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小学生向けオンラインゲーム・アイデアを取り入れて、面白いオンライン授業を目指そう!
文部科学省の「オンライン授業に係る制度と 新型コロナウイルス感染症の影響による学生 等の学生生活に関する調査」では、オンライン授業の満足度が明らかになりました。
結果は、以下の通りです。
出典元:文部科学省「オンライン授業に係る制度と 新型コロナウイルス感染症の影響による学生 等の学生生活に関する調査」
上記のグラフから読み取れるように、オンライン授業の満足度は決して高くはありません。「満足」と答えた生徒は、全体の2割も占めていない状況です。
オンライン授業は、対面授業に比べて授業準備も多く、運営も手間がかかるため、全ての生徒に「満足」と思ってもらうのは難しいでしょう。
しかし、オンライン授業の工夫をしないままでは、ますます満足度は低くなってしまうでしょう。
そこで、オンライン授業を面白くするコツ・ポイントを知っておくことが重要です。今回は、面白いオンライン授業を作るためのアイデアやゲームまでご紹介します。
面白いオンライン授業を作るには、少しの意識と準備で実現できます。この記事を読んで、生徒を飽きさせない、面白いオンライン授業の知識を取得しましょう。
面白いオンライン授業のコツとは?
ここからは、面白いオンライン授業のコツをご紹介します。オンライン授業は、直接生徒の反応が見れないかつ、同じ空気感を共有できない分工夫が必要です。
面白い授業のコツを掴んで、生徒を飽きさせない工夫をしていきましょう。
アイスブレイクで「共通体験」を作る
面白いオンライン授業のコツの1つ目は、「アイスブレイクで共通体験を作ること」です。
まず、アイスブレイクは場の雰囲気を和ませ、コミュニケーションを活発化させるために重要です。しかし、ただの自己紹介では、緊張を継続させてしまうだけでしょう。
そこで、お互いに「共通体験」を作ることで、打ち解けるきっかけを作ってあげましょう。
例えば、いくつかに分けたチーム内で、全員の共通点を何個見つけられるか探し出します。勝敗は、多く見つけられたチームが勝ちというルールにすれば、より多くの共通点を見つけられます。
また、簡単ななぞなぞやゲームをチームで行ってもらうことでも「共通体験」を作れます。
子どもの集中力が続く時間に合わせて授業する
子どもの集中力が続く時間は決まっているため、「オンライン授業になってしまったから、教えられることを全部詰め込まなきゃ!」「オンライン授業でも、いろいろ教えてあげたい!」と思うのはNGです。
子どもの集中力は、小学生で15分程度、中学生で30分程度と言われています。そのため、15分・30分の区切りでゲームを入れたり、ワークを入れたりして、授業を細かく切るとのがおすすめです。
オンライン授業では、学習環境が整った教室とは異なり、ゲームや漫画、テレビ、携帯電話などさまざまな誘惑があります。そのため、実際の集中できると言われている時間よりも短く見積ものが良いでしょう。
参考元:Shonan Golden Age Academy 子どもの集中力は続かない!トレーニングは1時間以内で行おう
笑い話を入れて飽きさせない
授業では、「メリハリ・けじめ」が大切です。ふざける時はふざける、集中するときは集中するのように、切り替えをつける癖をつけることで、集中力が持続するようになるからです。
そこで、オンラインで授業をする講師におすすめなのが「笑い話・すべらない話」を持っておくことです。生徒の集中力が切れてきたなと感じる時や、授業の最初に先生に注目してほしい時に入れると、上手く切り替えができるでしょう。
話すスピード・テンションを工夫する
オンライン授業で話すスピード・テンションを工夫することは大切です。ただでさえ短調に見える、オンラインの画面では、話し方を工夫しない限り生徒の集中力は切れてしまうからです。
授業の最初・重要な部分は、テンションを上げて。また、わざと間を作ったり、話すスピードをゆっくりにして生徒の注目を集める工夫をしてみると良いでしょう。
オンライン授業のアイデアを3つご紹介
ここからは、オンライン授業のアイデアを3つご紹介します。オンライン授業のアイデアは以下の通り。
- zoomのブレイクアウトルームを活用する
- コメント機能でライブ配信風にする
- 無記名アンケートを実施する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
zoomのブレイクアウトルームを活用する
zoomのブレイクアウトルームを活用すると、オンライン授業でもペアワークやグループワークが可能になります。
また、授業始めのアイスブレイクの際に、いくつかのチームで自己紹介をしてもらえば、緊張をほぐすことができるでしょう。
さらに、各ブレイクアウトルームに教員(TA)を配置・循環させることが可能です。生徒自身で上手く進められるか不安な方も、すぐに別のルームに移動できるので、対面授業よりも全体の把握が簡単かもしれません。
コメント機能でライブ配信風にする
コメント機能を活用すると、授業に一体感が出るのでおすすめです。
コメント機能を上手く活用している先生の中には、授業の中でのコメント語を決めている人もいます。
例えば、誰かが良い発言をした時「8888」と送る。これは、拍手の音の「パチパチパチパチ」とかけており、みんなが一斉にリアクションするよりも、コメント機能を使えばライブ風になって盛り上がるとのことです。
また、敬語をコメント機能では一切禁止にしている先生もいます。敬語を禁止にすることで、オンライン授業の率直な感想やリアクションを受け取ることができ、授業改善につながるのです。
無記名アンケートを実施する
オンライン授業は、先生も生徒も始めは試行錯誤で、慣れないもの。そのため、改善していくことが大切です。
しかし、いきなり「オンライン授業どうだった?」と聞いても、反応がイマイチになってしまう場合もあるでしょう。
そこで、オンラインで完結できる無記名アンケートを作成し、授業の始めのうちは生徒の率直な意見を取り入れるようにしましょう。
【小学生英語向け】オンライン授業でゲームを取り入れよう!
ここからは、小学生英語向のオンライン授業に適したゲームをご紹介します。同じ空気感を共有できないオンライン授業ではとにかく盛り上げて、子ども達に「楽しい」と思ってもらうことが大切です。
- ハングマンゲーム
- 家にある物を持ってこようゲーム
- 数字を使ったゲーム
それぞれ詳しくご紹介します。
ハングマンゲーム
ハングマンゲームは、「文字当てゲーム」です。ルールは先生が想像している英単語を、子ども達がアルファベットを一文字ずつ聞いていくことで、当ててもらうルールです。
先生は、ホワイトボードか紙に自分が想像している文字数をアンダーラインで引きます。例えば、「apple」であれば「_ _ _ _ _」です。
その後、子ども達に母音から聞くように指示を出しましょう。母音は必ず入っているアルファベットのため、単語を当てやすくなるからです。
子ども達が発言したアルファベットが入っていたら、アンダーラインに単語を埋め、入っていなかったら、人の顔・動体をひとつずつ書いていきます。
最終的に人が完成し、最後に人は絞首台につるされます。参考イラストとして、以下の写真がありますが、落とし穴に落ちるオチでも、人の顔が全て書かれたら負けでも、先生のアレンジ次第で変更できます。
ハングマンゲームは、難易度の高いワードでも挑戦しやすいので、幅広い年代の小学生におすすめです。
引用元:Wikipedia ハングマン(ゲーム)
家にある物を持ってこようゲーム
家にある物を持ってこようというゲームも、非常に盛り上がります。ルールは、先生がホワイトボードかノートに英単語を書き、読み上げます。
英単語でなくても、英単語が連想できるいくつかのワードでも可能です。
自宅にいる保護者さんを巻き込んでゲームをすることもできるので、「始めての授業で緊張気味な生徒さん」や「まだ小さくて、保護者さんと一緒に授業を受けたい子」向けにもおすすめです。
21を言ってはいけないゲーム
最後に、21を言ってはいけないゲームもおすすめです。このゲームのルールは非常にシンプルです。
先生と生徒が交互に、数字を英語で言っていきます。数字はひとり3つまでいうことが可能。
例えば、先生が「one, two, theree」と言ったら、生徒は「four」だけでも「four, five」と2つ選んでも良いというわけです。
順番に数字を言っていくと、最後にどちらかが「21」を言うことになるでしょう。そこで、「21」を言ってしまった人が負けになります。
このゲームは、数字を習いたての小学生低学年の練習にぴったりです。また、高学年でも21以上の数字にすれば、アレンジが効くのでどの年代にも使いやすいゲームと言えるでしょう。
まとめ
この記事では、面白いオンライン授業を作るためのアイデアやゲームまでご紹介しました。面白いオンライン授業を作るには、少しの意識と準備で実現できます。
しかし、オンライン授業を面白くするコツを理解したのはいいものの、オンラインで指導する場がなければ、意味がありません。
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