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非常勤講師の募集で紹介を受けるには?教員免許だけではない!必要な手順とおすすめの働き方をご紹介します。
- はじめに
- 非常勤講師とは
- 非常勤講師になる条件とは
- 学歴
- 年齢
- 資格・免許
- 仕事内容とは
- 学校での立場
- 非常勤講師の収入
- 非常勤講師になるメリット
- 学校勤務の経験を積める
- 授業に専念できる
- 採用試験の一次試験が免状になる場合がある
- 教員免許を活かせる
- 扶養内で働くこともできる
- 子育てや家庭との両立
- 非常勤講師になるデメリット
- 収入が安定しない
- 待遇と労働が見合っていない
- 国民健康保険になる場合がある
- 契約打ち切りの可能性
- 公立学校の非常勤講師のなり方
- 講師登録をする
- 声がかかったり紹介されたりする場合も
- 私立学校の非常勤講師のなり方
- 登録したからといって必ず紹介がくるわけではない
- 非常勤講師ははるまでに大変
- 副業をしている人もいる
- 【非常勤講師と相性の良い兼業】オンライン家庭教師とは
- オンライン家庭教師マナリンク1本で生計を立てている先生たちがいます!
はじめに
非常勤講師になるには、教員免許を取得することが求められます。でも教員免許を持っているだけで、皆非常勤講師になることができるのでしょうか。今回は、非常勤講師にスポットをあてて仕事内容や収入、メリット・デメリット、非常勤講師のなり方などについてご説明します。ぜひ、ご一読ください。
非常勤講師とは
非常勤講師とは、小学校から大学、専門学校まで、教育機関において授業のみを担当する講師のことをいいます。授業内で実施した小テストの採点や、定期テストの作成・採点、提出物のチェック、成績をつける作業を任せられることはあっても、正規の教員や常勤講師のように、担任を持ったり部活動に参加することはありません。
非常勤講師になる条件とは
学歴、年齢、資格・免許についてご紹介します。
学歴
大学以上の学歴がほぼ必須です。
年齢
特に明確な制限はありません。
資格・免許
基本的に大学等で教職課程を履修し、普通教員免許を取得する必要があります。ただ、教員免許状を持っていなくても、ある分野に詳しく学校教育の多様化を推進できると判断された人に対して、「特別非常勤講師」という採用形態も用意されています。例えば国語の「書道」の時間を書道家が指導したり、家庭の「調理実習」の授業を調理師が担当するといった事例が考えられます。
対して、大学・専門学校の場合、資格・免許は必要ありません。ただ、大学で専門分野について教えるには、当然その分野に関する知識や経験が求められることを覚えておいて下さい。そのため、該当する分野の博士号の取得が条件とされることが多いです。
仕事内容とは
先に説明した通り、非常勤講師の仕事は「わかりやすく、ためになる授業をすること」です。授業に関するテストの作成・採点・評価の業務は課せられますが、それ以外の業務は全くする必要がありません。正規の教員と違い、授業プランの作成に全力を注げるわけです。
ただし、塾の講師などと違い研修が一切なく、練習なしに授業の本番がスタートします。よって、自分の授業をより良いものにするため、他の先生に頼んで授業を見せてもらい参考にするなど、努力することが大切です。
学校での立場
勤務は基本的に授業がある時間のみで、非常勤講師の契約は1年間です。勤務時間は少なく、来年また継続して採用されるかどうかわからないため不安定な立場ではあります。ただ、児童や生徒にとっては「先生」であるため、普段から行動や対応は手本になるよう意識しなければなりません。
非常勤講師の収入
非常勤講師の収入は、働いたコマ数×給料になります。固定給ではなく、コマ給になるので、体育祭やテスト、運動会などのイベントで授業がない場合は、その分お給料が下がります。
最も注意しなければならないのは、夏休み、冬休みなどの長期のお休みです。この間は当然授業がお休みになるので、収入は0になります。それを考慮に入れて、短期アルバイトを見つけておく必要があるでしょう。
非常勤講師になるメリット
次に、非常勤講師になるメリットについていくつか挙げてみます。
学校勤務の経験を積める
将来、教員採用試験にチャレンジして正規の教員を目指す予定なら、非常勤講師としての経験を積むことは、今後必ずプラスになるでしょう。また、塾の講師などの教育関係の仕事に就く場合も、この経験が生きてきます。仕事のみならず、ご自身の子育てにもきっと参考になることが多いでしょう。
授業に専念できる
大学卒業後、いきなり正規の教員になると授業+αの負担が大きいですが、非常勤講師からスタートすると、授業だけに集中できます。教員にとって、「自分の授業」を確立することは、最優先課題です。今後正規の教員を目指す場合も、真剣に授業のみについて考えた時間は、きっとかけがえない財産になるでしょう。
採用試験の一次試験が免状になる場合がある
教育現場における即戦力を確保するため、講師経験者に対して1次試験の全部、あるいは一部を免除する都道府県・市があります。「受験する都道府県・市で現に講師勤務をしている」「〇年以上の講師経験を有する者」など、都道府県・市によって条件はさまざまです。
教員免許を活かせる
大学在学中一応教育実習に行き、教員免許を取得したものの、結局使わず一般企業に就職した、あるいは専業主婦となったという方も多いもの。せっかく苦労してとった免許状を活かすため、非常勤講師になるという道もあります。
扶養内で働くこともできる
応募する際、「扶養内で働きたい」と伝えれば、学校側がその範囲内で時間割を組み立ててくれます。
子育てや家庭との両立
子育てや家庭との両立を考えた時に、非常勤講師はとても魅力的な働き方です。授業準備に多少時間はかかりますが、1年で自分なりの指導のやり方をつかんでしまえば、そのあとは改良を重ねるだけでさほど時間をとられることはありません。さらに、学校の内部に入り、実際に指導をしたという経験は、子育てにも活かすことができるでしょう。
非常勤講師になるデメリット
対して、非常勤講師になるデメリットについて考えます。
収入が安定しない
学校のイベントは思いのほか多いので、授業がなくなることはしょっちゅうで、毎月同じ収入を得ることは難しいです。1つの学校の非常勤講師だけでは希望する収入が見込めず、掛け持ちしたり塾の教師をしたり、他からも収入が得られる働き方をしている人がたくさんいます。
待遇と労働が見合っていない
非常勤講師のコマ給は、確かに他のアルバイトと比べて多いように思います。メリットで挙げたように、1年間で自分の授業ペースをつかめば、2年目からは多少負担が減ります。ですが非常勤講師には、授業を実際にする時間以外に、授業の準備、テストの作成・採点に加えて、評価の決定に至るまで時間外の業務が結構あります。これらすべて含んだ料金だと考えると、待遇が悪いと不満を漏らす声もあるのが事実です。
国民健康保険になる場合がある
非常勤講師は、学校によって異なる一定の要件を満たした場合などを除いて、社会保険に入れず、自営業と同じように国民年金と国民健康保険に加入することになります。自治体によって異なる国民健康保険は、非常勤講師の場合年間30万円を超えることもあり、その全額自己負担となります。社会保険に入れれば、雇用保険にも加入ができて半分学校負担となるのですから、その差は歴然です。
契約打ち切りの可能性
正規の教員が産休・育休に入る場合、あるいは病気などで一度お仕事を休まれる場合など、欠員を埋めるため臨時で非常勤講師を雇う必要があります。その場合、3月末日までの契約となり、契約が打ち切られる可能性があります。また、1年契約で採用された場合も、少子化の影響で次年度同じクラス数を確保することが難しく、その後お仕事が続かないケースも多いです。
公立学校の非常勤講師のなり方
公立学校の非常勤講師のなり方について、ご説明します。
講師登録をする
県立か市立かによって、登録方法が若干異なります。両方登録することも可能。下に、例を挙げてみます。
〈松阪市立小学校・中学校の場合〉
〈三重県立高等学校、県立特別支援学校を希望する場合〉
声がかかったり紹介されたりする場合も
大学で教職過程を取っているうち、教授の目に留まり、非常勤講師として働いてみないかと声がかかったり、紹介される場合もあります。
私立学校の非常勤講師のなり方
私立学校の教員採用は、すべて個々の学校が独自に行っています。これが、公立と違う点です。
応募の仕方として、まず学校のホームページをチェックするという方法が考えられます。「非常勤講師募集」を見つけたら自ら履歴書を送り、面接を申し込むというやり方です。
それが面倒であれば、日本の私立学校教育のシンクタンクである「日本私立学校教育研究所」がホームペー上に掲載している「教職員募集情報」をチェックするのもアリです。教科ごとに募集している学校が一覧できるので、非常に便利です。
あるいは、私立中学高等学校協会に履歴書を預けるのも一つです。それにより、各校にあなたの情報が提供されます。学校側がほしい人材だと判断すれば、希望者に連絡がいくという流れになります。採用までの方法は、都道府県協会により異なるので、ホームページなどで確認すると良いでしょう。
登録したからといって必ず紹介がくるわけではない
非常勤講師の採用は、正規教員の配属が決まった後になります。非常勤講師は、正規教員では足りない分の穴埋めをするために存在します。よって、教員数が十分足りていれば、非常勤講師を配置する必要がなくなります。
あるいは、非常勤講師の枠があったとしても、それ以上に希望者が集まった場合、登録していても講師になれない人が出てくるのは当然のことです。
非常勤講師ははるまでに大変
公立学校の非常勤講師になりたいなら、講師登録をするのが基本です。その際、大学等で教職課程を履修して取得した普通教員免許が必要になります。また、私立学校の非常勤講師を希望するなら、先に述べた通りいくつかの方法があります。いずれにせよ、非常勤講師の募集は毎年必ずあるというわけではありません。狭き門であることが多いです。
副業をしている人もいる
非常勤講師だけでは収入が安定しないため、塾の講師や家庭教師をすることで副収入を得て生活している方もたくさんいます。
また、夏休みなどの長期休暇期間には全く仕事がないので、学童保育の指導員の仕事をしたり、中には全く教育に関係のない短期の仕事を選択する方もいます。
【非常勤講師と相性の良い兼業】オンライン家庭教師とは
オンライン家庭教師とは、通常の家庭教師のように生徒宅を訪問するのではなく、SkypeやZoomなどのインターネット上のWEB会議ツールを使うことで、対面式と同様の指導を行う教師のことをいいます。
非常勤講師もオンライン家庭教師も指導することにはかわりはないので、お互いの経験がお互いに生きてきます。また、オンライン家庭教師の場合、生徒宅を訪問する手間が省けるので、非常勤講師の仕事に支障をきたすことがありません。
非常勤講師をしながらのオンライン家庭教師にご興味のある方に向けて、今回は「非常勤講師のためのオンライン家庭教師両立シミュレーション」をご用意しました。
非常勤講師を目指されている方必見の資料となっています。
オンライン家庭教師マナリンク1本で生計を立てている先生たちがいます!
マナリンクなら、授業時間を自分で設定できるので、プライベートとの両立が可能です。さらに、教科、指導内容も自分で決められます。よって、あなたの指導を必要としている生徒とぴったりマッチングでき、得意教科を指導できます。これだけ良い条件がそろって、時給は3000円以上。この金額は、非常勤の相場より高時給です。オンライン家庭教師マナリンクなら、兼業することなく1本で生計を立てることも可能だといえるでしょう。実際そうされている先生たちがいます!
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。