですが、数をこなせないとまとまった金額にはなりません。
また、模試などはほぼ同時期に行われますので、繁忙期と閑散期の差が激しく、定期的な収入を得るのは難しいです。
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まとめ
教員といえども、先行きの不透明な昨今、不安な気持ちはつきものですよね。
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免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。