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【学習管理システムの導入は必要?】授業の質が格段に上がる個人塾向けのLMS導入マニアル

2021/7/1
【学習管理システムの導入は必要?】授業の質が格段に上がる個人塾向けのLMS導入マニアル

はじめに

LMSの導入は、教育業界はもちろん、企業にも多くのメリットがあると注目されています。今までのeラーニングの考え方を覆すべく、配布された教材の進捗や学習状況を企業側が把握し、教育や研修をスムーズに行える点が評価されているのです。

また、社員一人ひとりの学習履歴を一元的に管理し、eラーニング以外の解析に利用できる点も良いですね。

さらにLMSは、システムを導入・運用するだけで学習を進められるので、無駄なお金がかからない点も注目されているポイントの一つです。今回は、このLMSについて掘り下げてみます。

LMS(学習管理システム)とは


LMSは、Learning Management Systemの略で、その名の通り、「学習」を「管理」するシステムを意味します。元々は、eラーニングコンテンツを学習者に配信したり、学習者の成績・進捗を管理するために作られました。

それが今では、SNSなどの機能を搭載することで、より効果的な学習指導が可能に。インターネットの回線速度が向上したことにより、ビデオ配信やビデオ通信での会議も行われるようになってきました。

eラーニングとの違い

eラーニングは、オンライン学習の総称です。それに対してLMSは、学習管理システムのことを指し、組織の中のありとあらゆる学習を管理するためのシステムだと言えます。

LMSが管理する学習の中に、eラーニングも含まれていると考えるとわかりやすいでしょう。

eラーニングのビジネスモデル

次に、eラーニングのビジネスモデルについてご紹介します。

【法人向け】BtoBとは

「B to B」は、〝Business to Business″の略称。企業が、企業に対してビジネスを行います。そのため、受注単価が大きく、さらに一度契約すると継続した取引になることが多く、一度信頼を得れば安定した収益が期待できます。

具体的なサービス内容

企業の人材育成に広く活用されています。

【個人向け】BtoCとは

「B to C」は、〝Business to Consumer″の略称。企業がサービスを、直接個人に提供します。塾はこちらに属します。

具体的なサービス内容

学習塾や予備校などで提供される映像授業、通信教育で提供されるサービス、オンライン英会話などにおけるeラーニングサービスなどが、代表的なものとしてあげられます。

教育業界での需要は高まっている


先にあげた、学習塾・予備校などで提供される進学・補習を目的とした映像授業、通信教育サービスに関連した各種サービス、オンライン英会話など、主に学生を中心に、eラーニングは個人向け学習形態の一つとして、一般化しつつあります。

これら以外にも、学習コースの一部に動画による解説を組み込んだり、オンラインによるコーチングを取り入れたりと、活用の幅も広がってきています。

eラーニングの課題

eラーニングが広く知られるようになって、課題も増えつつあります。それらについて、いくつか以下にあげてみます。

ユーザーの管理が必要

無関係の人の利用を防ぐため、利用に際して、IDやパスワードを設定し入力を促すシステムを構築することが必要です。また、ユーザーがパスワードを忘れた場合の対応も求められます。

学習の手順や使い方をユーザーに提示する必要がある

eラーニングを受講するにあたって、パソコンやスマートフォンの操作が必要になります。その際、学習者が迷わないように、細かく手順や使い方をわかりやすく説明する必要があります。それでも困った場合、質問を受け付け、さらによく聞かれる質問の答えについて、ホームページなどに載せておくと親切ですね。

eラーニング導入のためにはLMSが必要

eラーニングは、オンライン学習の総称です。これを導入するためには、「学習」を「管理」するLMSが必要になります。LMSの主な役割は、eラーニングコンテンツを学習者に配信したり、その名の通り学習履歴を管理したりすることです。

eラーニングを一方的に提供するだけでは、「本当に視聴したのか」「教育内容は定着しているのか」教育担当者が確認することはできません。受講者としても、動画の視聴を指示されるだけでは、意欲が沸きません。そこで、学習を管理するLMSが必要になるわけです。

塾管理のシステム化

アットホームな塾の実現のため、すべて手作業で行っていた時代は、過ぎ去りました。社会は、急速にITの活用へと切り替わっています。ITを活用したシステム化には、どんなメリット・デメリットがあるかなどについて、以下に続けます。

システム化のメリット

まずは、システム化のメリットについて考えます。

学習の進捗状況や理解度を確認できるので各生徒に必要な指導ができる

システムを導入すれば、個々の授業の進捗状況や理解度を簡単に管理できます。

一人ひとり学力や進捗状況が違うため、10人いれば10通りの指導内容・方法があります。システム化により、自動で一人ひとりそれらが即座にわかり、また教材の準備の必要もなく、提供する側される側双方にとって、良いことづくめです。

テスト採点時のミス防止

eラーニングを使用すれば、論述式の問題以外、自動採点が可能です。人間が採点することでどうしても避けられないミスを回避できます。

講師間で教材を共有できる

従来のテキストやプリントと比較して、映像や音声などを使用できるeラーニング教材はよりわかりやすく、飽きがこないと評判です。紙ベースでの管理も不要なため、お手軽です。また、講師間で教材を共有できる点もポイント。指導内容が、テキスト教材や映像教材といった形で記録されるので、優秀な先生の講義が財産となり得ます。

指導以外の業務の削減

講師の仕事は、多岐にわたっています。入金確認や授業のコマ割り作成、スケジュール管理など、特に事務作業に時間がかかります。それ以外にも、教材の作成、テストの採点などに時間をとられ、肝心の指導に力を注げないという話は、よく聞きます。これらをシステム化すれば、業務を効率的に処理でき、生産性が向上すること間違いなしです。また、業務がスリム化し、講師の負担が減ることにより、講師になりたいという人も増えるでしょう。講師不足の解消につながります。

生徒の過去の指導履歴を簡単に記録、閲覧できる

指導履歴は手書きにこだわっている塾もまだまだあるようですが、一人ひとり記入していたのでは、いくら時間があっても足りません。また、紙で残すことにより、紛失の心配が生じ、個人情報が外に漏れる可能性が出てきます。これらをシステム化してしまえば、簡単に記録できるだけではなく、講師が代わった場合、次の講師が過去の指導履歴を確認し、参考にできます。

システム化のデメリット

次に、システム化することで考えられるデメリットについて挙げてみます。

講師側も生徒側にも浸透するまで時間がかかる

何でも最初は、慣れるのに時間がかかるものです。システム化のデメリットを挙げるとしたら、まずそこでしょう。今までアナログに頼ってきた人にとって、最初は少ししんどいかもしれません。しかしながら、慣れてしまえばメリットの方が多いのが現実です。

情報の漏洩に注意が必要

システム化することで、個人の情報を塾内で共有する場合、情報が漏洩しないよう十分注意が必要です。セキュリティ対策を怠らないようにしてください。

個人の成績はきわめてプライベートな情報なので、漏洩してしまうと信用を取り戻すのに時間がかかることは言うまでもありません。

システム導入でできること

実際にシステムを導入すると、どんなことができるようになるのでしょう。


eラーニングの導入

ITを活用したシステムを導入することで、先に挙げたeラーニングの導入が可能になります。学習塾や予備校において、日本全国どこにいても、質の高い映像授業をいつでも受けることが可能です。これは、画期的なことです。

学習教材の作成

自社で教材を作れば、自分たちが必要とする、納得のいくものができることはいうまでもありません。さらにそれをシステム化すると、あとで修正したい箇所が出てきた場合、手間やコストを大幅にカットできます。

教材の共有

良質な教材を講師間で共有できるのは、大きなポイントの一つです。不平等が生じないのがいいですね。使っていく中で、不都合を感じた部分を出し合い、その都度修正できる点も特筆すべき点です。教材が、淘汰され、より良いものになることはいうまでもありません。

学習状況を確認できる

自分以外の講師が担当した時の生徒の様子、自分では気づかなかった弱点などを知ることができます。また、現在の学力のみならず、過去のデータを見られるので、生徒一人ひとりの学習状況を十分把握した上で指導にあたることが可能。それを参考に、実力アップへの糸口を探れます。

生徒や保護者との円滑なコミュニケーション

生徒や保護者との円滑なコミュニケーションを実現するためには、生徒の情報を前もって知っておく必要があります。システム導入により、それが可能になります。

個人情報のデータベース管理

個人情報データベースとは、個人情報を含む情報の集合体のことを指します。システムを導入することで、体系的に情報を構成し、コンピュータを用いて検索できるようになるので、非常に便利です。

学習コースの管理

塾管理をシステム化する際、学習コースの管理も可能です。生徒一人ひとりのこれまでの履歴、今後受講すべきコースが、一目瞭然です。

アンケートの実施・収集

システムを導入すれば、アンケートの実施・とりまとめも簡単に可能。その結果を参考に、今後の塾運営に役立てられます。

導入をすべき塾とは

それでは、どのような塾はシステム導入を検討すべきなのでしょうか。生徒の人数ごとに考えてみます。

生徒0~30人

基本的に必要はありませんが、無料や低価格でできるサービスであれば、取り入れることを検討してみても良いでしょう。

生徒31~50人

システム化をおすすめします。価格が安いサービスのものから、ぜひ導入してみて下さい。

生徒51~100人

システム化を強くおすすめします。生徒の人数が多くなればなるほど、すべての生徒の学習を管理するのが難しくなります。大人数であっても、一人ひとりの生徒に目が行き届く指導を実現するため、この人数ならシステム化は必須です。

LMSを導入して塾運営を効率化しましょう!

「アットホームな塾」を謳い文句に、アナログに頼り、すべて手作業で行う時代は終わりました。LMSを導入すれば、ミスも減り、塾運営が随分楽になります。それにより、指導に充てられる時間が多くなり、結果生徒のためになります。ぜひ導入を検討してみて下さい。

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