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臨時採用職員とは?正規教員との給料の違いと教採合格が難しくなる理由

2021/6/24
臨時採用職員とは?正規教員との給料の違いと教採合格が難しくなる理由

はじめに

今回のテーマは、「臨時採用職員」です。臨時採用職員とはどのような人のことを言うのか、正規教員とどのような違いがあるのか、などについて詳しくご説明します。また、臨時採用職員を続けると、教採合格が難しくなる理由についても触れます。ぜひ、ご一読ください。

臨時的任用教職員とは


教員採用試験に落ちてしまった場合、非正規雇用の「講師」になるケースが多いです。臨時的任用教職員は本来正規の教職員が 配置されるところに、産休・育休や病気による休職などの理由で欠員が出た場合に代替として配置されます。対して常勤ではない講師を、非常勤講師と呼びます。いずれかの立場で採用され、働きながら教員採用試験に再挑戦する人は、数万人規模にのぼります。講師として働いた経験があれば、「特例選考」となり、次年度以降筆記試験が免除されるケースもあります。

臨時的任用教職員の勤務形態は、正規教員と何ら変わりありません。小学校では多くの場合、担任を持ちます。また、中学校では部活動の顧問を任されることも珍しくありません。さらに職員会議やその他の会議にも出席し、校務分掌も持ちます。このように臨時的任用教職員として着任すれば、任される仕事は正規職員とほぼ同じくらいです。4月1日から教員採用試験の1次試験まで、勉強する時間はほとんど取れないことを覚悟する必要があるでしょう。

正規の先生とほぼ同じ仕事をする分、待遇や給料も正規の教員に準じますもちろん、ボーナスも支給されます。お給料については、後で詳しくご説明します。

それに対して、非常勤講師の仕事は、「授業をすること」のみです。担任や部活動の顧問を持つことは、原則としてありません。臨時的任用教職員のように月額制の給料でなく、担当した授業のコマ数に応じて報酬が決定します。複数校を掛け持ちしても、臨時的任用教職員ほど稼ぐことは難しく、単身で生計を立てるのは大変です。しかし、非常勤講師の場合兼業が認められているので、他に塾の講師や家庭教師、その他アルバイトをすることは可能です。

非常勤講師の場合、臨時的任用教職員のような収入を得ることはできませんが、時間的に余裕があるので、教員採用試験の勉強に集中できるという利点があります。収入をどれだけ得られれば生活できるかよく考えて、他の仕事とのバランスを取りながら、しっかり計画を立てることが大切です。

正規採用との違い


先に述べた通り、臨時的任用教職員の仕事は、正規教員とほぼ同じです。仕事上の違いは、臨時的任用教職員は、初任者研修に参加する必要がないことぐらいです。その代わりに、任命権者である教育委員会が主催する講師の研修が行われる自治体が多くあります。

仕事内容以外での正規採用と臨時的任用教職員の大きな違いは、雇用期間が区切られていることです。契約期間は3月30日までで、書面上は「365日のうち3月31日の1日だけが無職」ということになります。期限が切れる時に一応退職金は出ますが、大きな額ではないため、正規採用され給料が上がった方が得です。

しかも、契約はあくまで1年なので、働き続けられる保証はありません。臨時的任用教職員として働き続けたいなら、広範囲の地域に登録し、「勤務地域(市町村)が変わっても、この地域なら働けます」とアピールする必要があります。今の仕事量にプラス通勤時間が加わるとかなりの負担になりますが、仕方ありません。逆に登録地域が少ないと、「枠があいてないから、来年は仕事がない」ということにもなりかねません。

臨時採用までの流れ

採用試験などは、基本的にありません。臨時採用までの流れは、各自治体の教育委員会によって異なるので、一般的なパターンをご紹介します。

  1. 教育委員会に連絡し、またはホームページを見て、登録方法を確認します。大抵の場合、教育委員会まで赴いて、登録カード(もしくは履歴書)と教員免許状の写しを提出し、簡単な面接を受ければ登録完了です。面接内容は、履歴書に関すること、志望動機などについてです。受付日時を指定している自治体がほとんどなので、自治体の指示に従ってください。正規教員の配属が決まった後、欠員が出たときのみ、学校は教育委員会に臨時的任用教職員・非常勤講師を依頼します。
  2. 教育委員会は、登録者に電話連絡します。
  3. 教育委員会から依頼のあった学校についての概要を聞いて、仕事を受けるかどうか返事をします。その後、校長先生との面接により、学校などについてさらに詳しく説明を受けることになるでしょう。


以上が臨時採用までの流れになりますが、自治体によっては、教員採用試験の出願書類に講師登録可否の記入欄を設けているケースもあります。ここで登録可としておけば、合格できなかった場合、自動的に講師登録がなされることになります。ただし、登録はあくまで登録で、必ず任用されるわけではないことを覚えておいてください。

臨時的任用教職員の年収・ボーナス・退職金


一般的な企業において、従業員の職務遂行能力に応じた職能給の金額は、従業員の「等級」と「号俸」によって決定されます。それぞれの等級の中に、数十段階の号俸が設けられ、「等級」は昇進によって上がり、「号俸」は主に在職年数や年間の評価によって上下します。

教職員においての「等級」も一般企業と同じく、役職のようなものです。教員の場合は1級「講師」、2級「教諭」、3級「教頭」、4級「校長」と分かれていることが多いです。中には、東京都など自治体によって6等級まであるところもあります。臨時的任用教職員は「1級」が適用されてしまうため、正規の教員より年収が低くなってしまいます。

さらに一般企業の「号俸」に代わるものとして、「号給」があります。号給は、基本的に1年ごとに4号給あがります。それに対して、臨時的任用教職員は、3号給ずつ上がるのが一般的です。

号給の額は各自治体により若干の差がありますが、大抵の場合号給が上がるごとにより、給料額が8,000~10,000円ほどアップすると考えてください。(1号給2,000円くらい)先生という職は、向上心さえあれば年数を重ねるごとに実力もついていくものなので、年功序列に基づいて給料が決定するのは、妥当だと言えるでしょう。

臨時的任用教職員も給料アップするものの、自治体によっては給料に上限が設けられていて、何年働き続けても給料が変わらない場合があります。臨時的任用教職員の給料について、具体的には、以下の通りです。

臨時講師の初任給で基本給が約16~18万円、さらにそこに様々な手当が付くと総額で約22~25万円ほどになります。講師としての経験や年齢によって増減はありますが、初任給は地方在住の場合は手取りで約18万円ほどでしょう。

引用元:臨時講師の給料はどのくらい?私の周りの相場や給料の決まり方を紹介します【ジョブール】 (joboole.jp)

ボーナスに関しては、正規職員に遜色ない程度支給されます。ただ、給料をもとに計算されるため、当然正規職員より高くなることはありません。1年目の場合、夏のボーナスは4~6月分なので、基本給の約0.66倍しかもらえません。常勤講師は3月末で1回契約が切れるので、2年目も同じ額しか支給されません。冬のボーナスは、基本給の約2倍もらえます。

28歳の給料をもとに計算すると、夏のボーナスは税金を引くと手取り14万5千円、冬のボーナスは手取り42万2千円となります。ちなみに、月々の給料は、手取り22万2千円です。

  • 手取り12カ月分+手取り年間夏冬ボーナス
  • =266万4千円+56万7千円=323万千円

これが、手取りの年収です。額面では、399万円となります。

さらに、臨時採用は1年ごとの雇用なので、年度末に退職金も出ます。具体的には、28歳で20万円です。
参照元:常勤講師のボーナス、給料の手取り、年収、退職金を晒します【28歳時点】 | MUSCLE CAREER (setsuyakugorila.com)

正規雇用の教職員との継続年数ごとの給与比較


平成31年度の地方公務員給与実態調査結果によると、小中学校教諭の初任給(大学卒)は、平均で207,628円だとわかります。対して、臨時的任用教職員の初任給は、約18万円です。昇給は年数を経るとかなり違います。臨時的任用教職員の仕事は、正規教員と同じであり、勤務形態も変わらないのに、給料水準は6割(4割の差)、年齢(経験)を重ねるとともにその差は広がります。

さらに、多くの自治体では臨時的任用教職員の給料に上限を設けています。正規教職員の勤務10年目程度(22歳で採用された教職員の32歳の給料)としている県が多いです。上限に達すると、それ以後いくら勤めても給料が上がることはありません。

それに対して、小学校教諭の場合に限定すると、平均年収は20代で約333万円、30代で約445万円、40代で約589万円、50代で770万円となり、長く勤めるほど年収が高くなります。
参照元:1. <Special Contents> 臨時教職員の現状と課題
小・中・高校の教師の給料はいくら?学校の先生の年収・初任給を解説 | テックキャンプ ブログ (tech-camp.in)

臨時採用をしながら教員採用試験対策は難しい

先に述べた通り、臨時的任用教職員の仕事は、正規職員の仕事と変わりありません。よって、担任を持つことも、部活動の顧問を担当することもあります。そうすると、並行して採用試験の勉強をすることはかなり難しくなります。中でも最も残業時間が長いのは、男女ともに30歳以下の教職員ですので、臨時採用1年目などは特に採用試験の対策時間を確保することは非常に困難でしょう

出典元:教員勤務実態調査(平成28年度) (確定値)についてー文部科学省

勉強時間を確保しながら生活費を稼ぐ方法


教員採用試験に受かるためには、言うまでもなく、しっかり対策を練り勉強をすることが大切です。臨時採用では対策のための時間がとれません。正規教職員を目指すなら、臨時採用を受けることより、教採に向けて準備することを最優先させましょう。

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