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臨床心理士は仕事ない?臨床心理士の辞職やきついと言われる理由を解説

2022/1/13
臨床心理士は仕事ない?臨床心理士の辞職やきついと言われる理由を解説

厚生労働省が令和3年度に発表した「一般職業紹介状況」で、医療・福祉分野の有効求人倍率の推移を見てみましょう。

出典元:厚生労働省「一般職業紹介状況」

医療福祉分野の有効求人倍率は、令和3年度3月まではマイナス推移でしたが、4月以降立て直しています。しかし、他業種に比べるとまだまだ有効求人倍率が低い状況です。

では、同業種「臨床心理士」の求人動向はどうなっているのでしょうか。ここからは、仕事がないと言われる臨床心理士の現状や辞職理由まで解説します。

この記事を読んでいただければ、臨床心理士に変な人が多いと言われる理由や臨床心理士の仕事内容まで理解できます。

臨床心理士は仕事がないのか?


臨床心理士は仕事がないと言わますが、理由はさまざまに挙げられます。

まずはじめに、就職先がそもそも少ないです。学校、企業、福祉分野、刑務所、警察署などでカウンセラーとして勤務できますが、多くの臨床心理士は長く同じ場所で働きます。そのため、ポストの空きが出ないのが現状です。

また、非常勤であれば求人はありますが、非常勤だと収入が不安定という懸念があります。2015年9月に、公認心理法の成立により、国家資格の公認心理士ができ心理の専門職が供給過多の現状にあるのも大きな理由です。

臨床心理士は4年生大学を卒業した後、大学院に行かないと臨床心理士の受験資格を得られないにも関わらず、仕事がない現実を突き付けられるのです。無資格でも臨床心理士になれますが、社会的信用が得られないため、臨床心理士の夢を多くの人が諦めてしまいます。

北翔大学大学院、日本臨床心理会が2011年に行った「臨床心理士としての仕事への満足度」の調査では、約7割が将来の見通しに「不満・やや不満」と答えました。

アンケート結果からもわかる通り臨床心理士の仕事の需要は低く、将来性までも低い職業と推測できます。

参考元:北翔大学大学院ー臨床心理士の現状

臨床心理士に変な人が多いと言われる理由

臨床心理士には変な人が多いと言われますが、その理由はなんでしょうか。臨床心理士の仕事内容に触れながら解説していきます。

臨床心理士業界が独特で視野が狭くなる可能性がある

臨床心理士に変な人が多い理由のひとつに、臨床心理士業界の独特さが挙げられます。臨床心理士はなるまでもなってからも大変な職業です。臨床心理士として勤務すると「生活の全てを仕事に捧げる」のが当たり前の感覚を持ってしまいます。

大学を卒業してからは「大学院進学」。大学院に進学してからは、「臨床心理資格試験の受験資格獲得・合格」。臨床心理士になってからは、相談者に質の良い心理療法の提供や資格更新のための勉強など、その都度負担になる業務が多いのです。

そのため、時間もお金も臨床心理士のために注ぎ込む生活が当たり前になり、臨床心理士独特の生活が出来上がります。

しかし、そもそも収入が少ない臨床心理士。休みの日まで削って研究費に生活費を当て、休む時間もなくすと自然とメンタルが崩れてしまうでしょう。

そのため、一般的な社会人と感覚がずれて、変な人と思われる可能性があるのです。

参考元:臨床心理士に変な人が多いと言われる3つの理由を考えてみた

集団行動が苦手になる可能性がある

臨床心理士は個人を対象に心理療法を行います。集団療法を行っている臨床心理士もいますが、大半は個人の心理療法です。

個人面談では、メンタルが崩れた人や精神が安定していない人と対話します。患者さんと深く関わり、心の闇に触れることで、一般的な考えや行動から感覚がズレてしまう傾向が出るのかもしれません。

また、人と常に1対1で関わっていると、集団を見る視点が薄くなる可能性があります。プライベートで集団行動をしていて、周り全体を見ることができず、ひとりだけ別の行動を始めてしまう場合もあるでしょう。

参考元:臨床心理士に変な人が多いと言われる3つの理由を考えてみた

臨床心理士の仕事はきついのか?


「きつい」と一般的に言われる、臨床心理士の仕事。具体的にきついと言われる業務は何でしょうか。以下に、2点臨床心理士の仕事がきつい理由を紹介します。

人の心の闇に触ればければならない

臨床心理士の仕事がきつい理由のひとつに、常に人間の心の闇に向き合う点が挙げられます。

心の闇を抱える相談者の中には、暴力や虐待などつらいエピソードを抱えた人が多くいます。情緒不安定な相談者は、怒りや悲しみを臨床心理士にぶつけてくるでしょう。

このような心の闇を抱える相談者に真書面から向き合わなくてはいけないのが臨床心理士のため、精神的ストレスを感じてしまうのです。

自分の精神を常にバランス良く保ち、相手をなだめサポートできるような体制でいなくてはならないのです。

休日でも仕事・研究の日々

休日でも学び続けなくてはいけない点が、臨床心理士の仕事がきついと言われる理由の2つ目です。

臨床心理士の扱う心理学は常にアップデートされていきます。

専門書を読んで勉強したり、スーパービジョンに参加して専門家から助言をもらったり、休日も使って勉強し続けなくてはいけません。

そのため、休めるはずの休日で十分休息が取れず、臨床心理士の仕事はきついと言われるのです。

参考:​​臨床心理士のつらいこと・大変なこと・苦労

臨床心理士の最も多い退職理由

臨床心理士の最も多い退職理由を、北翔大学大学院、日本臨床心理会が2011年に行った「臨床心理士としての仕事への満足度」の調査から考えてみましょう。

仕事への満足度で最も低かった項目は「自分自身の力量」です。約8割の人が、「不満・やや不満」と答えました。

臨床心理士の仕事は、答えがありません。日々患者と向き合い、葛藤し、何が正解かわからないまま自分自身でもがき続けなければいけません。

そんな日々に限界を感じ、自分自身の力量不足だと思う人が多いのではないでしょうか。

また、「将来の見通し」「収入」に関しても約7割の人が「不満・やや不満」と答えています。臨床心理士の「将来の見通し」「収入」について考えるために、平均年収を見てみましょう。

病院で正社員として勤務した場合の平均年収は、300〜400万円。スクールカウンセラーとして学校で勤務した場合は、正社員雇用がないため年単位の期間雇用で働きます。その場合、時給4,000円〜5,000円で月20万円程度でしょう。

大学院まで卒業し、資格を得たものの、そこまで満足できる給料をもらえない臨床心理士。仕事への将来性の不安や収入の不満を感じ、辞職を決断する人がいるのでしょう。

参考元:北翔大学大学院ー臨床心理士の現状
心理カウンセラーの年収・給料・勤務体系を解説|年収1000万円も有

臨床心理士の資格を活かせる仕事

臨床心理士は前述したようになるまでも、なってからも大変な職業です。仕事がきつかったり、給料が割りに合わなかったりして臨床心理士の資格を取ったものの、転職を考え始める方もいます。

そこでここからは、臨床心理士の資格を活かせる仕事を紹介します。

スクール・企業内カウンセラー

心理学を活かせる仕事には、スクール・企業内カウンセラーがあります。人の内面の悩みや不安を解決するカウンセラーには、心理学の知識が欠かせないからです。

スクールカウンセラーは、いじめや不登校問題への対応が求められます。そこで活かせるのが、臨床心理士にも必要な発達心理学です。

企業内カウンセラーは、うつ病を含む精神疾患を抱えた患者への対応が中心です。人生経験を踏まえたアドバイスだけでなく、心理の専門的なアドバイスも必要です。

参考元:心理学を活かせる仕事は?職業別の仕事内容や収入について紹介!

アニマルセラピスト

アニマルセラピストも、臨床心理士の資格を活かすことができます。アニマルセラピストは、セラピーを希望する人や施設とセラピー犬をつなぎ、児童教育から心の癒しまで行う社会福祉の仕事です。
アニマルセラピストの活動は、主に3つに分けられます。子どもから老人まで動物と触れ合いセラピー効果を期待するAAA(動物介在活動)。医療行為として治療を目的にするAAT(動物介在療法)。セラピー犬との触れ合いを通じて、児童教育を行うAAE(動物介在教育)です。
臨床心理士の資格を持っていることで、心理学の知識を活かしたより深い活動ができます。

オンライン家庭教師

オンライン家庭教師も、臨床心理士の資格を活かせる仕事のひとつです。オンライン家庭教師は、不登校生徒や発達障害生徒を受け持ち、彼らの学習をサポートすることができます。

今までの心理学や臨床経験を活かして、一人ひとりに向き合ったサポートが行えるのが魅力です。また、オンライン指導であれば全国どこでも行えるため、勉強や仕事の合間にも指導に当たれます。

臨床心理士はせっかく資格をとっても、仕事を得るまでに時間がかかります。臨床心理士として働けるまでに苦労するのです。

臨床心理士として働きつつ収入面や生活面で苦労したくない方は、オンライン家庭教師を始めてみてはどうでしょうか。オンライン家庭教師であれば副業として両立しやすく、臨床心理士をしながらでも生計を立てられます。

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まとめ

この記事では、仕事がないと言われる臨床心理士の現状や辞職理由まで解説しました。

臨床心理士は、なってからもなるまでも大変な職業です。また、十分な給料をもらえないとも言われているため、臨床心理士とは別の収入源が必要です。臨床心理士を目指す方は、収入面や生活面を考慮しなくてはいけません。

これから臨床心理士を目指す方は、就職後のギャップがないように臨床心理士の仕事内容を把握してから目指すと良いでしょう。